■ガンバサポーターの熱意を感じる試合前
あまり気温の高さは感じなかったものの、妙に湿気が強く、蒸し暑い夕刻。日は短くなって、午後6時を過ぎればほぼ夜なのに、暑さだけはまだ続く。
試合開始30分くらい前に埼スタのスタンドに着くと、やけにガンバサポの応援が賑やかだ。サポーター席も、一番上までほぼ埋まっている。なんでこんなに気合い入ってるんだろうな。どちらかといえば近年、低迷が続いているガンバとしては、まず一つタイトルを取りたいと必死なんだろうか。フラッグの数も多い。
試合前 妙に張り切る ガンバ・サポ
実にストレートに一句詠んでしまった。スタジアム全体を見渡すと、正面のアッパーは無人ながら、バックスタンドの方はそこそこ人が入っているし、ルヴァンの準々決勝としては、まずまず入っている方か。ちなみに2万1千あまりの観客数の発表は、80分くらい。南側自由席は日曜日とはいえ、子供や家族連れの姿は少なめで、やや高齢化している感じだ。
■今日はリンセンに注目
試合が始まると、そんなにボールをキープしている時間は長くないのに、前線に出てくるパスがなかなか効果的で、チャンスの数はレッズの方がだいぶ多い。それで一点目は、CKからドンピシャでのリンセンのヘディングだ。南側なので、すぐ前で見られた。
そういうことだったんだ、と私も納得。ずっとリンセンは、歴代レッズでいえば高原、盛田などに並ぶ「点の決められない点取り屋」感が強かった。結局、うまくフィットしないままどこかに移籍するのかな、と予想もしていたのだが、ようやく観客を含めて、まわりも、リンセンを「わかってきた」気がするのだ。ゴール前にドンと居座るワシントンでもなく、超高速で敵陣を引き裂くエメルソンでもなく、最後の一歩が出るラファエル・シルバでもなく。簡単にいえば、ゴール前を浮遊しながら、ピンポイントに合わせるタイプの選手なのだ。
カンテが「ナイスミドル」なのがわかったと同じに、リンセンが「ピンポイント」選手なのも、今になってやっとわかった。なぜか水辺を浮遊するホタルをイメージしてしまった。
ゴール前 ピンポイントの 夏ホタル
それからリンセンを特に注目して見るようになったが、同時に注目していたのが明本だ。まあ、よく動く。サイドバックにいるはずが、何度か一番前に飛び出してくる。イメージとしては、どうしてもかつての「暴走レッドカード」もあって、「ヤンキーな兄ちゃん」ぼいのだが、キャラクターとして、チームに一人はこういう闘争心が前面に出てくる人は欲しいなと思うし、日本代表にもいたら面白い。今の代表は、何となく「精密機械」っぽい選手は多いのに、規格からはみ出しているような人が見当たらない。
サイドバックなら、今がチャンスじゃないか。
代表に 一人は欲しい 暴れん坊
後半は、早川がシャルクにスイッチしたところから始まる。早川、なかなか定着は難しいな。スコルジャ監督も、「機能してない」と判断すると、すぐに替えるから。またそのシャルクが一点決めて、きっちり結果出したんで、ますます厳しい。
せっかくの小泉も、また惜しいシュートを止められて無得点。どうも波に乗れない。きようの2点目も決めて、ようやくキャラクターがはっきりしてきたリンセンや、ミドルシュートのカンテと比べて、なかなか「色」が鮮明になってこない。ACLもあるし、使える選手は5人でも10人でも余計に欲しいところなのに。
小泉の まず一本が きょうも出ず
まあ、相変わらずそんなにボールは保持してないのに、なぜか点を重ねて、全く危なげないというか、ヒヤヒヤすることもなく準決勝進出を決めてしまった一戦。こりゃ、今のレッズはだいぶ強いのかもしれない。カンテやリンセンや、しばらく不発だった選手が輝き出したのが大きいかね。
しかし、後半になっても、ガンバ・サポは『レッド・リバー・バレー』のチャントを何十回と繰り返すなど、ずっとパワーダウンすることなく、応援し続けていた。あれは、「敵ながらアッパレ」だ。さながら、サポーター席全体が大きな船になっていて、そこから川に乗り出すようなエネルギーを感じた。ただ、気の毒なのは、少しずつ失点が積み重なったことで。
ガンバ・サポ レッド・リバーで 川下り
「川下り」なんてやると、怒られるかな。とにかく直接衝突だけは、避けてほしいものだ。
山中伊知郎
1954年生まれ。1992年に浦和に引っ越して来て、93年のJリーグ開幕時にレッズのシーズンチケットを取得。以後30年間、ずっとシーズンチケットを持ち続け、駒場、ならびに埼スタに通う。2021年より、レッズ戦を観戦した後、「川柳」を詠むという「レッズ川柳」を始める。現在、去年一年の記事をまとめた単行本『浦和レッズ川柳2022』(飯塚書店)が好評発売中。
代表を務める「ビンボーひとり出版社」山中企画では、8月、テレビの夢グループCMで、石田社長の横で「社長~! 安くしてエ~!」の甘え声でお馴染の歌手・保科有里の『愛人!? 困っちゃう・・・』という本を出す。秋には、タブレット純とエド山口の対談本を出す予定。
1 匿名の浦和サポ(IP:221.105.223.2 )
助っ人が 全員出場 ここからだ!
2023年09月12日 14:57
2 匿名の浦和サポ(IP:49.98.10.227 )
理不尽だ カンテにシャルキー ブライアン
2023年09月12日 15:04
2.1 匿名の浦和サポ(IP:106.155.4.3 )
ホイブラーテン
神ショルツ
2023年09月12日 17:48
3 匿名の浦和サポ(IP:106.73.13.65 )
嬉しいぞ オランダ兄弟 揃い踏み
2023年09月12日 15:41
4 匿名の浦和サポ(IP:1.72.5.104 )
遅咲きで 季節外れの チューリップ🌷
2023年09月12日 16:42
4.1 匿名の浦和サポ(IP:126.182.92.166 )
座布団一枚
2023年09月12日 21:00
5 匿名の浦和サポ(IP:106.154.144.116 )
青黒が 勝つぞと東上 手ぶら帰阪
2023年09月12日 17:18
6 匿名の浦和サポ(IP:27.94.49.152 )
今までの分、取り返してください!!
これからで遅くはありません。
宜しくお願いします。
2023年09月12日 17:29
7 匿名の浦和サポ(IP:123.225.193.2 )
ストライカー おらんだと 嘆かれも 粛々と臨戦態勢 花開いた チューリップ
2023年09月12日 18:20
8 匿名の浦和サポ(IP:126.33.165.66 )
完敗の ドイツとガンバに 乾杯す
2023年09月12日 19:13
8.1 匿名の浦和サポ(IP:123.225.193.2 )
クルクルと 回る風車と 我らの手
2023年09月12日 21:16
9 匿名の浦和サポ(IP:1.73.147.99 )
リンセンの 助っ人らしい 活躍だ!
2023年09月12日 19:40
10 匿名の浦和サポ(IP:106.150.74.34 )
リンセンと カンテシャルクで 新三銃士
2023年09月12日 20:24
11 匿名の浦和サポ(IP:180.144.152.79 )
トルコ戦、敦樹スタメン‼️
2023年09月12日 20:56
12 匿名の浦和サポ(IP:175.132.130.27 )
敦樹スタメン楽しみすぎる
2023年09月12日 20:59
13 匿名の浦和サポ(IP:126.182.92.166 )
オランダ勢
返せ遅れも
掌も
2023年09月12日 21:08
14 匿名の浦和サポ(IP:130.62.83.2 )
やっぱりこれだけは負けないという武器がひとつだけでも必要だよね
2023年09月12日 21:11
15 匿名の浦和サポ(IP:210.139.239.133 )
敦樹、今夜がヨーロッパへの一歩になるか。
2023年09月12日 21:18
16 匿名の浦和サポ(IP:14.9.48.97 )
敦樹スタメン。
活躍して欲しいと思う反面、そうなると海外移籍が加速しそうで何とも複雑。
2023年09月12日 21:23
『正直、今年一番強いと感じた(食野)』『殊勲2得点の躍動に納得。こうやっ...
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