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浦和レッズ・2023沖縄キャンプレポート2日目/1月12日(木)−『グッドコンディション』(浦研プラス)

長年レッズを追いかけ続けるサッカーライター島崎英純さん、ミスターレッズ福田正博さんが浦和レッズについて熱く提言を行う「浦研プラス」
今回、浦研編集部の許可を頂き、有料記事の一部を転載させて頂きます。

 

浦和レッズ・2023沖縄キャンプレポート2日目/1月12日(木)−『グッドコンディション』(浦研プラス)

 

©Hidezumi Shimazaki

 

フィジカルで下地つくり

 

浦和レッズの沖縄キャンプは2日目に入り、実質的に今日から本格的なトレーニングが開始された。

 

午前練習前には今回の沖縄県金武町キャンプ開催にあたるセレモニーが開催され、地元・金武町の役場の方の挨拶に続き、チームを代表してマチェイ・スコルジャ監督がお礼を兼ねたメッセージを送った。

 

練習予定開始時刻通りの10時からトレーニングがスタート。チームは石栗建、ヴォイテク・イグナチュクの両フィジカルコーチを中心に、まずは身体をほぐす名目のステップワークや2人一組でのパスワークをこなし、10時15分過ぎからはチューブや重りを用いたサーキットトレーニングへと移行した。

 

昨季まで浦和の指揮を執ったリカルド・ロドリゲス監督は、就任2シーズン目にあたる昨季2022シーズンの沖縄キャンプで、序盤から積極的な戦術メニューを組む傾向があった。もちろん日によっては持久走やフィジカルトレーニングを組むこともあったが、それに割く時間はかなり少なかったように感じた。

 

もちろん、これには様々な事情があった。例えば昨季の浦和は選手のIN&OUTがかなり活発で、一昨季からほぼ陣容が刷新された状況でチーム戦術の浸透に早期着手しなければならない事情があった。

 

一方で、今季に関しても戦術トレーニングの充実は重要なファクターとなるだろう。選手の入れ替えは控えめな中で、新指揮官としてポーランド人のスコルジャ監督が招聘されたからだ。監督と選手はほぼ初顔合わせの状況からチーム全体の成熟を図らねばならない。それでもスコルジャ監督としては、できるだけ自身のフィロソフィーや理想、チームスタイルなどを選手へ伝達し、それをピッチ上で体現させたいだろう。その意味において、約3週間に及ぶ今回の沖縄キャンプで、その戦術浸透がどれだけ成されるかは重要で、その成功度によって特にシーズン序盤のチームパフォーマンスに大きな影響を及ぼすだろう。

 

 

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