■埼スタへの道中で季節を感じる
どうも、最初に一句、いってしまおう。
ゴール裏 西川ならば?と 席を立ち
まあ、南側ゴール裏にいると、後半は完全に浦和側ゴールが目の前なので、そりゃまあ、いやでも見えてしまうから。別に決して彩艶を責めるとか、そういう気持ちはないが、レッズサポの誰もが「西川なら・・・」とアタマに浮かんだであろうことは否定できないわけで。ウソはつけない。その一方で、彩艶にはここでヘコんでほしくない気持ちも強いし。
もうこの件については、以後、基本的には触れないことにする。
とりあえず、家を出て、自転車で埼スタに向かった時刻には、空は黒い雲が重く垂れこめていて、雨が降りかねない雰囲気。慌てて一度家に戻って折り畳み式のレインコートをカバンに入れる。
行く途中の道で咲いているのがアジサイ。この季節感が自転車で行くいいところであり、バスや電車を使うと、そのあたりがスルーになってしまう。つい立ち止まってアジサイを眺めてしまうのもレッズ戦を味わう楽しみの一つにもなってる。
埼スタの南門に着いてみたら、長いテントのようなものが設営されている。いったい何に使われるのかよくわからないままにスタンドへ。観客制限5千人の試合には珍しく、小学生らしい子供たちの10人くらいのグループを見かける。クラブ側が特別に招待したのかどうかはわからないが、スタンドに子供たちがいるのは、いいことには違いない。そりゃ私みたいな「ソロ活オジサン」ばっかりじゃ未来はないから。
■こんな変革の年は記憶もない
ここのところ、埼スタのチケットをとる場合は、南側でそれもバック寄りと決めている。
6時20分ころに席について周りを見回せば、やはり「年季の入った」観客が中心。そりゃそうだ。ダイヤモンド会員がまず優先なのだから。
前の2試合、駒場の立見席で、また埼スタに戻ってくると、さすがに広い。座れる席があるのは体にラク。
先発メンバー発表を聞きつつ、改めてレッズの先発選手の去年との変わりっぷりを再認識する。去年と今年と共通なのは槙野と岩波くらいではないのかな。あとは移籍やら新加入やらで、まったく顔ぶれが違う。こんなに大きな変化は30年近いレッズの歴史でも果たしてあったかどうか。
それと山田直輝だの、岡本だの梅崎だの、ベルマーレにやたらと元レッズが多いのも再認識。何か試合前は再認識の連続であった。
選手入場の際には、私の5列くらい前の観客が見慣れない国旗を手に掲げており、スマホで調べてみたらデンマーク国旗だった。確かにユンカーにこれだけ働かれたら、デンマーク国旗も掲げたくなる。ということで、
デンマーク 二カ月足らずで 友好国
■複雑な敗戦
とにかくきょうも、私もデンマーク国旗売ってたら、買って掲げたくなるくらい、ユンカーの動きは別格であった。相手DFを振り切ってGKと一対一になるテクニックも鮮やかなら、自分では決められないと判断した時に瞬間的にパスを出すセンスのよさも際立っている。
またポジション取りも絶妙なわけで、いくら槙野の、倒れた体勢でパスを出したのがファインプレーだとしても、その先にユンカーがいなかったら点にはつながらない。
ドリブルもパスもポジション取りもヘディングも、とこんなにどの項目でも平均点以上のFWがいまだかつてレッズにいただろうか?福田にしろ、エメルソンやワシントンにしろ、ドリブルは得意でもヘディングはさほどでもなかったり、パスを出すのは苦手だったりで、だいたい得意不得意があった。ユンカーは、そういう穴が見当たらない。
2点目のループシュートなどは、また、自転車に乗りながら見たアジサイの花のような、やわらかい曲線美にあふれた傑作であった。
6月は アジサイループが 花盛り
ちなみに、「つぶれアシスト」を決めた後に、いささかやらかした槙野。昔は、学校のクラスには、必ず一人くらい、つい調子に乗ると先生に「静かにしろ!」と怒られるまでハシャギまくるような生徒がいた。まわりも、「あいつはああいうヤツだから」となんとなく容認もされていた。つまり認知されたキャラクターだったのだ。
今は、それがなかなか許容されなくなってきているのか。私としては、槙野が責められる理由が今一歩、わからない。
試合は結果的には、最後の方に出て来た梅崎も含めて、山田、岡本と元レッズ選手たちの活躍によって負けてしまう。これはまさに相撲でいう「恩返し」をさせられた形だ。(因みに相撲の「恩返し」とは、かつて稽古を付けてくれたような先輩力士に、後輩が本場所の土俵で勝つこと)。レッズサポ側としては悔しさの中にも、ちょっぴり、「よかったね」の祝福の気持ちもあって、なかなか複雑なものだ。
悔しさに 祝福も混じる 恩返し
ともかくも、またベルマーレには勝てなかった。帰りがけ、前を歩いていた二人組が、
「なんでベルマーレに勝てないんだろう」
「勝てない相手じゃないのにね」
と話し合っていたのが印象的だった。
いわゆる「合い口の悪さ」なのだろうか。ただ、正直、きょうは負ける試合でなかったのは確かだなぁ。
よかったら、これを読んでいる方でも、コメント欄にどしどし「レッズ川柳」、投稿してみてください。シーズンオフになったら、本当に川柳句会でもやりましょう。
山中伊知郎
1993年のJリーグ開幕から、レッズの年間シート席をもっている。 山中企画という「ひとり出版社」を作って活動中。昨年10月、『タブレット純のムードコーラス聖地純礼』という本を出した。今までどこも出していなかった「ムードコーラス」の歴史を克明に追った本で、マヒナスターズ、東京ロマンチカなどメジャーなグループから、誰も知らないようなマイナーグループまで続々登場。今年は4月に、東洋医学医師で腸のオーソリティでもある田中保郎さんの『腸を診る医学 コロナに必要なのは東洋医学の「調整力」!?』という本を出した。どんどん形を変えていくコロナウイルス対策としては、ワクチンに頼るだけでなく、東洋医学を使ってウイルスとの「共存」をはかるべき、といった内容だ。
1 匿名の浦和サポ(IP:126.253.175.234 )
「西川なら・・・」なんて全く思いもしませんでしたけど。
2021年06月22日 16:34
1.1 匿名の浦和サポ(IP:119.106.103.193 )
若手のミスは伸びしろだと思えば我慢できるから
ストレスにはならないわ。
2021年06月22日 17:53
2 匿名の浦和サポ(IP:222.6.63.164 )
彩艶の 悔し涙を 忘れない
2021年06月22日 16:55
3 匿名の浦和サポ(IP:27.137.208.104 )
動画にて 5月の回想 いつぞやに
2021年06月22日 17:13
4 匿名の浦和サポ(IP:111.239.184.231 )
おハコです アシストパスなら 18番
2021年06月22日 17:18
5 ウラワ(IP:61.193.209.55 )
続々と 包囲網が(川崎) 完成し
2021年06月22日 17:21
6 匿名の浦和サポ(IP:222.6.63.164 )
だれよりも 悔しさにじませ リカ一周
2021年06月22日 17:25
7 匿名の浦和サポ(IP:110.131.51.250 )
キャスパーが 髪を触ると 格好いい
2021年06月22日 18:23
8 匿名の浦和サポ(IP:111.239.176.1 )
次監督 山中伊知郎 意外無し
2021年06月22日 18:25
9 匿名の浦和サポ(IP:111.239.176.1 )
ユンカーよ 中国カタール 行かないで
2021年06月22日 18:29
10 匿名の浦和サポ(IP:106.158.178.115 )
ダービーは 過去は大宮 今湘南
2021年06月22日 20:19
11 匿名の浦和サポ(IP:126.78.76.119 )
またですか 恩返し弾 されるなよ
岡本よ 少しは達也 見習えよ
ユンカーの 凄いゴールに 救われた
え江坂? 昨夜の負けが ぶっ飛んだ!
2021年06月22日 22:26
12 匿名の浦和サポ(IP:114.186.95.12 )
ルヴァン神戸戦の時、西川のPK取られてもおかしくなかった時には、ザイオンだったらと思ったから、お互い様。
2021年06月22日 23:23
13 匿名の浦和サポ(IP:60.41.201.46 )
ザイオンよ 強い心で 前を向け
2021年06月23日 00:19
14 匿名の浦和サポ(IP:60.41.201.46 )
シーチケの保有歴だけ丸くなり
*自分を含め、おじサポ、おばサポが多くなりました。
2021年06月23日 00:27
14.1 匿名の浦和サポ(IP:60.109.151.73 )
弱くても 通った自分が 弱くなり
2021年06月23日 09:56
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