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(緊急コラム)オズワルド・オリヴェイラ監督解任の是非【浦研プラス】

長年レッズを追いかけ続けるサッカーライター島崎英純さん、ミスターレッズ福田正博さんが浦和レッズについて熱く提言を行う「浦研プラス」
今回、浦研編集部の許可を頂き、有料記事の一部を転載させて頂きます。

 

【緊急コラム】オズワルド・オリヴェイラ監督解任の是非浦研プラ

 

監督解任は致し方ないが…

 

 2019シーズン、Jリーグでの試合内容と結果が全く伴っていなかったのは事実。沖縄での2度に渡るキャンプでは戦術や実践感覚の熟成を控えてフィジカル向上に努めたが、その大胆なチーム強化策が功を奏さなかったのも純然たる事実。したがって成績の責任を取らされる形でオズワルド・オリヴェイラ監督が職を解かれるのも致し方ないが、それ以上に、クラブは今の問題点を正しく把握しているのかに疑念が募る。

 

 昨年5月にオリヴェイラ監督を新指揮官に招聘した意図は何だったのか? 鹿島アントラーズを率いていた時代にリーグ3連覇、他にもヤマザキナビスコカップ(現・YBCルヴァンカップ)と天皇杯の国内3冠を総計6度も獲得した名将の個性は、すでにその時代から明白だった。フィジカルコーチ出身らしさを全面に押し出したチームコーディネイト術で、選手の体調管理に気を配りながら主力を固定化して勝ち抜く。その戦術スタイルには先進性がないし、創造性も欠如している。しかし選手の気持ちを喚起しつつ、個人能力で打破を図るシンプルな手法は一時代を築いたし、浦和を率いてからも理念は確かに踏襲されていた。

 

 昨季の天皇杯も専守防衛で粘り強く戦い、リスタートプレーや選手個人の力量で活路を見出したからこそ戴冠を果たせたと言える。もし今季も体制を継続するならば、クラブはその骨子を曲げず、純粋に戦力だけをベースアップすれば良かった。強化指針もはっきりしている。オリヴェイラ監督はかねてから4バックの導入を目論んでいて、過去に何回も実戦配備を目論んでいたのだから、どんなに資金を投入しても、それに見合うチームの主軸を獲得しなければならなかった。

 

 FW杉本健勇(←セレッソ大阪)、MFエヴェルトン(←ポルティモエンセ/ポルトガル※期限付き)、DF山中亮輔(←横浜F・マリノス)、DF鈴木大輔(←柏レイソル)。この4人がクラブの考える“4バック化”に則した、指揮官のリクエストに応える補強策だったのだろう。他にも新卒でユースからGK石井僚、DF大城蛍、MF池高暢希の3人、そして大学新卒でDF岩武克弥を獲得しつつ、近い将来の主力として若手有望株の汰木康也(←モンテディオ山形)を引き入れたが、本当にこれで十全だったのか。今季は外国人枠の登録人数が無制限になり、1試合で最大5人の外国人選手が試合出場できるようになった。しかし現状の浦和はDFマウリシオ・アントニオとMFエヴェルトンのふたりしか常時スタメン出場できていない。他のJ1クラブと比較すれば戦力が貧弱なのは明白で、今、このときも、クラブは常に補強策を模索すべきだった。

 

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