長年レッズを追いかけ続けるサッカーライター島崎英純さん、ミスターレッズ福田正博さんが浦和レッズについて熱く提言を行う「浦研プラス」。
今回、浦研編集部の許可を頂き、有料記事の一部を転載させて頂きます。
ミニゲームでは柴戸海らの豪快なゴールが炸裂!2部練習で仔細な戦術トレーニングを実施 2022沖縄キャンプ・10日目/トレーニングレポート『深遠なる読みの世界へ』【島崎英純の眼】(浦研プラス)
2022年1月26日(水)
沖縄県・金武町フットボールセンター
天候/晴れときどき曇り 気温/22度
■仔細なメニュー
前日のダウントレーニングを経て、再び鍛錬の日々が始まった。引き続き好天に恵まれた沖縄県の金武町フットボールセンターで、リカルド・ロドリゲス監督は選手たちに午前午後の2部練習を課した。
相変わらず厳格なスケジュールが守られている。というよりも、常に予定開始時刻よりも数分早く集合の合図が掛けられる。それにはコーチングスタッフによる入念な準備が欠かせない。ストレッチ用のチューブを用意し、ゴールの設営やマーカーやカラーコーンを設置するなど、その日のトレーニングメニューに則した器具を事前に正確に配備していく。選手がグラウンドに姿を現す頃にはすでにセットが完了しているが、それでも例えば平川忠亮コーチなどがその位置の修正にぎりぎりまで勤しんでいる。
石栗健フィジカルコーチの指示も明確で淀みがない。多少複雑なステップワークも丁寧な説明によって滞りなく進行されていく。うつ伏せに寝そべる相手を上からひっくり返す2人一組のメニューはさすがに意図が伝わりにくく、アレクサンダー・ショルツが何度も通訳に聞き返している。パートナーの犬飼智也が茶化すようにショルツの肩を叩いている。入念なウォーミングアップの中でも選手同士の良好なコミュニケーションが頻繁に見られるようになってきた。
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