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「終盤は”先輩”茂木が後輩たちをコントロール」筑波大学蹴球部との練習試合レポート【浦レポ】

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「終盤は”先輩”茂木が後輩たちをコントロール」筑波大学蹴球部との練習試合レポート(浦レポ)


(Report by 河合貴子)

 

練習生3人を交えての練習試合

 

灰色の雲に覆われポツポツと降り出した雨は、試合開始前に止んでいた。だが、肌にまとわりつくような蒸し暑さを感じる中で、筑波大学蹴球部との練習試合が45分×2本で行われた。

 

先週チーム合流した森脇良太選手や、昨夜開催された神戸戦に途中出場した阿部勇樹選手と柴戸海選手の元気な姿がピッチにあった。しかし、怪我人を多く抱えている浦和は、スターティングイレブンを揃えることができず、3人の練習生の力を借りることになった。

 

ちなみに、前回の練習試合と同様にGKは30分交代で、榎本哲也選手、福島春樹選手、岩舘直選手で回すことになった。

 

主導権を握る筑波大に対して大人のサッカーで対応

 

試合開始早々から主導権を握ったのは、筑波大学であった。しっかりとボールサイドへとスライドしてアプローチし、ボールを奪うとまずはキープして、リスクを冒さずに後方からボールを回して揺さぶりをかけてきたのだ。

 

これに対して浦和は、しっかりとブロックを作り榎本哲也選手や阿部勇樹選手を中心に最後のところはやらせない手堅い守備を見せていた。

 

左のストッパーを任された茂木力也選手は「ボールを回されていても、後ろとしたら怖くなかった。(アタッキングエリアに)入ってきたボールを、スライドしながらうまく守れていた」と笑顔をみせた。

 

そして攻撃面に関しては「ワイドの選手に右足でもって内側を狙いながら、オギが(荻原拓也選手)アーリークロスを入れて得点とかもあった。自分で相手を引きつけてワイドの選手をフリーにする。相手は4DFだったので、俺の所にでてくれば必ずワイドが空くイメージを持ちながらプレーをしていた」と話した。

 

筑波大学にポゼッションをさせて、ここぞというチャンスに攻撃のスイッチが入り厚みのある攻撃をするしたたかさを狙いしているように感じる展開であった。ある意味、大人のサッカーともいえる。

 

28分には、武富孝介選手が相手DFのスライディングしてくることを先読みして、身体を反転させてドリブルの緩急で相手DF陣を翻弄してドリブルシュートを決めた。
まさに、武富選手らしいゴールであった。

 

武富選手が得意なプレーを見せれば、李忠成選手もDFの裏への飛び出しは得意である。武富選手のゴールに触発されたように、李選手は33分にDFの裏へ飛び出し相手DFに倒されてPKを獲得。李選手自らキッカーを務め、冷静にゴールへと流しこんだのだ。

 

柴戸海選手も中盤でプレスをかけながら、したたかにゴールを狙うシーンもあった。荻原拓也選手も左ワイドから積極的に仕掛けて攻撃の起点になっていたし、怪我明けの森脇選手は逆サイドへと大きく展開するロングパスを送るシーンもあった。

 

ただ、マルティノス選手が焦りなのか、決定機を決められず悔しそうであった。したたかな展開で、前半を2-0で折り返した。

 

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