長年レッズを追いかけ続けるサッカーライター島崎英純さん、ミスターレッズ福田正博さんが浦和レッズについて熱く提言を行う「浦研プラス」。
今回、浦研編集部の許可を頂き、有料記事の一部を転載させて頂きます。
【2024浦和レッズ・沖縄キャンプ/トレーニングレポート3日目】オーバーラップ、パス交換の概念。ベーシックスタイルの植え付けと、『固定化』の是非【図解で説明】(浦研プラス)
チームコンセプトの浸透を図る
沖縄キャンプ2日目からさっそく仔細な戦術トレーニングに取り組んだペア=マティアス・ヘグモ監督新体制下の浦和レッズ。そのメニューには『ヘグモ式』といえる様々なプレーフィール、タクティクスメソッドが散りばめられていると感じた。
まず、最初のトレーニングでは対戦相手が形成する各ライン間でのポジション取りの徹底が為された。後方からボールを前進させていく過程でその経路を確保するために、各選手は4-3-3システムに基づいた適切な立ち位置を取る。そしてボールは相手の各ラインを越す形で動き、最初の経由地点であるサイドエリアのウイングポジションの元へと到達する。この後はフィニッシュワークに移り変わっていくわけだが、チーム結成間もない現時点では様々なシチュエーションを各部位毎に切り抜き、選手たちはそのメカニズムや方向性を示していく。
昨日のトレーニングレポートで記したベーシックな『ライン間でのパスワーク』習熟を経て、浦和のコーチングスタッフ陣は次なるプレーパターンを選手たちへ提示した。それはずばり、サイドバックのオーバーラップ・タイミングである。
【2024年1月19日/浦和レッズ・沖縄キャンプ3日目?オーバーラップルーティーン①】
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