コラム

『早い時間帯にオープンな展開からの失点は残念』Jリーグ名古屋vs浦和【浦ビュー】

今年よりTwitterでスタートした「浦和レッズのプレビュー、レビュー」が面白いと話題となっている浦ビューさん。
その原稿を浦ビューさんに許可をいただき浦議に転載させていただきます。

 

2019 J1第11節 レビュー
名古屋グランパスvs浦和レッズ 2-0。

 

いつも読んで頂きありがとうございます。

 

このコンテンツも多くの方に読んで頂けるようになり大変嬉しく思います。親子で飲みながら浦和レッズを語る場で使って頂けたり、プレビューを読んで試合を見てレビューを読んで再度試合を見たりのサイクルができたという方がいたり。責任の重さをかなり感じてます。多くの方に読んで頂ける嬉しさはありますが、今節は浦和の選手たちにプレビューを読んでもらってた方が良かったと思える試合になってしまいました。
名古屋の狙い通りの試合だったと思います。

 

では、名古屋戦のレビューを始めたいと思います。

 

▼目次
・0~15分
・15~30分
・30~45分
・45分~60分
・60分~75分
・75~90分
さいごに

 

•0〜15分

今日はキックオフが全てを物語っていたのかなと思います。

 

興梠から始めたキックオフを真後ろの青木へ下げて、すぐに槙野へ下げました。名古屋は襲いかかるように4枚が追ってきました。槙野は更に岩波へ下げます。岩波は更に西川へ下げました。西川はセーフティに興梠をめがけてロングキックを蹴りました。そして、回収されました。

 

名古屋の狙いが集約されていたと思いますし、浦和の狙いではなく追い込まれた末の下げさせられ下げさせられての名古屋に回収されたキックオフだったと思います。

 

しかし、40秒に浦和のこの日最大のチャンスが訪れました。

 

名古屋の最終ラインのビルドアップから左SBの吉田に出たパスに右WBが狙いをつけてプレス。5バックが5バックのままではなく狙いをつけて前からプレスに出られた良い森脇の判断と実行だったと思います。

 

吉田はダイレクトで繋げようとしましたが、エヴェルトンがパスカットしました。森脇へ繋ぎプレスが早かったのですぐに大輔先生へ回避しました。
そして、名古屋の弱点?長所?は、対戦相手次第なのですが、SBの本来のポジションが空くのは事前のスカウティングで分析スタッフから情報が入ってたはずなので、一番最初の攻撃でそこを狙う大輔先生のロングキックから武藤へ背後を取るパスが渡りました。
武藤はボックス内まで侵入してDFラインとGKの間を狙うニアのクロスを興梠めがけて送りましたが、惜しくも丸山が触り軌道が変わりCKに回避されました。

 

一番最初の攻撃がチームの試合の攻撃の狙いが一番見えると個人的に思ってますので、良いシーンだったと思います。丸山はハンドを取られてもおかしくありませんでした。

 

以上、山の天気のような浦和の開始50秒でした。

2019 J1第11節 名古屋戦レビュー動画①
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基本的に戦前通り名古屋がボール保持する時間が続きます。

 

浦和は5-3-2でできる限りラインを下げさせずにブロックを敷きます。ジョーがいるので、そこまでラインを下げるわけにはいかないと教え子の特徴を理解した上でのオリヴェイラ監督の選択だったと思います。

 

一方で名古屋は、2人の浦和の前線に対してシミッチと米本のどちらかが2CBの中央や脇に立ち、3vs2と数的優位を作ったところから、SBを高くしてシャビエルとアーリアたちを中央に絞らせて数的優位を作りながらポジションに拘らずに相手を動かそうとボールを保持しました。

 

5分18秒のシミッチのパスは流石としか言えないぐらい凄く、外から中へ角度のついたパスを対角に入れてきました。残りの85分でも多く見られましたが、いきなりシミッチの怖さを感じたシーンでした。

 

浦和も奪ってから、サイドでは起点を作らせてもらえますが、中央では全く自由を与えてもらえません。象徴するシーンが6分25秒のシーンで中央で受けた武藤に対して3人で一気に囲みボールを奪ってしまいました。

 

浦和の前線2枚が積極的にはプレスに行きませんでしたが、この部分はそれほど悪いようには感じませんでした。プレスに行くということは、背後にスペースを作ることに繋がります。2枚最前線に並べておくことでシミッチか米本を常に最終ラインから攻撃をスタートさせることができるので、名古屋の中盤の人数を減らせる点において2枚置いておくことはない意味はあったと思います。

 

興梠と武藤が縦関係になっておけばという意見も出るでしょうけど、そうしたら、名古屋はわざわざ3枚の最終ライン作る必要はなかったので、ズバズバ中央で自由をより与えていたと思います。シミッチコンピューターは最強なので。

 

浦和がなぜボール回せなかったのかはまとめて後半戦の部分で言及してありますが、相手に選択肢を与えてその逆を突けた縦パスが、12分49秒にありましたので言及してみます。

 

名古屋のパスミスを奪ったところから浦和が数本パスを繋いで中央CBの岩波にパスがきました。
名古屋は素早く陣形を整えて4-2-4を形成しました。
岩波が持った時にジョーが厳しく寄せにきました。
そして、大輔先生への横パスを左SHのマテウスが先に予測して動きました。それがしっかり把握できていた岩波は、マテウスがそう動くならその逆!ということで、名古屋のSHたDMの間が開くことになるので、4-2-4の2の脇に立つエヴェルトンへ素晴らしい縦パスが入りました。

 

岩波の武器を生かした高精度のパスでしたし、影響を与えられるポジショニングをそれぞれ取れていたことが良かったと思います。残念ながらこの試合は良い部分を見つけづらかったですが、浦和の右サイドの菱形の関係性は今は絶対に崩してはいけないと思います。

 

2019 J1第11節 名古屋戦レビュー動画②
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•15〜30分

15分早々に名古屋の巧みさからチャンスまで結びつけます。

構える浦和に対して中央でボールを持つシャビエルに対してジョーが岩波を釣るように降りる動きをします。見事に釣って槙野もスライドさせておいてできたスペースにアーリアがライン間で縦パスを受けました。そこからはジョーも経由しながら細かいパス回しでサイドへ展開して左SBの吉田がボックス内でクロスを送りましたが、最後は西川がキャッチしました。

名古屋目線で言うと相手の矢印を外して釣り出してからSBもボックス内で絡むいい攻撃だったと思います。

 

2019 J1第11節 名古屋戦レビュー動画③
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そして、先制点が生まれます。

 

プレビューでは、オープンな展開を浦和からは望んではいけない。と名古屋のデータの変化を交えて言及しました。失点シーンはまさにオープンな展開を浦和が望んでしまったところから結びついてしまいました。

 

吉田のクロスを西川がキャッチしたところからです。

 

西川はすぐに興梠へ送る素晴らしすぎるロングパスを送りました。西川の武器を生かせて良かったとは思います。冷静に収めた興梠は左サイドの柏木へパス。この時、4vs4の数的同数でした。名古屋の4人は、CB2人とシミッチと米本です。いかにSBの本来のポジションを使ってくれという姿勢なのかよく分かります。
柏木は対峙する米本の逆を一瞬突きましたが、味方とのタイミングがズレてパスコースがなくなり、時間がかかったので、宮原が帰陣してきて米本と挟み込みカットされました。流れたボールをこれも帰陣してきたマテウスが先に触り浦和のカウンターは失敗しました。

 

プレビューで何度も言及したので、レビューでも何度も言及しますが、これこそ名古屋の望んでいた展開です。

 

カウンターをした後なのでお互いに間延びしているのは当然で、浦和は3CBは本来のポジションでしっかり整っていましたが、何故か青木が左WBの山中の穴を埋めるポジションにいました。

 

マテウスからシャビエル→アーリアと繋いだパスからジョーが降りて岩波を釣り出して縦パスを一度受けてから再びアーリアへ戻しました。

 

その後、アーリアは右のシャビエルへパスを出しました。

 

アーリアはすぐに槙野に影響を与えるポジショニングを取り、シャビエルからのパスを受けて槙野を釣り出させてこれもまたダイレクトでシャビエルへダイレクトで落としました。

 

名古屋はこの遊びのパスともいえる”前線に当てて落とす”がとても効果的に使えるチームでした。

 

更にリターンパスを受けたシャビエルからジョーへ縦パスを送って浦和の3CBのポジションを完全に動かして取られそうになりましたが、アーリアがキープして前を向いて更にジョーへパスを送り、落としたところにマテウスがズドンとシュートを放ちゴールを決めました。

 

文章にしてしるので長く感じますが、マテウスが奪ってからマテウスが決めるまでは短時間です。

 

オープンな展開からのゴールだと思います。

 

オープンな展開の中でも青木の空けたポジションを上手く利用して遊びのパスを中央で何度もして相手を動かしながら、最後はジョーの起点となる周りの選手を1回も防ぐことができずにマテウスに素晴らしいシュートを許しました。

 

この失点はマテウスがシュートを放つ3秒前を振り返るのではなく、30秒前や試合前のプランからどうあるべきだったのかを様々な視点から議論する必要があると思います。

個人的にはこの展開をラスト15分でやられたら、諦めるしかないなと予想をつけていましたが、開始15分で自らこの展開に招いたことは残念だったと思います。

 

名古屋がマテウスのゴールで先制に成功します。

 

2019 J1第11節 名古屋戦レビュー動画④
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その後も試合展開は変わらずに名古屋がボールを保持する時間が続きました。

 

この時間に色濃く見られた名古屋の狙いが浦和の5-3-2の泣き所を狙い続けたことでした。

 

19分10秒、20分18秒、20分57秒、21分03秒です。

 

5-3-2の3の中盤の脇を2CBやシミッチからパスを受けようと吉田豊やマテウスやジョーなど多くの選手が入れ替わり立ち代わりでスッとタイミングよくポジショニングを取り、浦和の弱点を狙っていました。浦和としては、そこで受ける選手からボールを奪いに行くには、基本的には左右のCB(大輔先生、槙野)が出ることになるので、名古屋の出し手は「左右のCBが出てくるなら、その背後を吉田豊、宮原に背後を取ってもらおう」と常に狙い続けていました。

 

その狙いが、26分16秒に出たと思います。
マテウスが大輔先生を釣ったので、その背後を吉田豊が狙ったと。それを全て見ているボールホルダーの丸山が吉田豊を狙ったと。
背後を取るというプレーに関して多くの選手が関わっているのかいないのかがこの試合の両チームの違いでもありましたね。名古屋は最低でも受け手と出し手以外に1人は誰かに影響を与えてましたから。浦和は出し手と受け手のみの関係でとりあえず背後!という感じだったので、それに屈するチームもあるでしょうが名古屋ほどのチームには通用しませんでした。

 

片方のサイドで数的優位を作れたとしても名古屋はすぐに反対サイドに展開ができるだけの経路とイメージの共有ができていたので、片方に浦和が数的優位を作るだけ他の空いたスペースを突いていき、浦和はボールの奪いどころを失っていました。

 

24分04秒のシーンに関して後半戦でまとめて書いてます。

 

•30〜45分

この15分に関しては失点以外に言及したい点は見つかりませんでしたのでCKの守備対応を。

 

名古屋は高い選手が多くてマンマークで守る浦和は誰を優先的にマークするのか難しくなるとプレビューで言及しました。シミッチの優位順位が各チーム低いのでそこを名古屋はこれまでの試合で狙ってきていました。

 

浦和のマークを見ると槙野がジョー。問題のシミッチには大輔先生。アーリアに森脇。中谷に岩波。そして、丸山に青木でした。これを見たときにジョーにやられる以外なら、アーリアと丸山が危ないかなとは予想していましたが、今回はCKからは失点しませんでした。良かったです。

 

しかし、そのCKを反対サイドにクリアしたところから名古屋の2点目が生まれました。

 

奥深くからのスローインです。吉田豊のスローインからマテウスが近くで受けてマークがついてるのですぐに落とします。

 

浦和はボックス内でスロワーの吉田豊に対して横から見たらほぼ一直線に4枚並んでいました。名古屋の選手もそのラインと一緒に並んでいました。

 

しかし、吉田→マテウス→吉田と繋がった瞬間にスッとシャビエルが降りました。1番フリーにしたらマズイスペースである左内(左ハーフスペース)のボックスの手前辺りにスッとシャビエルが降りました。

 

それに対してさっきまでマークについてた山中はついていきませんでした。しかし、降りたことに気づいていたので指を指して誰かに行ったぞ!とは言ってるように見えます。しかし、もう遅いです。

 

シャビエルは完全なる広大なスペースでボールを受けてジョーへボールを届けることを目標に、再現性として見られる大外の宮原の折り返しからジョーにゴール正面でシュートを打たせました。((ジョーのJリーグでの流れからのゴールは9割このエリアからです。ワンサイドからのシュートは多分2ゴールだけです。))

 

まぁ、自分のところに来ると思った時にマークする槙野を吹っ飛ばしてフリーを自分で作っていることからもジョーの凄さを感じます。槙野が吹っ飛ばされるなら無理だろうと。腕の力が強いんでしょうね。

 

この失点の最大の原因はシャビエルにあの位置でパスを受けられたことですね。スローイン専門家ではないので守り方は分からないですが、ゴールに近い奥深くでスローインを迎え撃つときにあれほどライン間が開いて与えてはいけないスペースを野放しにしていて良かったのか?と思います。

 

スローインを迎え撃つ方は絶対に数的優位なので、極論を言えば、全員がべったりとマンマークつけばスロワーは迷うはずです。

 

話が飛躍していますが、あるJリーグ監督を務めた方の話を以前聞いたときに、相手のスローインになったら一回最初のシステムに並び直させる。という話をしていた以降、個人的にはそれがベストだと勝手に思ってました。

 

失点しているシーンなのでさまざまな視点から議論が交わされるべきだと思います。

 

2019 J1第11節 名古屋戦レビュー動画⑤
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•45分〜60分

得点を狙わなければいけなくなった浦和がどのような変化を加えるのか。オリヴェイラ監督の修正も期待された後半がスタートしました。

 

浦和は非ボール保持時5-4-1に変更しました。

 

狙いは中盤の枚数を増やしたかったことが変更の理由ではないでしょうか。ただ、1枚増やすことでライン間のパスコースが1つ増えますし、鎖が解けやすいとはいえ、前提条件は中央に3枚からのスタートである3枚の中盤より、4枚の方が中央でのまとまり感は薄くなることは想定されました。

 

オリヴェイラ監督の表向きのハーフタイムでのコメントは、

 

•中盤でプレスを強めて相手の自由を奪おう
•相手の背後を狙っていこう
•もっと繋ぐことができるので、落ち着いてプレーしていこう

 

以上、3点。

 

後半序盤は、名古屋がボールを保持する時間が長くなりながらも、前半にはないようなオープンな展開で浦和が前向きにボールを運べるシーンも作れました。

 

ただ、名古屋のプレスの強度が高かったのと、データで象徴するように名古屋のSBの背後はどんなに使われてもゴールは中央にあるというサッカーの原則を基に中央では自由を奪いすぐにマイボールにしていました。あとは、浦和がカウンターを完結できるだけのアイディアと共有が足りなかったのと5-4-1に変更したので最前線の起点が減って効果的な攻撃には結び付けられませんでした。

 

55分に名古屋は選手交代しました。
アーリアに代えて前田直輝。

 

5-4-1の変更で危惧されそうな点として挙げていた中盤の中央が薄くなるも印象論ですが、より中央で起点を作られる縦パスが中谷、丸山、シミッチたちから出た気がします。何より、名古屋は3枚からビルドアップを開始させていたので、浦和が前線1枚に減らしてくれたことで両CBが攻め上がる機会を多く作れるようになりました。運ぶこともできますし、インナーラップしてラストパスを送る機会もできました。
オリヴェイラ監督はそれが起こることも含みで5-4-1に変更したのかは聞いてみたい点です。

 

そして、名古屋が10試合で7失点しかしない理由が分かる素晴らしい守りが炸裂します。これを見てしまった時は、名古屋から点を取るには並大抵ではないなと心が完全にへし折られました。では、そのシーンについて言及してみたいと思います。

 

57分46秒からです。

 

ランゲラックから短く丸山へ繋ぎ→米本→丸山へリターンを繰り返してから縦パスを送りました。しかし、大輔先生の積極的な前のプレスでボールを受けたマテウスからボールを高い位置で奪い取りました。
名古屋としては、大ピンチです。両SBはサイドに大きく開いていますし、3vs3の数的同数でした。

 

大輔先生はすぐに武藤へパスを送って、名古屋としては最低限中央を一気にぶち抜かれることは回避しました。武藤へは丸山が寄せに行きました。その時に1つ目の流石だなと思う点が出ました。

 

①シミッチのカバーリング
シミッチは、丸山の空けたスペースを埋めました。消す優先順位を良く理解していたからこそ冷静にカバーできていたと思います。

 

続いて流石だなと思う点2つ目は、

 

②米本の迷いない対応
米本はマテウスがボールを奪われた瞬間に足を滑らせていたのでみんなより1,2テンポ遅れていました。しかし、一切の迷いもなく間違いもなく一生懸命下がりながらどこを消せばいいのかを周囲を見て認知して正しい選択ができていたと思います。なので、武藤からのグラウンダーのクロスに完全にカットはできませんでしたが、少し触り大輔先生にシュートをさせなかったことと、その次に待っていた柏木にズレたパスを提供してダイレクトでのシュートをさせませんでした。

 

そして、このシーンにおいて一番流石だなと思う選手が中谷です。

 

③中谷の勝負の予測
中谷の称賛するべき点は興梠の動きに屈しなかったことです。ボールをマテウスが失って以降、ずっと興梠がネチネチと微妙にポジションを動かして中谷に影響を与え続けていました。中谷も1番怖いのは、興梠慎三であるということは理解しているのでしっかり対応します。しかし、武藤がクロスを上げる時に一瞬サイドへ外れる動きをした興梠に対してついていきませんでした。武藤の身体の向きや蹴る前の瞬間を見て興梠にパスは出ないと予測したのか、興梠にまんまと外されたのかは断言できませんが、最後は中央を防ぐという優先順位の基、中央に留まったのではないかと思います。浦和目線で考えると最大のゴールゲッターが一瞬フリーになったので、武藤と興梠の関係性ならば一瞬も見逃さないでゴールに結びつけられたらなぁと結果論では思います。結果的に中谷の予測は当たりました。武藤のクロスを米本が少し触ったことで柏木のダイレクトシュートをさせずにワントラップさせてから右足でシュートしましたが中谷がブロックしました。

 

最後は2人です。

 

④宮原も迷いない対応とランゲラック
マテウスが奪われる前はサイドに大きく張っていました。そこから、反対サイドで奪われるのを見てから宮原も一生懸命ゴール前に戻りました。そして、米本も同じですが、クロスを上げる武藤と中で待つ浦和の選手たちの間に入って取れずとも綺麗にシュートさせることを最小限防ぐコース取りをしました。そして、宮原は走ったその勢いのままランゲラックと並びました。ランゲラックほどのGKですから、宮原がゴールをギリギリでカバーしに来てくれたことは一瞬で認知したでしょうから、柏木がシュートを打つ時に宮原がいる反対側に飛びました。「もし、逆を突かれたとしても宮原がいる。」とランゲラックは思っていたはずです。結果的にその手前の中谷が防いでくれたので名古屋としては助かったと思います。

 

そして、何が一番凄いかというとシュートブロックして丸山がクリアした後です。ポジションも完全に崩れた名古屋でしたが、クリアしたすぐに全員がラインを押し上げてボックスから出ていきポジションも見事に4バック、2ボランチと入れ替わることなく修正しました。なので、浦和の2次攻撃も米本がまんまと最終ラインの手前で奪いきっています。ポジション修正力、回復力が素晴らしいですね。

 

以上のシーンから学ぶべき点は、「奪われてしまったことは残念であり、良くないことである。しかし、そうなったからには、守るしかない。そして、このように追い込まれてしまったからこそ何かを捨てて何かを守らないといけない。山を張らないといけないかもしれない。それを一瞬一瞬で変わる状況の中で最適な方を選択しなければならない。しかし、各選手が正しい優先順位を弾き出して選択して実行できている。

 

さまざまなシーンでこの言葉に相応しいプレーが名古屋にありましたが、特にこのシーンからは強く感じたので言及させて頂きました。

 

名古屋の次戦は川崎戦のようです。
どのような失点数になるかは楽しみです。
このようなプレーを見ると名古屋は崩れない気がします。

 

では、

2019 J1第11節 名古屋戦レビュー動画⑥
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1つのシーンに時間をかけましたが、
58分に浦和が2枚選手を交代しました。
武藤とエヴェルトンを代えて荻原と長澤を投入しました。エヴェルトンと長澤の交代はある程度試合前から考えていた交代だと思いました。荻原の投入は点数を奪わないといけない展開なのでドリブルに魅力をある選手で局面を打開していきたい狙いを感じました。ベンチ外ですがマルティノス、ナバウト、ジュビロ戦で1枚目の交代枠だった汰木を抑えて荻原を投入させるところにオリヴェイラ監督からの期待信頼を感じました。

 

2枚の交代により、システムはそのままの5-4-1ですが、右SHに長澤、2枚の中央を青木と柏木、左SHを荻原としました。長澤の最近でのポジションが左だったので、良い関係性を構築できていた山中と興梠とのトライアングルも期待しましたが、左利き荻原を左SHにしました。

 

そして、いきなり荻原が期待感を持たせてくれるドリブルを見せてくれたところで試合は60分を過ぎました。

 

•60分〜75分

62分にマテウスと和泉を代えました。和泉を左SHに、シャビエルを中央に入れて前田直輝を右SHにしました。

 

62分50秒のシーンはよくないと思います。
ここでついに言及するのですが、西川からのスタートするときはこの試合ではいつもチームとして意図を感じませんでした。

 

 

大抵がこのような配置でした。槙野は開かずに岩波と並ぶような形ですが、大輔先生はサイドに張ります。

 

名古屋の配置を省略しているのは、見やすいためです。

 

名古屋としては、西川が岩波か槙野に繋いでくれれば2vs2なので簡単に前進をさせないことが容易にできました。

 

浦和が足元から前進できなかった理由の一端にポジションバランスの悪さがあったと思います。

 

つまり、名古屋は基本的に高い位置から奪いたいチームなので4-2-4気味で挑戦的にきます。4-2-4とは言っても、中央の前線は2枚なので、クリーンに前進させるなら3枚で3vs2の数的優位から始めるのが浦和的には良かったと思います。なので、岩波を軸に大輔先生、槙野と3枚を作ったところから始めれば、数的優位を作れた上に名古屋の両SHが挑戦的なのでWBは必ず浮きます。WBを浮かせたくないのでSBも挑戦的に縦スライドを行うので、結果的に名古屋の使ってくれというSBの背後が空く結果になっていたと思いますが、安全にスタートさせることは何より大切なことだと個人的に思っていました。

 

時間かなり戻りますが、24分06秒のシーンはとても面白いシーンで、浦和が珍しくエヴェルトンが大輔先生が開いたのでできた岩波の横のスペースに降りて3vs2の数的優位を作りました。その時名古屋の2人の前線は寄せることなく一瞬止まりました。しかし、次の瞬間にエヴェルトンがパスをした後に中盤に戻って例のように2vs2になった瞬間にグッと2人が寄せに出てきました。当然、岩波と槙野は苦しくなり、キックオフのように西川まで下げて蹴らされて回収されました。そういうことだよね。と思わせるシーンでした。

 

2019 J1第11節 名古屋戦レビュー動画⑦
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4-2-4なら、中盤の脇が必ず空きます。
ここ最近の浦和を見ていたら、しっかりと相手を見て狙いを突けるかなと思っていましたが、この試合は残念でした。

 

やっぱり人選を見ても失うリスクが高くなる空中戦よりも地上戦で攻めた方がベストな選手たちだと思います。その第一条件がいかに最初のスタートがクリーンな状態であるかは本当に重要なことだと思うので、この試合のスタートのビルドアップはクリーンではなく泥まみれだったと思います。

 

62分50秒のシーンに戻ります。

 

このシーンでは前述の図のような状態ほどではなかったですが、西川から近くの槙野にパスしてから、荻原に下がりながら後ろ向きでトラップする縦パスを送りました。荻原もできるようにならないといけない選手ですが、名古屋のプレスの強度が高いのは理解していたはずなので荻原にできづらいパスを送らなければならない始め方をしたのが良くないと思います。
西川は槙野にパスを送ればその先にどんなことが待っていて、誰がパスコースにいるか、どのくらい相手はいるのか見えていたはずです。受けて荻原にパスを出した槙野も寄せられたから出しました。寄せられたから出すは当たり前ですが、荻原の特徴と荻原の周囲を認知して確信を持って出したようには見えませんでした。ちょっと何も考えずに出しているように見えました。結果的に荻原は強いプレスに囲まれてトラップが乱れてすぐに奪い返されました。

 

荻原の成長をみんなが期待していますし、荻原には前向きでプレーできる状況をチームで作らないといけないです。絶対に。

 

数的優位の確保からは少しズレていますが、最後尾からクリーンに始めることの大切さをこの試合からは感じました。

 

64分50秒からは、約2分に渡り2回浦和の選手がカットしてボールに触りましたが、すぐに奪い返して名古屋が計45本パスを繋ぎ続けました。最後は流れを切るかのように興梠が無理矢理ファールを犯して流れを止めました。

 

苦痛の時間でした。
寄せても回されて寄せなくても回されて。

 

流石にこのファールを興梠が止めるしかない状況を見て相当にショックを受けました。

 

「興梠はどういう思いでファールをしたのだろうかと。」

 

70分20秒は柏木らしさ全開の背後を取った森脇に対して素晴らしい質のロングパスを送って森脇は深くまで侵入しましたが、流石はシミッチで素晴らしいカバーリングでチャンネル間(CBとSB間)に立ち、CB2人を中央から動かさせないポジショニングをして、更に森脇のクロスをカットしました。もう凄いしか言えません。 最後にシミッチのファンになった方には続きの73分52秒のジョーへのパスを見ることをオススメします。

 

そして、74分に柏木から汰木に交代しました。汰木が右SH、長澤が中央に入りました。しかし、数分後には汰木が左、荻原が右へ変わりました。

 

この交代の狙いもよく分かりました。
攻めるしかないので前への推進力を強めたい狙いがあったはずです。

 

•75〜90分

75分50秒は名古屋の3点目の大決定機。
和泉のGKとDFラインの間をを狙うクロスに前田直輝がジャストで合わせますが、西川がブロックしました。出て手を防げなかったこと、受け手を防げなかったこと、この試合の2失点目を分かりやすい例にボックス内でラインを敷いた時に降りた、又は、下がるラインに対して止まった名古屋の選手への対応はできていませんでしたが、ついには、GKとDFラインの間で完璧に合わせられるクロスを上げられました。

 

クロスを上げる前の作り方から名古屋は素晴らしかったので岩波や槙野達が対応できなかったのも仕方ないですかね。ここまで一気に書いてきて疲れてきてます。

 

77分40秒からは、浦和が右サイドで相当な数的優位を作ったところから短い距離で細かくパスを回して名古屋を釣らせるようなパスも出して最後は反対サイドから走ってきた荻原が丸山の内側から背後を取りスルーパスをボックス内で受けてクロスまで上げました。
しかし、味方には渡りませんでした。

 

ただ、浦和もこれができる。というのを見せてくれたシーンだったと思います。目先を変えさせて相手を動かしてボックス内までボールを運ぶことができたことは良かったと思います。

 

2019 J1第11節 名古屋戦レビュー動画⑧
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81分28秒のシーンでは、米本が汰木に圧倒した1対1を披露してドリブルを止め、奪え返しました。

 

83分05秒は、西川から足元から前進することができたところからシュートまで完結します。
西川から数本繋がり中盤で長澤が受けてから運ぶドリブルが効いて名古屋を長澤に集結させました。その分空いたスペースの中央の荻原へパスを送って、DFラインと駆け引きする興梠へ柔らかい浮かしたラストパスを狭いスペースでしたが、しっかりとした質で届けました。興梠のシュートはランゲラックが素晴らしいセーブでした。しかし、荻原の中央での出し手としてのクオリティの高さを魅せる素晴らしいチャンス演出でした。興梠の受けてからの一連の動作は流石ですし、パスを出して以降、足を止めずにランゲラックの弾いたボールを詰めに行ってた長澤も良かったです。それ以上にランゲラックの弾いた後のCKに逃げるという処理の仕方と周囲の認知が上回っていたと思います。

 

2019 J1第11節 名古屋戦レビュー動画⑨
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86分44秒は米本の素晴らしい守備、87分30秒はシミッチの素晴らしいパスを披露しました。
まぁ、プレビューで2人の凄さを様々な視点で言及しましたが、実際に試合をしてみて本当に完璧にやられてしまったなと。ここにエドゥアルドネットが復帰したらどうするの?と風間監督にとっては嬉しい悩みでしょうね。熾烈な外国籍選手枠が待っていますが、ランゲラック、ジョー、シャビエル、シミッチは当確としても、マテウスにあのゴールを見せられたら、Jリーグ最高クラスのネットでさえベンチ入りを許してもらえないチーム状況になるかもしれませんね。

 

試合はそのまま2-0で名古屋の勝利で終わりました。

 

浦和は個人的にやってはいけないと思っていたオープンな展開を自分たちから望んだところからの失点を先にしてしまいました。先に先制されると今は難しいと槙野選手が試合後話されているのは、表向きの意見として論外中の論外だと思うのですが、そういう認識がチームとして共有されているなら、なぜ一瞬でも前半早々にオープンな展開を望んだかは疑問が残ります。

 

名古屋が強いことは誰が見ても明らかです。でも、浦和が狙っていることを考えれば強いから負けても仕方ないは良くないのかなとは思います。リーグが違いますが、38試合で1回しか負けてないのに優勝できないチームが世界を見渡せば存在するので、勝ち点を積み上げる大切さはとても大切だと思います。

 

あとは、ミシッチと米本をどう管理するかの具体的な対策は見られませんでした。他のチームは、シミッチをマンマーク気味に対応していたのも見ていたので、この試合を見ると用意してたことは2トップを前線に置くことだけでした。

 

この試合の全体を通してですが、奪う時のいつ、どこで、どうやって?が見えづらかったです。とりあえずはボールホルダーには近寄っているのですが、奪う前の消す作業を怠っているように思えます。ここは、また来月に川崎戦や大分戦があるので言及すると思います。

 

タイからの連戦でメンバーを1人しか変えなかったことは、現場にいる人間ではないので多くは言及できません。ただ、単調なミスが続いてしまった試合を名古屋が良かったからと捉えるのではなく、浦和の選手起用も含めたプランニングについてを結びつけた方が浦和的には改善が図れると思います。個人的にはタイからの連戦なんて普通は全替えでもいいと思う意見が半分と、全く変えずにグループとして良い関係が構築できていたまんまで強い名古屋にどれくらい出来るのかを見てみたい意見が半分でした。まぁ、この部分はオリヴェイラ監督の采配をこれからも待つのみです。

 

さいごに

難しい試合になってしまったのと一週間半後に控えるビッグマッチにこのコンテンツは矢印が傾いてますので、いつもに比べるとテキトーに見た上で書いてしまったと思います。そして、結果に囚われずにレビューを書くと常々宣言しておきながら、かなり結果に動揺して書き続けてしまいました。ただ、特定の選手を称賛、非難できるほどサッカーは簡単なスポーツではないと思っています。今回はもしかすると不快な表現を使ってしまったかもしれませんが、相互関係、相手、チーム全体から考えた上での視点ですので、一つの視点として捉えて頂ければなと思います。まぁ、今回は内容についてもダメだしされそうなレビューになっちゃいましたね。次は、良いものを作ります。

 

今回は面白ければリツイートお願いしますとは言えないので、読んでいただいた方や次回もあったら読みたいな!と思う方はリツイートや引用リツイート等々で拡散、宣伝お願いします。

 

浦ビュー

初めて浦和レッズを見た方にも読みやすく分かりやすい内容にしつつ、長く浦和レッズを応援して頂いてる方にも満足して頂ける内容を目標に2019年より浦和レッズの公式戦のプレビューとレビューをTwitter上でスタート。
Twitter:@ux1JmiTaYbsMArM

コメント

  1. 1 匿名の浦和サポ(IP:106.130.42.54 )

    守備を重視したスタメンにするのかカウンターを狙うメンバーに代えるのかすべてが中途半端なんだよ。

    このコメントに返信

    2019年05月14日 08:20

  2. 2 匿名の浦和サポ(IP:202.226.181.146 )

    このままだったら、フィンケみたいの連れてきて、若手中心に切り替えたほうがまだワクワクするし、応援したくなる。

    このコメントに返信

    2019年05月14日 08:31

  3. 3 匿名の浦和サポ(IP:49.106.193.11 )

    ありがとうございます。面白く読みました。
    名古屋は二年前、一年前は弱かったのに、ここまで強くなりましたね。
    うちは、同じ期間、何をしてたんですかね。
    悲しくなりますね。

    このコメントに返信

    2019年05月14日 08:52

  4. 4 匿名の浦和サポ(IP:119.224.172.223 )

    長谷部は来年あたり帰ってこないのかなあ。
    もう一度だけ、長谷部がレッズのユニに袖通すのがみたい

    このコメントに返信

    2019年05月14日 08:53

  5. 5 匿名の浦和サポ(IP:153.223.137.116 )

    いくら細かく分析しても力負け。

    客観的に見てもとにかく名古屋の方が全てに於いて強かった。

    このコメントに返信

    2019年05月14日 10:12

    • 5.1 匿名の浦和サポ(IP:14.8.0.64 )

      「相手が強かった」で済ませてはいけないから、こういった分析が必要になってくるのですよ

      2019年05月14日 10:53

    • 5.2 匿名の浦和サポ(IP:49.98.146.70 )

      確かに相手が強かったでは済ませれない話。
      でも次の相手はまた違う。そこに対してどうやって修正するのか、相手に対してどう研究して戦うのかが大事だと思います。細かい分析も必要ですが、次への対策も大事です。

      2019年05月14日 12:27

    • 5.3 匿名の浦和サポ(IP:219.114.117.144 )

      次への対策の為に、分析が必要なんですよ。

      2019年05月14日 12:31

    • 5.4 匿名の浦和サポ(IP:49.106.188.80 )

      その細かい分析を次に生かすかどうかはチーム次第だ。

      2019年05月14日 14:19

    • 5.5 匿名の浦和サポ(IP:114.158.85.131 )

      フロントもサポーターも、分析せず学びもせず、ただ一喜一憂しているだけじゃ、いつまでたっても強いクラブになれないよ

      2019年05月15日 19:39

  6. 6 匿名の浦和サポ(IP:210.155.78.36 )

    タイからの連戦でメンバーを1人しか変えなかったことは、現場にいる人間ではないので多くは言及できません。ただ、単調なミスが続いてしまった試合を名古屋が良かったからと捉えるのではなく、浦和の選手起用も含めたプランニングについてを結びつけた方が浦和的には改善が図れると思います。」

    ここが全てとは言わんけど、大事な事や。
    固定メンバーが悪いとは一概には言えんが、連戦での疲労は想像つくでしょ。
    何のための2チーム揃えた!だよ。

    このコメントに返信

    2019年05月14日 11:36

  7. 7 匿名の浦和サポ(IP:126.233.147.209 )

    そもそもオリベイラのサッカーはリトリートして攻める。けど、うちの選手はフォアチェックして、ショートカウンターで相手を崩す。
    戦い方が全く真逆。
    名古屋戦もチャンス作れた部分は森脇がフォアチェックするなど、プレスをしっかりかけてボール奪取してから始まってたし。
    つまり、オリベイラ限界論。

    このコメントに返信

    2019年05月14日 12:11

    • 7.1 匿名の浦和サポ(IP:1.75.10.17 )

      今の中心選手は、前からのプレスをやりたい人達だよね。ミシャの時も、元々はリトリート戦術だったと思うけど、選手の意見を取り入れて2年目くらいに前から守備するように変えていった。

      2019年05月14日 12:35

    • 7.2 匿名の浦和サポ(IP:1.75.10.17 )

      “リトリート戦術”ではなくて、”守備の時は5バックでリトリートする戦術”だった(^_^;)

      2019年05月14日 12:38

    • 7.3 匿名の浦和サポ(IP:126.182.205.166 )

      そうでしたね。
      フォーメーション云々の前に、選手の個性が活かしきれていない…
      汰木もスペースあって初めて力出せるのに、あれじゃあ活きませんよね。
      一番の重症は柏木かな…

      2019年05月14日 18:36

  8. 8 匿名の浦和サポ(IP:219.111.52.127 )

    今回も良い勉強させて頂きました。
    自分では守備時は開始位置、追い込み方、奪取する場所をチームで意思統一出来てないと感じてました。
    守備から攻撃の切り替えの悪さもそこが意思統一出来てないから出来てないんだろうと。

    今回もコラムを見てからもう一度この試合を見たのですが完敗です。
    あとシミッチは今年一番の外国籍選手だわ。

    このコメントに返信

    2019年05月14日 13:52

  9. 9 匿名の浦和サポ(IP:106.158.76.71 )

    今日の朝日新聞に載ってたけど湘南のキジェ氏が指導者が勉強しないと駄目な時代、何が足りないかを日々考えないと立ち向かっていけない。時代遅れの一昔二昔前の戦術しか、持ち合わせてない只の爺さんでは到底無理。速い決断をお願いします。あと日々のトレーニングでよく頑張ってるなって言っておいて一切試合に使わないのもパワハラの一種とも書いてあった。

    このコメントに返信

    2019年05月14日 14:04

  10. 10 匿名の浦和サポ(IP:106.173.221.168 )

    後半から5-4-1にしたのがネガティブなイメージで書かれてるけど、個人的には全く逆で後半の方がまだポジティブだったわ
    4バック導入2試合目で酷いことになったマリノス戦がそうだったけど、浦和の3バックって鈴木大輔が入って多少改善したとはいえ絶望的にスライドが下手なので(事実それで4バック頓挫してるし)、3センター脇にWBが出てきて後ろがスライドするのが本来マストな5-3-2バランスと、相手を動かすこと前提の作りをしてるチーム(横浜名古屋札幌あたり)との相性がとても悪い
    5バックでスペース埋めてるはずなのに森脇の裏がとられまくってたのってその辺ですよね、5バックで引いて役割決めたせいでスライドの意識が逆に薄くなる5バックあるあるネタ
    まあ単純にもっとサイド裏狙えよっていう明確な意思表示なだけかもしれないけどね

    このコメントに返信

    2019年05月14日 21:09

  11. 11 匿名の浦和サポ(IP:106.173.221.168 )

    それにしてもシミッチはいい選手でしたね
    結城康平さんのコラムで技術的に詳しい分析があるんで興味ある人は読んでみると良いと思います
    現代サッカーはとかくフロントとスカウト、育成まで含めた総力戦なんて言われますけど、名古屋はネットが怪我したところで急遽動いてそれで浦和でいうとこのポンテクラスの助っ人を引っこ抜いてこれるんだから凄いよなあ、とか考えてたら試合内容に輪をかけて切ない気持ちになったよ

    このコメントに返信

    2019年05月14日 21:14

  12. 12 匿名の浦和サポ(IP:58.138.33.221 )

    力負け、完敗です。現地で見たが、プレッシャーかけられて苦し紛れにパスして奪われる典型的な負けパターン。対する名古屋はジョーのキープ力があるから安心して上がれるしパスコースも探せる。監督のせいではない、それくらいの実力差があった。浦和には元代表が多いがオジサンが主力なので走り合いでは勝てないのがツラいところ。

    このコメントに返信

    2019年05月14日 22:13

  13. 13 匿名の浦和サポ(IP:106.132.82.249 )

    柏木のロストから始まった相手の攻撃
    ってのはチャレンジした結果なので仕方ないとしてもいざ守りに入った後にテクテク歩いて目線切って頭掻いてる内に縦パス通されたよね?
    守備でサボるってのはむしろこう言うプレイから言われる訳で連戦がどうこう以前に復帰しても連戦前からのサボり癖直らないならマジでキャプテン降りて欲しい

    このコメントに返信

    2019年05月15日 15:25

    • 13.1 匿名の浦和サポ(IP:114.158.85.131 )

      ほんとその通り。
      まぁ、あのロストしたチャレンジもなぜカットインしたのか意味わかんないけど。山中の動きは視野に入っていたはずなのに。
      仲間信頼できずに自分の結果追い求めるならマジでキャプテン降りて欲しいわー。

      2019年05月15日 19:54