コラム

『終わってみれば5万人超えは神戸戦だけだった』Jリーグ浦和vsFC東京【山中伊知郎の素人目線2018】

▼わかっていたオリヴェイラ監督
平川、先発で出るんじゃないか、ともちょっと思った。最終戦と言っても、とりあえず勝っても負けても大きな影響はない。どうせ天皇杯に備えて、主力の多くは休ませるだろうから、平川が出て来ても、ちっともおかしくない。

 

しかし、オリヴェイラはそこまで義理人情の人ではなかったな。ただ、ちゃんとハグした上で残り5分くらいでピッチに送り出したのだから、最低限、やるべきことはわかってる男だった。

 

平川といったら、なぜかサイドラインギリギリを疾走する画ばかりが思い浮かぶ。私にとっては、「端っこで小まめに行ったり来たりする選手」だった。

 

17年同じチームにいるって、一般社会なら、同じ会社で勤続60年、てぐらいの快挙だろう。

 

▼1999年の最終戦をなぜか思い出す
おそらく南側自由席は満員になるだろうと予想して、埼玉スタジアムにやってきたのは試合開始2時間半前。入場ゲートで長い列が出来ていて、「これ、並ばなきゃいけないのか」とビビったら、FC東京のサポーター席に入る人たちだった。レッズ側はスイスイ入れたし、いつもの階段通路に面した端っこの席も、すんなりゲット。かえって、拍子抜けする。

 

最終戦だし5万人くらいは、と考えていたのが、これで「ちょっと無理かな」となった。4万6千人あまりか・・・。結局、今年の5万超えは、イニエスタが欠場した神戸戦だけになってしまった。クライマックスのない、淡々とした1年だったな。

 

なぜか南側自由席を見回すと、小学校に上がる前くらいの小さい子が親と一緒に来て、ヨチヨチ歩いている姿が目立つ。

 

私が座った席のうしろからは、明らかに小学生くらいの女のコが「李忠成!」とか「浦和レッズ! がんばれ!」とか、力いっぱい叫んでた。

 

ファミリームードいっぱい。何かを賭けた試合ではないので、全体の雰囲気も、どこかほのぼのとして、切迫した緊迫感はもちろんない。「入れ替え戦」に回る可能性のあるチームのスタジアムは、とてもこんなもんじゃないだろうな、と思い、つい1999年の最終戦を思い出した。

 

あの時はキツかった。もう降格が決まった後も、まだ延長で試合が続いていて、終わるまでの何分間の、緊張感が一気に抜けて空白感でいっぱいになったのに、それでも動きをやめられない哀しみ、っていうのは、どうも一生忘れられない。

 

失恋や受験失敗と同じで、そう何度も味わいたくはないものの、生きていく上で大きなアクセントにはなっている。

 

ま、そんな、人生でも2度も3度もなかなか起きないシチュエーションと比較しても仕方ないか。

 

▼なんとしても勝ってくれ!
きょうの試合に関していえば、主力組にかわって出た柴戸が点を決めたし、荻原もイキイキ動いてた。スーパーサブに回されていた李忠成も、ここが見せ場とばかりに目いっぱい働いてた。

 

西川、槙野は天皇杯に向けた調整のつもりで出て来たのかもしれないが、ナイスセーブも何度か見せてくれて、期待が持てる。

 

さーて、あとはその天皇杯だ。もしも決勝まで進出すれば、クライマックスのなかった1年の最後に、ようやくクライマックスが訪れることになる。

 

しかしその前に立ちはだかるのがアントラーズとは・・・。

 

私、さすがに用事があって平日夜のカシマには行けないため、チケットは準決勝飛ばして、決勝だけはおさえた。だから、もしレッズが準決勝で負けたら、寒い12月夜の埼玉スタジアムでアントラーズの試合を見なくてはいけなくなる。

 

それだけは勘弁してくれ。

 


山中伊知郎

昭和29年生まれ。93年のJリーグ開幕時から、シーズンチケットでレッズを見続けている。職業はライター。山中企画という会社を作って、自分が制作費を投下して本も出版している。今年も7月には、海外旅行も楽しみ、そこでいろんな雑貨も買って日本で売っておこずかいを稼ごうという『旅して稼ぐ 海外雑貨バイヤーズガイド』という本を責任編集。続いて、9月には、『横浜・野毛大道芝居の日々』という本を出した。ミナトヨコハマの中にあって「昭和の面影を残す街」野毛。そこで11回にわたって続いた大道芝居の歴史を振り返り、それに関わった多様な人たちも紹介する。 11月には、いい「○」を描けば運勢がよくなる、という『しあわせの「○」』、GS(グループ・サウンズ)について触れた『GS第三世代50年後の逆襲』も出版。

 

コメント

  1. 2 匿名の浦和サポ(IP:1.75.1.110 )

    ファミリーが来るとのほほんとした雰囲気になるから盛り上がらないと言いたげな文面だ。1999年を引き合いに出して濁してるけど。山中氏の本音が垣間見れますね。好きじゃないな、このやり方、考え方。

    ヨーロッパも南米もサッカーが文化に根付いてる。これが最大のポイントなんだよ。こうしたサッカーが根付く街への取組を浦和がどこまでできるかで、10年後、50年後が全く違うものになること、忘れちゃいけない。長い道のりだけど、フロントには頑張ってほしいです。

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    2018年12月03日 12:28

  2. 3 匿名の浦和サポ(IP:106.130.47.132 )

    動員の話しかしないよねこの人

    このコメントに返信

    2018年12月03日 13:05

  3. 4 匿名の浦和サポ(IP:126.34.48.6 )

    勤続60年って例えは合ってるのかな?
    いくつからいくつまで働くイメージなのかしら。

    このコメントに返信

    2018年12月03日 13:06

  4. 5 匿名の浦和サポ(IP:103.120.16.132 )

    勤続60年ってありえなくね?
    高卒から60年だと退職は78歳だぞ
    60歳までってならわかるけど

    このコメントに返信

    2018年12月03日 13:22

    • 5.1 匿名の浦和サポ(IP:202.74.253.44 )

      こんな言葉尻のところを突っ込むやつがいたとは・・・・・・

      定年60歳までだったらほとんどの会社員が到達するよね?
      サッカー選手のほとんどが17年同じチームでプレーできるか?
      そこに掛けて勤続60年って表現してんだろ。
      そんなに難しい表現だったか?

      人の話や文章をもう少しだけ読み解く力をつけようね。
      そしたら社会人で60歳まで働ける可能性はあるぞ

      2018年12月04日 07:52

  5. 6 匿名の浦和サポ(IP:126.161.181.212 )

    鹿の試合なんか🦌死んでも見るな

    このコメントに返信

    2018年12月03日 14:09

  6. 7 匿名の浦和サポ(IP:219.111.52.127 )

    この記事は今までで一番苛立ったわ。

    仮にも浦和の記事を載せるような人物が浦和一筋で頑張った選手に対して
    ”端っこで小まめに行ったり来たりする選手”って。
    もう少し内容のある記事は書けなかったの?

    観客動員数と相撲しか興味ないのであれば浦和ではなく、
    Jリーグの観客動員数の記事と相撲の記事を書くことだけに専念したらどうですか?

    この記事みて浦和の試合見たいと思うか?浦和の為に全然なってないよ。
    問題を提示しか出来なく解決策も真面目な回答ではなく微妙な笑いを取り入れてお茶を濁すような内容。

    お前は一体何が書きたいんだ??

    このコメントに返信

    2018年12月03日 15:15

  7. 8 匿名の浦和サポ(IP:106.130.55.152 )

    まあ南の趣旨は子供も安心して観れる席だからね。
    いつもそれと動員数予想が外れたことしか書いてないよね。
    しかし、この人の動員予想が当たったところで、ね?

    このコメントに返信

    2018年12月03日 16:55

  8. 9 匿名の浦和サポ(IP:115.65.200.179 )

    最後の2行
    埼スタで鹿の試合を見なければいけない それだけは勘弁
    そこだけは激しく同意!

    このコメントに返信

    2018年12月03日 17:02

  9. 10 匿名の浦和サポ(IP:61.193.215.218 )

    感動した、涙が止まらない

    このコメントに返信

    2018年12月03日 17:29

  10. 11 匿名の浦和サポ(IP:49.106.188.6 )

    明後日2018/12/05、
    モツ煮、ハム焼き
    出るのかね?
    jfa主催試合、出ないか

    このコメントに返信

    2018年12月03日 19:05

  11. 12 三菱蹴球部(IP:182.251.54.185 )

    踏ん張って欲しい時にポロっと勝ち点を取りきれない浦和イズムは伝統なのかと思うほどがっかりもしたシーズンだった。それが観客の動員数にも現れている現況を何とか打破して欲しい。社会人時代から見つめ、思い続けるいちファン(サポーターと言える程いまは試合を見にいってないので)

    このコメントに返信

    2018年12月03日 19:42

  12. 14 匿名の浦和サポ(IP:49.106.188.132 )

    山中さん、カシマへ行きましょうよ
    チケット、まだあるし

    このコメントに返信

    2018年12月03日 19:59

  13. 15 匿名の浦和サポ(IP:49.97.98.121 )

    『東京鹿劇団』横断幕掲出
    東京・味スタで開催したら良かったのに
    味スタ、レッズサポがジャックですけど

    このコメントに返信

    2018年12月03日 20:50

  14. 16 匿名の浦和サポ(IP:49.97.98.121 )

    この時期の
    天皇杯
    小雪が舞う旧万博、ガンバ
    あのとき、熱かった
    明後日、熱く行こう❗

    このコメントに返信

    2018年12月03日 21:15

  15. 17 匿名の浦和サポ(IP:14.9.43.128 )

    勤続60年なんてコメントができるくらいだから一般常識はない人なんだろうとは分かる。
    で、あなたにとってのクライマックスは客が多く入ることだけなのか?と言いたい。
    既にシーズン終わったような論調だが試合残ってるぞ。

    このコメントに返信

    2018年12月03日 21:36

  16. 18 匿名の浦和サポ(IP:1.75.238.66 )

    アカ◯くんはサポでもなんでもなく、ただの浦議ジャンキー

    このコメントに返信

    2018年12月03日 21:56

  17. 19 匿名の浦和サポ(IP:202.212.77.51 )

    でも自力で満員の試合が一回も無かったのは事実なわけで、真摯に受け止めなければいけませんね。

    このコメントに返信

    2018年12月03日 21:59

  18. 20 匿名の浦和サポ(IP:106.166.210.196 )

    新日本プロレスが最近ようやく動員的に復活したけど
    1番の成功理由は懐古厨排除して徹底的に新規ファンを開拓していったことだよね
    この人はいつも「どうやったら戻ってきてくれるか」って話をするけど、はっきり言ってこんなリスペクトの無い人間は切り捨てて新しい人を呼び込んでいった方がよっぽどクラブのためになると思うわ

    このコメントに返信

    2018年12月03日 23:34

  19. 21 匿名の浦和サポ(IP:1.66.98.244 )

    鹿島アントラーズユース、
    プレミアリーグ優勝
    埼スタでのチャンピオンシップ出場権獲得
    当然 鹿サポが埼スタに来る
    ヤダヤダ…

    このコメントに返信

    2018年12月04日 00:57

  20. 22 匿名の浦和サポ(IP:126.12.64.235 )

    平川曰く、多くの人の愛でこのクラブは成り立っている。
    この人の愛も、残念ながら、一つのピースとなって成り立っているんでしょう。
    あのスピーチを思い返すと、グッとくるよね。
    平川がこの記事を見たらきっと、広い心で見るだろうね。
    だから自分も怒りを堪えて無理矢理にでもこの人のクラブ愛を感じることにします。

    このコメントに返信

    2018年12月04日 08:25

  21. 23 匿名の浦和サポ(IP:27.121.8.57 )

    この人、セレモニー観ずに帰っちゃったようなコラムだね。
    だから、万が一の時も鹿の試合を観ずに死にチケにして下さいよ。

    このコメントに返信

    2018年12月04日 09:46

  22. 24 匿名の浦和サポ(IP:182.250.176.67 )

    なんの価値も感じないダラダラとしたブログ。もう、いらないでしょ。これ。

    このコメントに返信

    2018年12月04日 16:12

  23. 25 匿名の浦和サポ(IP:1.75.6.180 )

    ニーズあるんですか?
    こんな内容の文章で。

    このコメントに返信

    2018年12月04日 21:32