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横浜移籍が決まった李忠成が最後に残した言葉 浦和で忘れられないゴールは?(浦レポ)

(Report by 河合貴子)
浦和愛に目覚め、浦和愛に包まれて
「大きく成長させてもらった。いろんな経験をさせてもらったのは浦和。ここに来たのは、運命だと思う。とにかく、愛がある。それは、間違いない。愛の与え方だったり、愛の受け取り方を彼らからすごく学んだ。ものすごく愛にあふれるサポーターだった」と李忠成選手は、浦和で過ごした日々を思い出しながら言葉をかみ締めた。
契約満了で、浦和から横浜FMへと移籍が決まったのだ。
浦和で過ごしたこの5年間は、李選手にとって決して順風満帆ではなかった。2014年に「やる、やらないではなく、やらなきゃいけない。誇りを持って、すごい覚悟でやる。ピッチに入ったら、1秒からぶっ飛ばしていく!」と李選手は、目をギラギラと輝かせながら浦和にやってきた。
しかし、差別的横断幕によって心に深い傷を負ったのは事実であった。本当にあってはならない悲しい出来事であった。李選手は「あの横断幕は、自分に向けられたものではないと聞かされたが、自分に対するものでなかったとしても、僕が浦和に来たことで起きた」と悲しそうに話し「絶対に、ピッチで見返してやる。ゴールを決めて認めさせてやる!」と反骨精神で牙を剥いた。
深い心の闇を抱えてもがき苦しむ李選手は、まるで、とがったナイフのようにゴールへと突き進む。その姿は聞きしに勝る壮絶感が漂い、心が締め付けられてしまうほどであった。心の闇は、李選手から自分らしいプレーをも奪っていったのだ。それだけ当時、李選手に対する風当たりは強かった。
どんなに苦しい時間を過ごしたことだろう。だが、「認めさせてやる!」という思いが、ある時それが吹っ切れたように「浦和のために闘う」と変わった。心の闇を抱えて、既に2年の歳月が流れていた。
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