コラム

『うしろめたさで負けてしまった』Jリーグ浦和vs湘南【山中伊知郎の素人目線2019】

▼流れが変わってしまった幻のゴール
実にどうも、その時には、状況がうまく理解できなかった。

 

私が座っていた南側自由席は、あの「誤審」で帳消しになったゴールが決まったのとはまったくの逆側。だから、ボールがゴールラインを超えたかとかは、まったくわからない。それでも決めた選手をはじめ、湘南の選手たちが喜んでいるのだから、とりあえず一点返された、とは思った。

 

西川も、明らかに「やられた!」というアクションをしていた。

 

ところが、そこで途切れることなく試合は続き、いつになってもスコアボードに点は入らない。オフサイドかなんかあったのかとも考えたが、その様子もない。

 

あれで、試合全体に不思議な雰囲気が漂い始めた。

 

それまでは、レッズがあっさり2点を先行し、あまり「歯ごたえ」のない内容ながらも、こういうところで勝ち点3を拾っておくのも大事、と私もだいぶ余裕をもって構えていた。

 

「幻の1点」のあとから、なぜかその余裕を、レッズ選手側もサポーター側も失ってしまった。本当なら1点取られて当然だったのに、自分たちがたくらんだわけではないのだが、まるで「ズル」して点を帳消しにしちゃった「うしろめたさ」とでもいおうか。

 

▼こんな時だけ地上波は・・・
こっちから見ていても、後半など、みるみるレッズ選手の集中力が落ちてるのがわかった。

 

2点目取られる直前、ゴールから西川が味方DF向けに出したボールも、DF陣はボールをちゃんと見てなかったために敵にわたり、危うく失点しかかった。しかもそれでピリッとすればいいのに、まだ動きが鈍いまま、失点を許してしまった。

 

後半の3失点は、南側の私たちの目の前のゴールだったから、なおさら、DF陣の、どこかためらっているような緩慢な動きがわかる。

 

一方の湘南のほうは、イエローカード出されても関係ないやとばかりにバンバン攻めかかってくる。「幻の1点」のおかげで、士気がマックスまで振り切ってしまった感じ。

 

闘争心旺盛なチームとためらいがちなチームがぶつかったら、そりゃああいう結果にもなるだろう。2-2の引き分けではすまないだろう、との予感は観客の多くが抱いていたと思う。せっかく長澤、ナバウトと、今までゴールシーンをほぼ見たことのない選手が相次いで決めて、滑り出し好調だったのに。

 

帰って、夜のニュース見たら、普段、Jリーグのことなんかちょっとしか触れないかまったくスルーの各局が、「世紀の大誤審」みたいにスポーツのトップでやってたのに驚いた。

 

ビデオ判定を取り入れてないJリーグの体質が問題だ、みたいなコメントを添えて。何かこういうマイナスの報道の時だけは、テレビはたっぷりJリーグをやる。

 

▼ACLに向けて
選手もターンオーバーなら、客席もターンオーバー。土日とはまったく違う、中高年のオジサン層が目立っていたが、その割にはヤジなどはあまり飛んでなかった。南側は、とにかく落ち着いてじっくり試合を見たいタイプの人が多い。

 

新宿で仕事の打ち合わせを終え、埼玉スタジアムに私が到着したのは7時ちょっと過ぎ。

 

観客数2万3千は、ほぼ予想した通りかな。ACLのブリーラム戦や全北戦が2万くらいだったのを見ても、平日夜だと、だいたいこのくらいの数になる。もちろん階段通路に面した端っこの席は確保できる。

 

この前のジュビロ戦といいきょうの試合といい、どうもおかしい。何かの拍子に、スコーンと集中が切れてとんでもないミスが出る。

 

来週の北京国安戦、大丈夫か? 主力の多くが今日休んで疲労を取ったとはいえ、妙な負け方をするイヤな流れを果たして断ち切れるか?

 

楽観は全くできない。今度こそ悪い意味での「ドンデン返し」は勘弁してほしい

 


山中伊知郎

昭和29年生まれ。93年のJリーグ開幕時から、シーズンチケットでレッズを見続けている。職業はライター。山中企画という会社を作って、自分が制作費を投下して本も出版している。昨年11月には、いい「○」を描けば運勢がよくなる、という『しあわせの「○」』、GS(グループ・サウンズ)について触れた『GS第三世代50年後の逆襲』も出版。今、またタブレット純を著者にしたGS本を進行中。現在、「週刊アサヒ芸能」で『あなたの知らない原価の世界』というコラムを連載中。モノ、サービス、グルメなどの様々な「原価」を取材してまとめている。お笑いライブ『ちょっと昭和なヤングたち』(MC・イワイガワ)も主催していて、77回目は5月29日(水)午後6時半開演で、場所は上野広小路亭。ゲストはBOOMER、2世代ターボ、冷蔵庫マンなど。

コメント

  1. 1 匿名の浦和サポ(IP:119.173.101.218 )

    北京戦、負ければ解任間違いなしです。

    このコメントに返信

    2019年05月20日 07:05

  2. 2 匿名の浦和サポ(IP:106.132.81.62 )

    北京戦で、嫌なながれを たちきらないと 結果 内容ともに 違いをみせて下さいね。

    このコメントに返信

    2019年05月20日 10:10

  3. 3 匿名の浦和サポ(IP:27.121.13.5 )

    南に居たが、嘘こけ!だわ。
    ボールがポストに当たってサイドネットに入ったのはキッチリ見えたぞ。
    この人が目が悪いだけじゃんか。
    ただ、そのボールが跳ね返って西川が取ったのは、西川の陰に隠れて良く分からなかった。
    気が付いたらウチの選手がカウンター仕掛けていた。
    だから、なかなかオーロラビジョンに得点が映し出されずに、ナバウトがGKと接触して湘南の選手スタッフがなんか抗議してるから、あれ?って思った。

    このコメントに返信

    2019年05月20日 10:26

    • 3.1 匿名の浦和サポ(IP:27.121.13.5 )

      この人やその周りの人達がそうだったからって、南がそうだった、みたいな書き方は止めて欲しいと思った。

      2019年05月20日 11:16

  4. 4 匿名の浦和サポ(IP:119.106.92.180 )

    勝っても引き分けてもあの1点が〜湘南が勝てば賞賛浦和は酷評で難しい状況になったのは間違いない。
    唯一の方法は2点差以上の大量得点で勝つくらいか。
    でも今の浦和にそんな力は無いよね。

    このコメントに返信

    2019年05月20日 15:31

  5. 5 何がVやねん(IP:1.75.212.30 )

    うら~わじぇいつ~ !! ! !!

    破滅しろこのクソ球団が

    このコメントに返信

    2019年05月20日 16:35

    • 5.1 匿名の浦和サポ(IP:59.137.160.110 )

      球団?

      2019年05月20日 19:15

  6. 6 匿名の浦和サポ(IP:141.0.8.209 )

    敗因を「うしろめたさ」や「ためらい」と表現するのは、ちがうと思う。
    後半、湘南に飲み込まれたわけだが、それは交代策などに具体的な不手際があったからだと思う。

    このコメントに返信

    2019年05月20日 17:41

    • 6.1 ライトな越谷サポ(IP:183.177.157.126 )

      いや、違うと思う。
      やはり「うしろめたさ」や「ためらい」が影響した感がある。
      人間なら当然のこと。
      折角、久し振りにゲームに出られた選手達には気の毒であった。
      ハ-フタイム中に何らかの話はできなかったのか?
      キャプテン柏木を中心に西川、阿部ちゃんも。。。

      2019年05月21日 12:39

  7. 7 匿名の浦和サポ(IP:112.70.23.210 )

    ナバウトが3点目を決めていたら、と言ってる人がいましたね。

    このコメントに返信

    2019年05月20日 22:30

  8. 8 匿名の浦和サポ(IP:27.137.158.205 )

    そこまでして勝ち点欲しいか浦和

    このコメントに返信

    2019年05月21日 00:43

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