今年よりTwitterでスタートした「浦和レッズのプレビュー、レビュー」が面白いと話題となっている浦ビューさん。
その原稿を浦ビューさんに許可をいただき浦議に転載させていただきます。
2019 J1第10節 プレビュー
浦和レッズvsジュビロ磐田
いつも見て頂きありがとうございます。
今節は5月最初のリーグ戦ジュビロ磐田戦です。
4日後に控える敵地での試合の重要度があまりにも高いため、メンバー選考なども注目される今節の試合。
私自身もブリーラム戦に全てを注ぎたい為、手を抜いたつもりはありませんが少しジュビロを完璧に把握しきれてない部分もありますが、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
では、プレビューを始めましょう。
▼目次
~ジュビロ磐田の最近5試合~
~ジュビロの基本システム~
~ジュビロの特徴~
・ボール保持時
・非ホール保持
~ジュビロの短所~
・ポジティブトランジション(守攻の切り替え)
・ジュビロの短所いろいろ
~さいごに~
~ジュビロ磐田の最近5試合~
1勝3分5敗で勝ち点6。
得点7点 失点10の現在17位。
順位通り結果は満足いってないと思います。
得点数も試合数を下回ってますが、失点数は17位の成績とは思えないまずまず安定した数字です。
~ジュビロの基本システム~
3節前 清水戦
2節前 名古屋戦
前節 札幌戦
かなり流動的にメンバー変更しています。
怪我人も退場者も抱えていて結果も出ていないので何かを変えないとと名波監督自身未だに最適解を探っているような感じだと思います。怪我で離脱していたCB大井が前節ベンチ復帰したのはジュビロ的に明るい材料だと思います。ロドリゲス選手も前節の累積出場停止が解けて今節出場予定です。ロドリゲス選手の強烈なゴリゴリとしたパワーは脅威ではありますが、マウリシオや槙野としては苦手ではない相手な気がします。ただ、今1番輝いてるのはロドリゲス選手です。
~ジュビロの特徴~
▼ボール保持時
最終ラインからビルドアップを始めた時にWBを内側(ハーフスペース) にポジショニングさせる流動的なポジションチェンジからの攻撃を目指しているのが今季のジュビロには見られます。
その仕組みはDMの1人(田口か森谷)が最終ラインに降りて3バックから4バックにすることにより、本来左右のCBがSBとなってサイドに開く為に、本来なら更にサイドにいるWBが内側にプッシュされた形でポジショニングします。(なので、4-1-4-1(4-1-3-2)のような感じですかね。)
その狙いはポジショニングを変更することで又はズラすことで、相手に選択肢を与える攻撃を目指そうとしているのだと思います(噛み合わせによってどこかにスペースを作る狙い)。そこに大久保と山田も降りたり前に出たりで流動的なポジショニングを取り経由しながらゴール前を迫りたいのが理想的な攻撃でしょうか。ただ個人的にはジュビロの場合は相手にそれほどの影響を与えていないと思います。つまり、相手を見てサッカーをしていないせいか、どこのスペースを使いたいのか、どこに優位性を作りたいのかなどゴールから逆算した設計が確立されてない状況で、お約束かのように可変的なシステムを作ってWBを内側に絞らせるなどのポジションチェンジしてしまっています。海外のトレンドに憧れているか分かりませんが、素人な私に言われたくないでしょうが、表面しか理解できてなく形だけのアプローチになってしまっていると思います。
根気強く取り組もうとしていますが上手くできず、繋ごうとして後ろから人数をかけますが、最終的にゴール前に最もな確率で侵入できるのがロングボールであり、ロングボールに反応した選手に対しての味方のサポートが遠すぎて遅れてしまい孤立して即時に奪われてしまっています。また、繋ぎたいのに相手が強度を高く前からプレスされるのにも苦手としていて簡単に蹴ってしまうので、即時に奪われてしまっています。
明確な色や再現性ある攻撃がないチームなので、封じるポイントが明確ではないという点において浦和もどう守ればいいのかこれまでとは違うアプローチで試合に望まなければならないかなと思います。
その個人任せの部分を解決していたのが、調子の良かった時期のジュビロならジェイや川又の突出した能力や中村俊輔からのセットプレーでしたが、それらを欠くと機能不全となり、昨年の低迷、今季の低迷に繋がっているのかなと外野から見てて思いました。
浦和としては、ボールを持たせてもあまり怖くない相手に意図的にボールを保持しない時間を作る本来のプランで挑むのか、清水戦のようなプランで進めるのか、オリヴェイラ監督が用意したものをぜひ見て見たいと思います。
・非ボール保持
勝ててはいませんが、失点数が9試合10失点ということで守備面が大崩れしているという訳ではありません。というのも、GKが優秀であることと5-4-1システムで守備をしていることが要因にはあると思います。それでも、大分や名古屋や札幌はその牙城を崩して得点を奪えています。偶然ではなく、緻密に。浦和目線で考えれば、ラインを後ろに設定してくる相手に攻めることは今季は得意な相手だと思います(ブリーラム、FC東京戦)。浦和もチャンス創出が少なく、ゴール前までどう運ぶかの設計がされていない分、即興性に依存してしまっているのですが、浦和はボールを持たせてもらえれば近い距離、狭い局面でのコンビネーションやスキルは質的優位が際立つので相手自陣までは侵入できそうです。問題はゾーン3 以降の侵入と質とどこに最終的に人数をかけるかを最初の段階から考えてあれば、清水戦のようなゴール前手薄は解消されると思います。
ジュビロ戦で1番やってはいけない試合展開がオープンな展開に持ち込むことです。やはり、大久保嘉人であり、山田大記であり、アダウイントンです。カウンターのような状況でゴール前に迫られれば何が起こるかは分かりません。浦和は今季あまりオープンな展開を見たことないので心配ないと思いますが。更にジュビロの短所を突けない点においてもオープンな展開は避けたいです。ジュビロの短所はトランジション(切り替え)です。オープンな展開となりカウンターの応酬となれば、トランジションの違いが色濃くは試合展開に反映しづらくなります。つまり、そこでかなり劣るジュビロとしては救いの試合展開となります。そのような展開に持ち込ませない為に浦和がどのようなプランで来るかは試合を見てから楽しみたいと思います。(おそらくは失った後のリスクも計算してボールを保持しながらネガドラが機能するようなポジションバランスで攻撃するのが1番効果的かなと。)
~ジュビロの短所~
▼ポジティブトランジション(守攻の切り替え)
この部分は非常に脆さを感じました。
ブロックを形成した時は5-4-1(5-3-2の可能性もあります。)なので、奪いどころが自陣になることが多いので、この部分が整理されてないと即時奪回され、相手としては攻めのポジションバランスのままに攻撃を再開することが可能になります。
ジュビロの現状としては、ロングボールでアダウイントンに収めてもらうのが1番の望みになってしまっていますが、孤立しているので即時に奪われます。
だからといって、奪った瞬間に相手のトランジションを足元から回避できる約束事や経路が決まっているわけでもなく、パスコースすらない状況も多々見受けられて、そこから奪われて失点してしまったのが前節の札幌戦です。これは奪われた田口が悪いというよりかは、チームとしてのトランジションの鈍さやありきたりですがパスコースの選択肢となり得る味方がおらずに奪われてしまったように見えました。浦和も同じ状況に陥ってることは言えると思います。清水戦で路線変更のプランの一端を示してくれましたが、ベースは全北戦やセレッソ戦だと思うので、後ろにラインを敷いた時のポジトラの改善は未解決のままです。ジュビロ戦ではボールを保持できる時間が増えそうなので真剣に捉える必要はありませんが、ブリーラムや名古屋のような攻撃に魅力的な対戦相手に攻撃をどうするかを考えた時にポジティブトランジションの経路や約束事を組織化してハッキリ共有させておくのが重要だとジュビロを見てて真剣に思いました。
▼ジュビロの短所いろいろ
守備時は5-4-1(5-3-2の可能性もあります。)のような形で先ずは後ろを埋めるような守備プランを選択している(選択せざる得ない?)ジュビロですが、様々に突ける部分はありました。
1つ目は、WBの前に出るタイミングです。
WBは、あまり狙いをつけて縦スライドして高い位置からボールを奪いに行くことをしません(特にジュビロの右サイド)。
なので、WBの前を起点に攻撃を仕掛けられると思います。それにプラスして4枚の2列目の両SHは、山田大記と大久保。特に山田大記のプレスのかけ方は良くないと思っています。つまり、前線からプレスして寄せるにも関わらず平気に前進するパスを通されています。だからといって、前進するパスを受け取った選手がジュビロ的な奪う誘導先だったとは思えないシーンがほとんどなので、山田大記は改善した方が良いと思います。なので、浦和は右サイドからの攻撃が中心ですが、今節は左サイドからでも侵入してみるとポジティブな攻撃が披露できるかもしれません。また、左SH大久保も守備に奔走してくれるならしてくれる分だけ浦和にとってありがたいことはありません。やっぱり大久保怖いですから。
先程からチョクチョク5-3-2かもしれないと言及していますが、そうなれば2列目が3枚なので、3枚の脇から、WBの手前からより起点を作れると思います。
個人的には4-4-2のメンバーを用意してみるのが面白いと思います。つまり、ジュビロが5-4-1なら4-4-2ベースでSBの山中と森脇を高い位置に上げられるように青木らがSBのポジションに入る、5-3-2なら、青木をハッキリと2CBの間に降ろして数的優位を確保したところから、WB化した山中と森脇がジュビロの両WBの手前で起点になれるなどなど、変化をつけられる点において4-4-2に最適な人選を用意するのは青木や山中、森脇の清水戦での良くない点を改善できるので良策だなと思いました。とにかくボール保持も非ボール保持も考えれば2トップであることは絶対正しい選択だと思います。オリヴェイラ監督はジュビロをどう見ているのでしょうか?
2つ目は、スペースを守るより人につく守備が目立ちます。長所の面も短所の面もありますが、前節の札幌戦などを振り返ってみると短所の面の方が色濃く出ています。
昨年の8月での対戦でも、ファブリシオが大爆発した試合として印象深く残っていますが、ジュビロは相手に影響を受けやすいのでかなり後手後手に武藤にスルーパスが出された後に追いかける、興梠が抜け出した後に追いかけるというようなシーンは見受けられました。失点シーンは浦和としては、基本中の基本をしていただけでジュビロから自滅してくれたような守備対応から2点入ってますので、浦和もポジションに留まらず相手に選択肢を与えるような動きを連続連動していければ、正しい結果はやってくると思います。久しぶりに出し手柏木陽介から最高のゴールが待っているような気がします。8月の試合の柏木の活躍ぶりは凄まじかったので、期待しちゃいます。
3つ目は、失点パターンの豊富さについてです。
バランスよく様々な角度からゴールを決められている数字だと思います。
例えば、セットプレーからの失点が50%だとしたら、一生懸命セットプレーの練習をして改善できるようにすればいいのです。しかし、ジュビロはバランスよく決められています。
・クロスから30%
・セットプレーから30%
・ドリブルから20%
・ショートパスから10%
・スルーパスから10%
10失点なのでそのまま当てはめて頂けたらなと。
ちなみに得点パターンの約半分はクロスからです。
川又は欠場予定なので、ロドリゲス、アダウイントンには警戒が必要ですね。
~さいごに~
シュートやチャンス構築率やゴール数などあらゆる攻撃面のデータで下位ランクに低迷する両チーム。
データ上で考えれば0-0ベースに得点が動きづらい試合になるのかなと思います。しかし、埼スタでのジュビロ戦は浦和サポーターにとって記憶に残るゴールは多数生まれていると思います。
新規のお客様を呼び込みたい企画を多く用意している今節のクラブの狙いを汲むのなら、多くのゴールが生まれて浦和が勝つ試合を見たいのではないでしょうか。
今回は内容に満足頂けなかったと思いますが、次回からも読んで頂ければ嬉しいです。長文ありがとうございました。
浦ビュー
初めて浦和レッズを見た方にも読みやすく分かりやすい内容にしつつ、長く浦和レッズを応援して頂いてる方にも満足して頂ける内容を目標に2019年より浦和レッズの公式戦のプレビューとレビューをTwitter上でスタート。
Twitter:@ux1JmiTaYbsMArM
1 匿名の浦和サポ(IP:49.98.174.23 )
磐田戦、勝ち点3頼むぞ❗
2019年05月02日 19:56
2 匿名の浦和サポ(IP:1.66.103.97 )
凄い分析力
2019年05月02日 20:09
3 匿名の浦和サポ(IP:58.138.35.254 )
一戦必勝。ACLも諦めない。
2019年05月02日 20:54
4 匿名の浦和サポ(IP:14.8.0.128 )
ファブリシオまだ~?
2019年05月02日 21:02
5 匿名の浦和サポ(IP:58.70.65.38 )
今浦議で1番面白い
楽しみにしてます!
2019年05月02日 22:45
6 匿名の浦和サポ(IP:114.158.233.88 )
あ
2019年05月02日 22:57
6.1 匿名の浦和サポ(IP:114.158.233.88 )
すみません、入力ミスで間違えて投稿してしまったやつです。ダメにいっぱい投票して下さい(;´Д`)。
2019年05月02日 23:55
7 匿名の浦和サポ(IP:126.33.106.196 )
ロドリゲスが怖いね。プレーを見る限り、流れとか関係なく1人で得点を取れる選手だと思う。
磐田はこういうアウェーの試合は徹底的に嫌なところを突いてくるチーム。引いてくるとは限らないし、正直、何をやってくるか分からない。でも、明日の試合は5万人以上人が入るだろうし、勝ってレッズ強しを見せつけなければいけない。
2019年05月02日 23:00
8 浦ドン(IP:114.158.233.88 )
素晴らしい分析力です。ありがとうございます。あと、これはハイライトを見ていて思ったことですが、ジュビロの大南選手、これがDFの穴だなと思いました。彼は、U-22など代表ですが、まだ経験不足なのか、失点にからむミスがやたら多いです(第三節大分戦の退場、第五節鹿島戦、レオシルバにかわされる、第七節清水戦、鄭大世との競り合いでミス、失点。第八節名古屋戦、ジョーとの競り合い、ミス決勝点。第九節札幌戦、CKから進藤選手のマークを見落とす、そのまま部でイング、ゴール献上など)。なので、後ろでパス回しを始めたら、大南。競り合うなら、大南。彼がレッズ戦でもやらかしてくれることをちょっと期待しています。
長文ですみませんでした。
2019年05月02日 23:01
8.1 匿名の浦和サポ(IP:114.158.233.88 )
そのまま部でイング、ゴール献上など→ヘディングでゴール献上など)です。すみません、変換ミスを見落としてしまいました。?
2019年05月02日 23:12
9 匿名の浦和サポ(IP:153.237.245.7 )
現状を打開するにはウルトラマンに救いを求めるしか····
脳がないのか。
2019年05月02日 23:09
9.1 匿名の浦和サポ(IP:211.15.235.105 )
いや、だからこの記事はそのまま浦和の改善策を示しているということなのだが。
2019年05月03日 08:39
10 匿名の浦和サポ(IP:1.75.241.69 )
ジュビロ磐田、不気味な相手
油断せず
行こうぜ浦和
2019年05月03日 00:42
11 匿名の浦和サポ(IP:58.138.35.254 )
オズ監督のサッカーは安定感があるから大丈夫。前半はゼロで抑えて後半の選手交代で得点し、守備を固めて勝ちきる。
2019年05月03日 03:35
12 匿名の浦和サポ(IP:58.138.35.254 )
いろいろあるが、最近はオズ監督を信じていけば勝てる気がしてきた。
2019年05月03日 03:43
13 匿名の浦和サポ(IP:175.132.137.183 )
磐田の失点パターンからすると浦和はスルーパス、ショートパス、ドリブルは無くセットプレーやクロスからの得点が多いので相性は良いかもね。
あとは気温が上がりそうなので連戦で疲れがある選手を入れ替えてその後のブリーラム戦にも備えないと。
2019年05月03日 04:51
14 匿名の浦和サポ(IP:106.130.42.55 )
実力は神戸より下だから川又、俊輔が欠場でちょうどいいんじゃないの?笑
2019年05月03日 08:03
15 匿名の浦和サポ(IP:110.133.216.179 )
興梠さん 令和第一号願います。
2019年05月03日 10:05
『慎三のことを考えるといつも私は誇りに思います』オリヴェイラ監督前日会見
5/3磐田編は『桜えび焼きそばドッグ』【敵チームをはさんで食べる!魂のU...
浦和レッズ、契約違反により柴戸海との契約を解除
浦和レッズが荻原拓也のチーム離脱を発表
練習試合「浦和レッズvs沖縄国際大学」結果
『浦和もオファーしていた明本考浩は町田へ・・・』『夏の沖縄キャンプがスタート』など【浦和レッズネタまとめ(7/9)】
『荻原はベルギー・ルーベンに移籍か』『沖縄キャンプスタート』など【浦和レッズネタまとめ(7/8)】
浦和レッズ、契約違反により柴戸海との契約を解除
曺貴裁監督のコーチとして吉田達磨氏、山中真氏が入閣予定
浦和レッズが松尾佑介、松永颯汰の「他クラブとの移籍交渉中」を発表
「タイトル獲得に向けて全てを懸けて臨みます」浦和レッズが林幸多郎の完全移籍での加入を発表
浦和レッズが荻原拓也のチーム離脱を発表