長年レッズを追いかけ続けるサッカーライター島崎英純さん、ミスターレッズ福田正博さんが浦和レッズについて熱く提言を行う「浦研プラス」。
今回、浦研編集部の許可を頂き、有料記事の一部を転載させて頂きます。
【トレーニングマッチレポート】『vs川崎フロンターレ』2018浦和レッズ・沖縄キャンプレポート−八重瀬町・二次キャンプ4日目(浦研プラス)
沖縄県・八重瀬町で二次キャンプを行っている浦和レッズは3日、吉の浦公園ごさまる陸上競技場で川崎フロンターレとトレーニングマッチを行った。
川崎は昨年のJリーグ王者であり、柏木陽介が度々「Jリーグで一番うまい」と評価してきたように国内で最も攻撃に優れたチームと言っていい。その川崎は2月10日に天皇杯覇者と激突するゼロックススーパーカップ、13日にはACL初戦を迎えるため、この時期は仕上げに向かう段階に差し掛かっている。
一方、浦和は2月24日に行われるFC東京との開幕戦に向け、1年間を戦うためのキャンプが折り返し地点を過ぎたという段階。堀孝史監督がチームのベース作りを進めている中、完成度に磨きをかける時期に入っている難敵と腕試しができるというのは非常に意義深いものになると見込まれた。実際、Jリーグ屈指の洗練された攻撃を誇る川崎との一戦では、収穫と課題の両方をしっかりと持ち帰ることができた。
試合は45分を3本。1本目の浦和、そして川崎の陣容は以下の通り。両チームとも現状ではベストに近いメンバーでスタートした。

出足が鋭かったのは川崎。谷口彰悟、奈良竜樹のセンターバックコンビに、ボランチのエドゥアルド・ネットが絡む3枚でのビルドアップは安定感が高く、エドゥアルド・ネットがDFラインに落ちながら組み立てに関与することで、エウシーニョと車屋紳太郎の両サイドバックがウィングに近いような高いポジション取りをするのもこれまで通り。絶対に不用意な形でボールを失わないという自信が伝わってくるようなビルドアップでポゼッションを高めていった。
しかし、先制したのは浦和だった。
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