浦和レッズ西野TDのインタビューがTransferRoom Storiesに掲載されていましたので、ヤヤ・マシューさんの翻訳ツイートとあわせて紹介させていただきます。
Urawa Reds: Finding Diamonds in the rough(TransferRoom Stories)
浦和レッズ:ダイヤの原石を見つける
データに基づいたスカウティングとリクルートは、世界的なパンデミックという制約の中で、Jリーグの浦和レッドダイヤモンズの仕事のやり方をどのように変えているのでしょうか。続 https://t.co/QEJboVIsRE
— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
ダイヤモンドのデータドライブ
東京は、その伝統的な外観とは裏腹に、世界で最も技術的に進んだ都市のひとつです。
その東京の郊外、埼玉県にある浦和レッズでは、西野努テクニカルディレクターの指導のもと、その評判を維持するための活動を行っています。
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現役時代から浦和レッズでプレーしていた西野は、チーム編成、選手・コーチングスタッフの獲得、選手の分析など、サッカー運営の全ての面を統括しています。
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「私のビジョンは、ピッチ上のサッカーと私たちのビジネスのやり方の両方で、継続的にアジアのトップクラブになることです」と西野はTransferRoomに説明します。
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西野が言う「私たち」とは、3人の常任スカウトからなるリクルートチームのことで、そのうち2人は高校・大学の選手を担当し、もう1人は国内の大会を担当します。
浦和レッズがチームの国際化を目指していることから、今年は4人目のスカウトがヨーロッパを拠点に加わりました。
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その結果、2021年には、ノルウェーのボーデ・グリムトからストライカーのキャスパー・ユンカー、FCミッティランからディフェンダーのアレクサンダー・ショルツという2人のデンマーク人選手を獲得しました。
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ユンカーの契約は、欧州の冬の移籍市場が閉まった後に行われ、彼の代理人であるコペンハーゲンに本社を置くエリート・コンサルティングと直接合意しました。
欧州からアジアへ移籍する際に、選手の売り込みや紹介など、複数の仲介業者が介在しないケースは珍しいといいます。
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西野は言います。
「日本人選手の場合は、関係者を知っているので、それほど難しくはありません。しかし、外国人選手の場合は、情報が限られているため、苦労することが多いですね。」— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
「海外でのライブスカウティングは、スカウトができるだけ多くの試合を観戦しなければならないため、常に難しいものです。これには非常にコストがかかり、時間もかかります。そのため、今年からヨーロッパにパートタイムのスカウトを置くことにしました。しかし、それでも大変な作業です。」
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「エージェントは我々のところに選択肢を持ってきますが、多くの場合、彼らには彼らの利益があります。クラブとしては、オファーされた選手を自社で評価できるようにしたいと考えています。
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彼が我々のチームやJリーグでの地位をどのように向上させることができるのか?そして、最終的な判断は、常にデータに裏付けられたものでなければなりません」
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そのために浦和レッズは、TransferRoom、Wyscout、TwentyFirst Groupなどのデータやテクノロジーツールに多額の投資を行い、情報を最大限に取り込み、移籍市場での価値を見出すようにしています。
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「ビデオやライブのスカウティングを始める前に、選手を比較して何らかの評価ができるのは素晴らしいことです。この選手は我々の基準に合うか?情報を素早く得ることができます。このシステムは、我々のスカウティング部門の運営方法をまったく変えてしまいました」と西野は続けます。
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「私たちは世界中の試合を見て、必要な統計データやビデオクリップをクリック一つで手に入れることができます」
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パンデミックが変革のきっかけに
もちろん、データセットやスプレッドシートを見るだけではありません。
浦和レッズのスカウトは、平均して週に2日程度のライブスカウティングを行い、ビデオ分析に多くの時間を割いています。
しかし、パンデミックは、テクノロジーへの移行を加速させました。
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世界中で渡航制限が行われている中、例えばユンカーのメディカルはロッテルダムで行われ、浦和レッズは2019年にフェイエノールトと締結したパートナーシップを活用して移籍を成立させることができました。
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西野はこう説明します。
「新しい選手と契約するときは、通常、直接会って話をします。そして、できるだけ多くの試合のライブスカウティングのためにスタジアムに行きます。しかし、コロナの状況下では、多くの大会や試合でスタジアムへの訪問が不可能になっています。— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
つまり、人と人との直接的なコミュニケーションやスカウティングができず、選手に関する情報も限られたものになってしまっているのです。そこで、私たちが持っているさまざまなツールが役に立っているのです」
— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
西野は、純粋な選手分析とは別に、情報に基づいた意思決定を行うために、ネットワークを重視しています。
彼は続けます。
「TransferRoomのプラットフォームを通じて、我々はヨーロッパやその他の地域のクラブとコミュニケーションをとることができます。— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
これまでは第三者からの情報に頼っていましたが、クラブから直接、選手の空き状況や費用などの情報を得ることができ、非常に助かっています。以前は第三者からの情報に頼っていましたが、今はより明確な情報を素早く得ることができます」
— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
国際的なバイヤーズマーケット
ここ数シーズン、Jリーグは外国人選手に対する制限を緩和してきました。現在、トップリーグのチームは希望する数の外国人選手と契約することができ、試合当日のスカッドには合計5人まで名を連ねることができます。
— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
Jリーグのパートナー国(タイ、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、カンボジア、シンガポール、インドネシア、カタール)の選手は、この制限から除外されています。
そのインパクトは、日本が世界に門戸を開いているということです。
— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
これまで外国人選手といえば、ブラジルや韓国が中心でしたが、この新制度により、日本のチームは地理的な条件に関係なく、より優れた人材を選ぶことができるようになります。
— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
つまり、2021年のスカッドは、スペイン、ベルギー、スウェーデン、ノルウェー、ナイジェリア、ケニア、セルビア、ポーランドなどの選手で溢れかえることになるのです。
— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
浦和レッズはまだその流れに乗っておらず、ユンカーとショルツに加えて、オーストラリア人DFのトーマス・デンが現在のチームで唯一の外国人選手となっています。
— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
しかし、西野氏は、Jリーグに選手を引き寄せることはかつてないほど容易になったと語り、リーグの国際部門が世界的なテレビ契約の拡大や英語のデジタルアウトプットの強化を通じて日本サッカーの認知度や露出度を高めていることを支持しています。
— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
「今、私たちは、Jリーグが選手、チーム、運営システムの質の高さで、ある程度の評価を得ていると実感しています。また、ヨーロッパや南米の選手たちは、日本やJリーグに対して好意的に感じています。彼らはより多くの試合を見ています。それは、私たちが選手と契約するのにとても役立っています」
— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
「浦和レッズでは、どこの国の選手であれ、常に質の高い選手を求めています。もし彼らが十分なクオリティーを持ち、コスト面でも優れていれば、我々は常にそのような選手との契約を前向きに検討しています」
終— ヤヤ・マシュー (@ya_ya_matthew) August 3, 2021
1 匿名の浦和サポ(IP:222.230.161.209 )
長いのでまとめてみた
データに基づいたスカウティングとリクルートは、世界的なパンデミックという制約の中で、Jリーグの浦和レッドダイヤモンズの仕事のやり方をどのように変えているのでしょうか。これまで外国人選手といえば、ブラジルや韓国が中心でしたが、この新制度により、日本のチームは地理的な条件に関係なく、より優れた人材を選ぶことができるようになります。
つまり、2021年のスカッドは、スペイン、ベルギー、スウェーデン、ノルウェー、ナイジェリア、ケニア、セルビア、ポーランドなどの選手で溢れかえることになるのです。
浦和レッズはまだその流れに乗っておらず、ユンカーとショルツに加えて、オーストラリア人DFのトーマス・デンが現在のチームで唯一の外国人選手となっています。
しかし、西野氏は、Jリーグに選手を引き寄せることはかつてないほど容易になったと語り、リーグの国際部門が世界的なテレビ契約の拡大や英語のデジタルアウトプットの強化を通じて日本サッカーの認知度や露出度を高めていることを支持しています。
「今、私たちは、Jリーグが選手、チーム、運営システムの質の高さで、ある程度の評価を得ていると実感しています。また、ヨーロッパや南米の選手たちは、日本やJリーグに対して好意的に感じています。彼らはより多くの試合を見ています。それは、私たちが選手と契約するのにとても役立っています」
「浦和レッズでは、どこの国の選手であれ、常に質の高い選手を求めています。もし彼らが十分なクオリティーを持ち、コスト面でも優れていれば、我々は常にそのような選手との契約を前向きに検討しています」
アフリカ系の10代前半の若い選手をユースに入れたらどうだろうか?
2021年08月05日 17:45
1.1 匿名の浦和サポ(IP:49.97.107.200 )
まとまってないじゃん。
2021年08月05日 19:14
1.2 DAZNで観てる人(IP:131.147.54.59 )
それをフランスのクラブがやりまくった
しかしプロになれるのは10人に1人以下
プロになれなかった元選手が母国には帰らず、もしくは帰りたくても金が無い、帰ってもまともなプロリーグが無いので帰らない
サッカーしかやっていなくて教育を受けていない元選手の多くがギャングになり社会問題化した結果FIFAが18歳になるまで国際移籍出来ないというルールを作った
なので18歳以上じゃないと獲得出来ません
抜け道は有りますが、それをやりまくったバルサ、レアル・マドリー等は制裁を受けたので今はやってるクラブは無いんじゃないかな
2021年08月05日 19:24
1.3 匿名の浦和サポ(IP:106.131.29.235 )
見やすくはなったと思いますよ。
2021年08月05日 21:10
2 匿名の浦和サポ(IP:27.141.185.170 )
ヨーロッパを担当するスカウトの方も優秀ってことだな!
2021年08月05日 17:48
3 匿名の浦和サポ(IP:124.140.143.3 )
なるほど。納得のインタビュー記事です。どんな外国人選手を獲得していくのか、楽しみです。
2021年08月06日 07:30
4 匿名の浦和サポ(IP:49.96.238.194 )
やっぱ西野は優秀なんだなってのはわかった
2021年08月06日 07:32
5 投資ポイントになっているような?(IP:39.110.196.242 )
ここに、
「ダイヤモンドのデータドライブ」ってあるよ。
てか、18歳以下の育成ってあるよね。
即選手ではないけれど、
寮とかがあって、教育機関が連携して、
大学院までコースみたいなやつ。
それがダメってこと?
2021年08月06日 11:44
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