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「10年かかったけど・・・」 梅崎司がアジア王者に向ける熱の理由は?【浦レポ】

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「10年かかったけど・・・」 梅崎司がアジア王者に向ける熱の理由は?(浦レポ)

(Report by 轡田哲朗)

敵地で見せた強烈な一撃

「入ったと思ったんですけどね。GKを褒めるべきなのかなと思います」

梅崎司は、浦和レッズが1-1で引き分けたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第1戦、アル・ヒラル戦(サウジアラビア)戦で放った強烈なシュートについてこう語り、ちょっとした悔しさが残る表情を見せた。

梅崎はキング・ファハドスタジアムで行われた初戦の後半32分に長澤和輝との交代でピッチに登場すると、サイドハーフとして精力的なプレーを見せた。そして1-1のスコアで迎えた後半の終了間際、右サイドの45度付近から右足アウトサイドにかけて前に立つ相手DFを巻き込むような強烈なシュートをファーサイドに向けて放つ。しかし、ゴールの寸前で相手GKの伸ばした手がわずかにボールのコースを変えた。明らかなコーナーキックだったものをゴールキックに判定されたことを記すのは蛇足だが、梅崎らしいゴールチャンスに貪欲な姿勢を見せる強烈な一撃だった。

ストイックに過ごした10年、ようやく巡ってきたチャンス

梅崎が浦和にやってきたのは、2008年の開幕前のことだ。知っての通り、前年に浦和はACLを優勝し、そうした国際舞台のビッグゲームに立つ自分を想像してやってきたことは間違いない。しかし、浦和は08年のACLで準決勝敗退すると、翌年以降はしばらくアジアの舞台から遠ざかった。梅崎自身も負傷を繰り返し、決して満足のいく状態でプレーできない苦しい時期を味わっている。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任して立て直しを図ったチームは13年にACLに復帰すると、15年から3年連続出場してきた。そしてついに、今季は決勝の舞台に返り咲いている。

梅崎は、浦和からオファーを受けたことを振り返りながらその思いを語った。

「当時、アジアチャンピオンになったチームからオファーをもらって大変光栄なことだと感じましたし、そういう中で自分を見せたいという思いが常にあったので、ようやくですけどね、チャンスを迎えることができて。10年が掛かりましたけど、本当に喜ばしいことだなと思います」

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