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連覇をかけた初戦!駒場を黙らせることができるだけの力は流通経済大学には備わっている【浦ビュー】

今年よりTwitterでスタートした「浦和レッズのプレビュー、レビュー」が面白いと話題となっている浦ビューさん。
その原稿を浦ビューさんに許可をいただき浦議に転載させていただきます。

 

 

第99回全日本サッカー選手権大会 プレビュー
浦和レッズvs流通経済大学

 

いつも読んで頂きありがとうございます。

 

今回は過去最短で読み終われますので、最後まで読んで頂けると嬉しいです!

 

今回のプレビューは、天皇杯第99回全日本サッカー選手権大会2回戦の流通経済大学戦です。浦和レッズは連覇をかけて挑む初戦です。

 

対戦相手となる流通経済大学は、入手できる映像がなく困ったので生観戦しました。リーグ戦やACLであれば、気になることは巻き戻し、巻き戻しで何度も確認して特徴をお伝えできているのですが、今回は巻き戻し不可能、生観戦の一発勝負ということで、相当研ぎ澄まして観戦しましたが、雑感メインになります。大枠については言及できていると思います。しかし、ディテールについてはそこまで深掘りできてませんが、最後まで読んで頂けると嬉しいです。

 

昨日upした大分戦のレビューです。
各方面から感想と好評頂きとても嬉しかったです。まだ読んでない方はこちらも是非!

 

 

では、プレビューを始めたいと思います。

 

目次

~流通経済大学 サッカー部~
流通経済大学~雑感
~ボール保持~自陣~
~非ボール保持~
~セットプレー~
~スローイン~
~流通経済大学の主な選手と特徴~
~試合展望~選手起用~
さいごに

 

〜流通経済大学 サッカー部〜

 

•1965年に創設。
•関東大学サッカーリーグ戦1部
今季は、0勝1分7敗 7得点 20失点 現在12チーム中12位
•アミノバイタルカップは、1回戦で2部の東海大学に延長戦で敗れて初戦敗退。
•今季はここまで満足のいく成績であるとは言えないと思いますが、学年を見ても若いチームであることは言えるので、夏場に向けて調子を上向きにする為にも久しぶりの公式戦である天皇杯•浦和戦の勝利へのモチベーションは高いと思われます。

 

•主なOB
塩田仁史
鎌田次郎
林彰洋
宇賀神友弥
武藤雄樹

比嘉祐介
山村和也
守田英正
小池裕太

 

宇賀神や武藤、林彰洋、比嘉祐介、船山貴之、山村和也などが在籍していた時代にリーグ戦連覇(2008、2009)。それ以来、リーグ優勝はありません。

 

•天皇杯の勝ち進み
準々決勝 vs 茨城教員葵FC 6-0○
準決勝 vs 筑波大学 3-3(PK 5-4)○
決勝 vs ジョイフル本田つくばFC 1-0○

 

1回戦 vs 北海道教育大学岩見沢校 2-0○

 

2大会連続出場。昨年は、J3グルージャ盛岡に初戦勝利を収めて、2回戦でJ2ヴァンフォーレ甲府に1-3で敗れました。一方で流経大ドラゴンズ龍ヶ崎としても昨年天皇杯に出場して、2回戦で当時はまだ首位で勢いのあったFC東京と2-4という打ち合いを演じた選手が、今年は流通経済大学としてプレーしている選手も数人います。天皇杯慣れ、プロ慣れは練習試合等も含めて多くの経験があるチームです。

 

監督の中野雄二さんは、水戸ホーリーホックの初代監督。ある事情を含んで水戸より規模も実力も強いチームを同じ茨城に作りたいという想いで流通経済大学の監督に就任しました。浦和を破ることができれば、3回戦では水戸との対戦の可能性があります。恐らく水戸との公式戦での対戦は中野雄二監督自身はない?と思いますので期する想いがあるかもしれません。

 

浦和レッズの蔚山現代とのファーストレグは埼スタにチーム総出で現地視察した情報もあります。

 

直近のスタメンとシステムに関してはいつものようにホワイトボードに手書きで書いて撮影までしましたけど今回は控えておきます。

流通経済大学•雑感

 

基本システムは、4-4-2、3-5-2(5-3-2)などを併用しています。

 

〜ボール保持•自陣〜

 

相手のプレスの強度にもよりますが、基本的には自分たちが、主語でボールを握ることができるチームです。選手の特徴や武器を考えても地上戦で戦うことが基本的には自分たちの土俵であるチームだと思います。

 

そのようなコンセプトでありながらも、流通経済大学が常に狙っているところは、相手の最終ラインの背後のスペースだと思います。隙あらばと高精度なキックを蹴られる両センターバックや中盤の選手から背後の飛び出しが得意な前線(特に11番満田選手)へのロングパス一発で相手の守備を破壊しようという狙いは念頭にあります。

 

自陣での足元からの前進については、相手の2枚のFWに対しては、2CB +左SBの3枚で数的優位を確保して前進させたり、2CB間にボランチを1枚降ろして数的優位を確保して前進させたりと効果的なポジショニングで相手陣内へ侵入する術を用意できていることは勿論、2CBだけで数的優位を確保できているのであれば、左SB13番の伊藤選手は、偽SBとして内側にポジションを取り、ボランチ的に振る舞い、中央に数的優位を確保するタスク等も与えられています。一方で右SBは、幅を取る機会が多いです。つまり、両SBが違うタスクをこなし、左右非対称なポジショニングを取ることが特徴として挙げられます。またキャラクターが変われば若干選手のポジショニングやタスクにも変化を加えられることが選手層の厚さを感じます。

 

相手陣内でのボール保持でも、常に隙あらば狙い続けているのは、相手の最終ラインの背後のスペースです。狙いを持つことは重要ですが、もう少し上手く出来るのになぁ〜と思ってみたりするシーンも散見しましたが、最終的な狙いは常にそこにあります。FWとして起用される選手の武器を考えても収めるより、前向いて走らせた方が生きる選手たちが多いと思いますので、正しい前進の仕方だとは思いました。

 

流通経済大学の攻撃の鍵を握っているのは、7番菊地泰智選手だと思います。まぁ、個人的にタイプの選手なのでそう位置付けてるのですが、浦和を驚かせるとしたら、彼から始まる何かだと予想しています。

 

①レフティー

 

②強烈なパスセンス

 

③当たり負けない強さ

 

④素晴らしい視野

 

などなど、いくつもの素敵な表現で称賛できるほど、できることが多い異質な存在だと思います。

 

菊地選手は、基本的にフリーマン的にポジションにこだわらずプレーしています。その菊地選手のポジショニングも含めて、相手陣内でのボール保持時は、ボールサイドに人数をかけて数的優位を確保&近い距離間のパスワークで相手を動かそうとするのが、現在の流通経済大学の特徴だと思います

 

流通経済大学のパス回しのテンポ感などは、Jリーグの中でも見劣りはしないと思います。

 

高さのある攻撃的選手がいない分、クロスや空中戦を使うよりも、片方のサイドに人数をかけながら近い距離間でテンポ良くパスを繋げることで、食いつかせたり、混乱させたりすることができて、相手を動かして最終ラインの背後へのスペースへ決定的なスルーパス、ロングパスを送っています。

 

このパスワークは相当訓練されたものだと思いますし、足元のパスだけでボックス内に侵入してゴールを決めることは十分に可能なチームです。更には、近い距離間の中でも、自分はどこに存在していて誰に影響を与えられているのかも理解しているんだろうなぁ〜と感じられた選手もいましたし、個人的には好きなタイプのチームです。

 

実際に私が観戦した試合でも2CBのビルドアップから始まって、ボランチの正しいポジショニングからパスを受けて相手のファーストプレスを回避し、左SB→左SHと足元で前進させてから、内側(左ハーフスペース)の10番山口を経由してから、最後は7番菊地が最終ラインへのスルーパスを送り、抜け出した10番山口がゴールを決めていました。

 

最終ラインからビルドアップを開始して足元のみの前進でゴールまで完結できるということが、偶然ではなく、練習からチームとして同じ絵を描けていることの証拠だと思います。素晴らしいゴールでした。

 

浦和目線で考えると、どのような人選にもよりますが、出し手の選手には常に警戒を置いておきたいです。ボールサイドに人数をかけるのに対して付き合うのか、ピッチ上の数的偏差を考えて許容するのかなどの対策は必要だと思います。

 

〜非ボール保持〜

 

大学サッカーについて疎くて申し訳ないですが、流通経済大学のハイプレスは有名?みたいです。中野雄二監督も前線からのプレスに自信を持っているコメントが出ているように2FWとSHで高い位置から強度の高いプレスをかけることも見られます。しかし、前線が誘導したコースに後ろが連動できず、中盤を簡単に越えられて失点シーンをする試合を見ました。前線からのプレスをかけることのメリットとデメリットのデメリットが出てしまっての失点だけは避けたいはず。特にシステムにもよりますが、中盤の選手は高い位置からプレスをかけるときに前線の選手との鎖を重要視しがちな部分が見られて、1つ上手く回避されると中盤の背後のスペースを簡単に使われてしまう傾向が見られました。更に横にもコンパクトに圧縮して守るチームなので、相手側からすると横パス、横パスと上手く最初の密集さえ回避すれば、一気に相手自陣(流経大陣内)に侵入することができ、ゴール前まで運べていたシーンも散見しました。

 

浦和戦ではどうなるかは分かりませんが、私が観戦した試合では流通経済大学ボールを保持する機会が多かったです。ボール保持時に言及した通り、ボールサイドに人数をかけて近い距離で流動的なポジションチェンジでパス回しを行い相手を動かそうとする特徴ではある一方で、そのときに不用意なパスミスやボール奪取をされると反対サイドは捨てているようなものなので、上手く回避されて広げられてシュートまで完結されたシーンも見られました。

 

後ろでブロックをしっかりと形成できたときは、それほど特徴的な欠点はなかったような印象があります。中盤の選手たちは身長が低い地上戦を得意とする選手揃いの一方で、最終ラインは空中戦でも身体の強さでも実力を発揮できる選手を揃えているので単純に最後の強さはあると思います。唯一印象論をかなり含みますが、押し込まれたときに中盤の選手が最終ラインに吸収されやすい、もしくは、鎖が解けやすいということで、最終ラインの手前から危ないシーンを作られるシーンは散見しました。

 

**なので浦和目線からすれば、流通経済大学のボール保持→ネガテイブトランジションになったときの対応とポジションバランスの特徴を弱点に変えて、流通経済大学を下がりながら守備させることからゴールへの活路を見出すことが、流通経済大学の最も嫌なことだと思います。特に左SBの13番伊藤選手の背後からは効果的な前進ができると思います。 **相手が5バックだとしたらまた様相も変わると思いますが、基本的には広く大きく攻めることを流通経済大学に対しては重要視していけば、効果的な前進でゴール前まで迫ることができると思います。あとは、浦和レッズのエンブレムを背負う選手たちがサポーターに何を求められているかを選手たちが表現することができれば、十分に複数得点を奪うことはできると思います。

 

攻撃と守備が一体となってしまっていることの悪い部分の方が色濃く出ているのが、現在の流通経済大学の特徴だと思います。

 

公式戦に中々勝てない状況をこの半月でどのような修正、成長を加えて浦和戦には何を用意してくるのか。若いチームだけあって成長できる余白が沢山ある分、何かを起こしそうな気はします。

 

〜セットプレー〜

 

流通経済大学の現在のチームは低身長な選手が多いです。だからこそできることもあるのですが、セットプレーではかなりのハンディキャップを背負うことになりそうです。基本的にマンマークでCKは対応します。浦和目線で考えると、セットプレーから何かを生み出すことは十分可能だと思います。質の高さを見せて欲しいです。

 

〜スローイン〜

 

相手チームのスローインの時の流通経済大学の対応が少し良くないように見えました。負けていることもありましたが、その構えでいいの?と思ってしまうのが各試合に見られて、そのうちの1つはスローインから流通経済大学の守備の傾向としてみられるボールサイドに横圧縮するのを裏返されて、釣り出されて、釣り出されて反対サイドに広げられてゴール前まで迫られてゴールを許すという失点もありました。

 

浦和はオリヴェイラ監督の財産を生かしましょう。

 

〜流通経済大学の主な選手と特徴〜

 

ACLではお馴染みのこのコーナー!
対戦相手の情報が少ないと思いますので、個人にフォーカスして特徴を言及しますので、背番号と特徴だけでも覚えて頂いて試合を楽しむ1つの情報として活用して頂ければ嬉しいです。

 

では、やってみましょう。

 

1番 (GK)オビ パウエル オビンナ選手
世代別日本代表にも選出される選手。直近ではトゥーロン国際大会を見た方は知っていると思います。来季のJリーグ行きは確実視されています。しかし、残念ながらユニバーシアード日本代表に選出された為、浦和戦の出場はありません。GK起用は恐らく鹿野修平選手だと思います。

 

3番 (CB)本村選手
キャプテン。生観戦で1番最初に驚いた選手。ロングパスの質は素晴らしいです。しかし、ユニバーシアード日本代表に選出された為、浦和戦での出場はありません。残念。

 

13番 (左SB、左CB)伊藤選手
浦和レッズユース出身ということで、実はこの試合にかける想いが1番強いのでは?と思われる選手。MF登録のSBだけあって、足元、キックが上手く内側でもプレーします。大槻監督の教え子だと思います。

 

12番 (SB、CB)アピア タウィア久選手
190cmの大柄DF。仕事を探すより、仕事を与えられた方が生きるタイプの選手だと思います。天皇杯茨城大会準決勝•筑波大学戦では絶体絶命のピンチを救うアディショナルタイムでの劇的な同点弾を決めました。空中戦の質的優位は圧倒的です。

 

4番 (CB)野々村選手
本村選手が欠場の為、ディフェンスリーダーとしてタクトを振るうことになると思います。戦える選手です。キックの質も他選手に劣ることなく上手いです。

 

2番 (SB、WB)河西選手
右利きで左サイドを主戦場とする選手です。その特徴もそうですし、プレースタイルもどこか宇賀神に通ずるものを感じた選手です。

 

14番(DM、CM)安居選手
中盤の選手です。中盤でバランスを取るタスクを担っている選手です。相手が2トップのときにどこに立てばよいか分かっている選手ですし、隙あれば2列目から飛び出して前かがりに攻撃参加します。相手を外すことにも長けた選手です。セットプレーの右のキッカーを蹴るだけあって長短のキックの質は高いです。

 

5番(DM、SB、WB)宮本選手
複数のポジションをこなす器用な働き者です。服を汚せる選手ですし、度肝を抜くような惜しい強烈なロングシュートも実際に見ることができたので、好感を持っています。中盤が1番適正な気がしますが、浦和戦ではどこで起用されるのでしょうか。

 

8番(CM、SH)仙波選手
天皇杯茨城大会決勝戦では非常に技巧派で小刻みなパスワークの1人として機能していました。最近は、ベンチにも入っていないようで怪我?ですかね。だとしたら残念です。出場して欲しいですね。

 

16番(SH)永井選手
スピード、ドリブル魅力的です。実際に見れた機会は少なかったのですが、とても良い選手だった印象が残っています。

 

27番 (SH、WB)加瀬選手
1年生の強烈アタッカー。ドリブル、前への推進力、パス、シュートのクオリティは高く、両足を巧みに扱い相手に的を絞らせない選手です。浦和が取り逃がした染野君らと尚志高校で高校選手権ベスト4を経験。

 

7番 (SH、OM)菊地選手
前述した通りの選手。実は浦和レッズジュニアユース出身で荻原、橋岡らと同期。柏木のような視野の広さとパスセンスに加えて、相手を振り切るドリブルも持ち合わせるレフティー。魔法をかけられる選手です。浦和は舐めてると背後に一発刺されるかもしれません、本当に。

 

10番(FW、SH、OM)山口選手
巧い!です。自分がどこに存在すれば良いのか分かっている選手で、そこに存在することによって得られる効果的なことを平面なピッチでよく理解できている選手だと思いました。ロングシュートは迫力満点でした。FWで起用されれば積極的に中盤との関わりを持つと思います。ただ、彼の武器が短所に変わり得ることもあったり、なかったりするかもしれません。

 

11番(FW)満田選手
菊地選手が魔法をかける選手であるなら、満田選手はそれを受け取る選手です。背後への飛び出しを1番狙う選手で、菊地選手が良い質のラストパスを送ることは浦和戦でも数回を見られるはずなので、あとは駒場スタジアムを黙らすことができるかは満田選手にかかっていると思います。スピードは抜群です。

 

9番(FW)齋藤選手
素晴らしいですよ、この選手は。清水エスパルスユースで今季入学ながら、最前線としてスタメンとして起用される試合も多く、天皇杯1回戦では2得点を挙げた選手です。できることがとても多い選手だと思います。天皇杯での9番登録であることが期待の表れだと思います。浦和は要警戒です。

 

現在のチームは若く2年生が特に多いチームですね。流通経済大学柏高校として、高校サッカー選手権大会で準優勝を果たした世代です。菊地選手や宮本選手や薄井選手や鹿野選手がそれに該当します。他にも私が知らないだけで多くの華々しい成績を残している選手がいるかもしれません。

 

〜試合展望•選手起用〜

 

どうなるか未知な部分はありますが、一応試合を展望してみようと思います。

 

流通経済大学はボールを握ることができるチームではあるものの、基本的には浦和がボールを握るのではないでしょうか。

 

浦和の選手起用から先ずは考えると、全く読めないです。ただ、大分戦をフルで戦ったメンバーは起用しないと思われます。当初は興梠や武藤はこの試合に出場するとは想定していなかったですけど、大分戦ではベンチで、特に興梠は出場時間短かったので、この試合に出場してもおかしくない状況となりました。今季未だに公式戦で出場できていない選手を全員スタメンとして起用するかもしれませんし、オリヴェイラ体制での湘南戦のようなベンチ、途中出場が多い選手を起用するのか。ただ、中2日で仙台戦と考えると、現実的な話をすれば、そちらに疲労を残したくないはずなので、蔚山現代戦に出場した選手たちが、お休みメインになりそうな気がします。

 

一方の流通経済大学は約半月も公式戦がなかったので、どのような修正や成長を加えて浦和戦に臨むか読みづらいです。システムにも読みづらさはありますが、基本的にはボール保持時は相手のシステムに合わせてズレを作ってから、流動的に中盤の選手はポジションチェンジを行うのであまりシステムは関係なくて、重要なのは非ボール保持だと思います。つまり、浦和の方がボールを握る時間が長くなりそうなので、そのときに流通経済大学は後ろを完全に消したいならWBを採用して5バックにしますし、前線でプレスの強度を上げたいなら2トップにするというように浦和のどこを抑えたいかによってシステムを組んだ方が良い気がします。ディフェンスリーダーの本村選手が欠場するので、恐らく3バックを採用しそうな気はしますが。あとは、やっぱり失うものがないのは流通経済大学の方だと思うので、浦和のウィークポイントを消すよりも、自分たちのできることを存分に発揮できるようなプラン、システムを組むと思いますので浦和相手に何を用意してくるのか楽しみに見たいと思います。

 

このような試合なので一応注目選手を挙げておくと、浦和は直輝くんです。今季の出場が湘南戦の数分だけなので、彼が良いのか悪いのかもまだ評価してはいけないので試合を重ねて欲しいです。ただ、監督が変わっても出場機会を得られないということは、出場できない何か足りないものがあると思います。持っているものを表現して欲しいですね。

 

あとは、宇賀神と武藤は母校との対戦ということで、武藤は次の仙台戦も含めて古巣連戦ですが、出場したいんじゃないですか。恩師の前でプレーしたいですよね、多分。

 

流通経済大学は、何度も言及していますが、菊地選手です。菊地選手の持つ感覚に近い選手が山口選手や安居選手や宮本選手や満田選手が揃っているので、彼も生きますし、周りも良い循環を作れているんでしょうね。 「何でリーグ戦で1勝もできないんだろう?」と部外者の私でも嘆きたくなるような質の高いパス回し、ボール保持、アイディアを揃えているチームなので十分に駒場スタジアムを驚かせるだけの戦力は備えてあると思います。

 

ということで、天皇杯の初戦は毎年、いつもリーグ戦では出場できない選手が見られる!と浦和目線のみにフォーカスしがちですが、流通経済大学について本当に雑感の薄っぺらい内容だったかもしれませんが、情報を提供できましたので、これを読んで頂いた方には新たな楽しみ方も加わり、天皇杯初戦を見ることができるのではないでしょうか。そう思ってくれる方がいたら作った甲斐があります。楽しみです。

 

さいごに

 

私が初めて流通経済大学を観に行ったのが、天皇杯出場を決める茨城大会の決勝戦です。そこで流通経済大学は優勝して天皇杯1回戦へと進みました。1回戦で北海度代表と対戦していました。もし、そこで流通経済大学が敗れたら、相手は北海道ということで流石にプレビューを作ることは無理でした。流通経済大学が進出することを祈って浦和と対戦することが決まる前にもう1試合観ました。そして、迎えた1回戦で見事に流通経済大学は勝ちました。全てを流通経済大学に賭けて良かったなと思いました。 最後に抑えでもう1試合観戦して合計3試合。自分が前のめりになることができてのは、流通経済大学が素晴らしいチームであったからです。流通経済大学を観て、初めて、いつかどこかのカテゴリーでコーチとして現場に立ってみたいかも!と思いました。まだまだ実力不足で学ぶことが沢山あるんですけどね。

 

捻くれ者の意見としては、「ジャイアントキリングって何なの?」と日頃から思っていました。蔚山に負けることも、流通経済大学に負けることも全部同じ負けだと思っています。大学生だからとかプロ選手ではないとかでジャイアントキリング!と言われても。。。ただ、浦和のエンブレムを身につけている以上、どのチームにも勝たないといけないよね?ということで、リーグ戦、ACL同様の情熱で試合に臨んで勝利して欲しいと思います。** 私は流通経済大学のプレビューを作るにあたって蔚山現代や大分トリニータなどと同じ情熱を注ぎました。浦和としては勝って当然と言われるゲームだからこそ余計に事前の入念な確認が必要。私はそう学んできました。 残念ながら映像を使いながらではないので、雑感ですが。 **

 

今回のプレビューもいつもと変わらず多くの浦和サポーターに読んで頂けるように面白ければTwitter上でリツイートや引用リツイート等々で #浦ビューとつけて宣伝、拡散して頂けると嬉しいです。

 

長文ありがとうございました。

 

 

浦ビュー

初めて浦和レッズを見た方にも読みやすく分かりやすい内容にしつつ、長く浦和レッズを応援して頂いてる方にも満足して頂ける内容を目標に2019年より浦和レッズの公式戦のプレビューとレビューをTwitter上でスタート。
Twitter:@ux1JmiTaYbsMArM

 

コメント

  1. 1 匿名の浦和サポ(IP:49.106.193.235 )

    宇賀神、武藤
    母校・流通経済大学へ
    ゴール頼むよ❗

    このコメントに返信

    2019年07月02日 19:36

    • 1.1 匿名の浦和サポ(IP:118.87.76.98 )

      本当は、二人とも天皇杯はスルーして、次の仙台戦に備えてほしいところだけど。

      2019年07月02日 20:06

  2. 2 匿名の浦和サポ(IP:49.98.167.184 )

    流通経済大学戦
    直輝、出てほしい
    阿部ちゃんも

    このコメントに返信

    2019年07月02日 20:11

    • 2.1 匿名の浦和サポ(IP:218.33.229.7 )

      阿部は合流したの?

      2019年07月02日 22:12

  3. 3 匿名の浦和サポ(IP:210.148.125.49 )

    なおきに出て貰いたいとか、汰木を頭から見たいとか色々皆さんにもあると思う一方、自分としては浦和が勝って、京都にも勝ってもらって駒場でもう一度闘莉王が見たいかな。

    このコメントに返信

    2019年07月02日 20:32

  4. 4 匿名の浦和サポ(IP:49.96.40.17 )

    直輝さすがにでるよね?
    スカパーか・・

    このコメントに返信

    2019年07月02日 20:35

  5. 6 匿名の浦和サポ(IP:124.140.165.121 )

    3回戦から、対戦相手のカテゴリーの低いチームがホーム扱いになるので、京都が勝ち上がったら西京極になると思います。

    このコメントに返信

    2019年07月02日 21:11

  6. 7 匿名の浦和サポ(IP:49.98.167.184 )

    明日の試合
    関東大学サッカーリーグで闘うの流通経済大学?
    JFLで闘う流通経済大学?
    どっち?

    このコメントに返信

    2019年07月02日 21:21

  7. 8 匿名の浦和サポ(IP:1.75.0.128 )

    来季のACL出るためには天皇杯が一番の近道だから頑張って欲しかったけど、リーグ戦が危機的な状況だし、天皇杯は勝ち上がっても若手中心でいってほしいね。

    このコメントに返信

    2019年07月02日 21:56

    • 8.1 匿名の浦和サポ(IP:118.241.63.24 )

      これから暑くなってただでさえ走れないレギュラー陣が疲弊してしまうのは降格の危機ですからね。
      天皇杯とルヴァン杯は捨てる気で行ってもらいたいですね。

      2019年07月02日 22:31

  8. 9 匿名の浦和サポ(IP:106.129.208.91 )

    天皇杯をどうとらえるか、現状は来年のaclへの最短コース。
    堀さんは当年のaclを戦いながら、天皇杯のメンバーを落として、鹿島に負けました。

    一方のオリヴェイラさんはaclのない年に、早い段階で天皇杯に狙いを定めた選手起用で、鹿島に勝ってタイトルを取りました。

    いずれも当年と翌年のacl出場がからんできます。
    この辺りを大槻監督、ひいてはクラブ全体がどう方針をたてるか。 これは今年のとても大きなテーマになると思います。

    このコメントに返信

    2019年07月02日 23:02

  9. 10 匿名の浦和サポ(IP:153.202.18.129 )

    万が一でも、大学生に負けるなら、即刻プロサッカー選手を止めた方がよい。
    それだけは言っておく。

    このコメントに返信

    2019年07月02日 23:46

    • 10.1 匿名の浦和サポ(IP:1.75.239.243 )

      こんなこと言ってるやつまだいるんだな

      2019年07月04日 06:26

  10. 11 匿名の浦和サポ(IP:27.94.49.152 )

    自分達の戦術があるのなら、格下相手に負ける訳がないが、もしない場合、どうなることか分からない

    このコメントに返信

    2019年07月03日 00:47

  11. 12 匿名の浦和サポ(IP:219.105.109.22 )

    天皇杯だし組長のことだからメンバー大幅に変わるだろうな。欲を言えば汰木を頭からみたい。それでも結果残せないようならもう切ってくれ!

    このコメントに返信

    2019年07月03日 02:18

  12. 13 匿名の浦和サポ(IP:106.180.23.86 )

    岩武、荻原、汰木、直輝、汰木、茂木たちを、阿部ちゃんが統率する感じかな?
    池高、大城もこの際、と思う。

    このコメントに返信

    2019年07月03日 07:43

    • 13.1 匿名の浦和サポ(IP:175.132.100.20 )

      汰木に期待しているのは伝わりました

      2019年07月03日 11:37

    • 13.2 匿名の浦和サポ(IP:218.33.229.7 )

      阿部、池高は合流したの?

      2019年07月03日 15:09

  13. 14 匿名の浦和サポ(IP:116.91.195.240 )

    リーグが絶望的だから今年はルヴァン、天皇杯、ACLのカップ戦に照準を合わせてほしい。
    リーグは正直残留出来れば今年は御の字だわ

    このコメントに返信

    2019年07月03日 10:09

    • 14.1 匿名の浦和サポ(IP:118.87.76.98 )

      ACL、カップ戦、天皇杯はさっさと諦めてリーグ戦に集中しないと残留争いに巻き込まれそう。

      2019年07月03日 11:49

  14. 15 匿名の浦和サポ(IP:126.152.124.119 )

    福島、期待してる!
    西川を脅かすぐらいのパフォーマンスを見せてくれ。

    このコメントに返信

    2019年07月03日 12:32

  15. 16 匿名の浦和サポ(IP:153.234.198.184 )

    令和最初の天皇杯は必ず浦和の手に!!!

    このコメントに返信

    2019年07月03日 15:04

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