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浦和に戻って初の実戦だった茂木力也、攻守に見せたポイントになるプレーとは【浦レポ】

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浦和に戻って初の実戦だった茂木力也、攻守に見せたポイントになるプレーとは(浦レポ)


(Report by 轡田哲朗)

「ゲーム形式をしない監督」の下で訪れた機会

夏のような暑さが復活した横浜F・マリノス戦の翌日の大原サッカー場では、新潟医療福祉大学とのトレーニングマッチが行われた。結果は2-4だったが、負傷者が続出している状況で基本的にトップチームの人数は全く足りない。半分くらいを練習生に頼る状況だったので、個々の選手に対する負荷調整やゲーム勘の補完が狙いだったのだろう。その練習生たちには、1月の高校選手権でかなりのところまで勝ちあがったチームの中心選手もいたのでクオリティーが低すぎるわけではなかったにしても、どうしても必要なポジショニングや連携などは取れなくて当然だった。

 

特に3失点した後半20分過ぎは、前半から出場していた練習生たちが集団で「電池切れ」を起こしてしまったような状況で、ちょっと参考にはならないものだった。彼らの心情を推し量れば、Jリーガーを目標としている中でトレーニングマッチとは言えその一員でプレーができ、阿部勇樹や李忠成といった日本代表経験者と同じピッチに立てる状況で、前半から張り切り過ぎてしまったのも仕方のないところだろう。

 

そうした中で、私としては茂木力也を見に行ったと言っても過言ではなかった。浦和に戻ってきてから初めての実戦機会であるし、何よりも「こんなにゲーム形式の練習をやらない監督は初めてで、どこでアピールして良いのかと考えることもあるんですよ」と話していたからだ。阿部や李、GKの3人、出場機会を失っている武富孝介や柴戸海に興味がないとは言わないが、シンプルに茂木のプレーを見たかった。

 

そもそも、どのポジションでプレーするかですら、ハッキリと予想ができなかった。パターン練習のトレーニング中も3バックの一角に入ることもあれば、ボランチやウイングバックの位置に入ることもある。どこでも起用にできてしまうことが長所である反面、こうした茂木をどこでプレーさせるかを優先的に考えられる時に、どこに配置されるのかも興味深かった。その結果は、3バックの右ストッパーに落ち着き、中央に阿部が配置された。

 

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