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「背番号1」は健在も『降格なし』によってポジション争い激化か?【ポジション別戦力分析GK編】(浦レポ)

(Report by 河合貴子)
昨シーズンは、異例とも言える3シーズン連続でのシーズン途中の監督解任で立て直しを図っていたが、苦しい状況からの脱却はできないでいた。昨シーズンの成績は、9勝10分け15敗、34得点、50失点で14位と屈辱的な結果であった。
今シーズン、浦和は明確なビジョンを打ち出し、『変革元年』と銘打ってスタートした。大槻監督も続投し、他のクラブと比べて選手の大幅な入れ替えもされなかった。こんな状況で本当に『変革』できるのだろうかと、疑問視する声があがったのは事実だ。だが、それは杞憂に終わったと言っても良いだろう。
選手の入れ替えが少なかった中で、新監督を就任させるのとは違い大槻監督は選手たちの特性をしっかりと把握していることが大きかったのだ。選手たちの特性を考慮し4-4-2の新システムを導入することで、横一戦のスタートとなりポジション争いが激化した。チームに共通意識を浸透させ、熟成させていく中で開幕を迎えたが、新型コロナウイルスの影響を受けて再開の見通しがたたない中断を余儀なくされてしまった。
大槻監督は「選手たちと共有しているものがキャンプからずっと積み上げている。幹の部分を太くする。徹底することをやってきた。そこに枝葉をつける時期が、もう少しで来ると思う。公式戦がないので表現は難しいが、幹を常に太くし続けること、枝葉の緑が少しずつ出てくれば良い」と活動停止の中で話していた。期待に胸が膨らむ『変革元年』の今シーズン、残念ながら中断されてしまったが、ここまでの状況を各ポジション別に改めて考察してみたい。
若手台頭によりセカンドキーパーの争いが激化
浦和の守護神である不動の『背番号1番』は健在である。黄金期ともいえる広島からペトロヴィッチ監督体制の下の浦和へ2014シーズン移籍して6シーズン目となる西川周作選手だ。4バックへと移行しても、適応能力の高さを見せつけた。
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