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「迎撃型」の相手を外せずに手を焼いてしまう ホームで手痛い結果に【轡田哲朗レッズレビュー/J第20節FC東京戦】(浦レポ)
(Report by 轡田哲朗)
興梠がJ1通算500試合出場、浦和所属経験の選手では4人目
浦和レッズは7月8日にリーグ戦の20試合目、FC東京戦を0-0で引き分けた。これがリーグ戦で5試合目のスコアレスドローなので、4試合に1回の割合はちょっと多いかなと感じさせる。他に3回0-2で敗れた試合があったために8試合が無得点となると全体の40%なので、それは結構多いように思える。逆に1点でも取った12試合のうち10試合で勝利しているとも言えるので、それがチームのキャラクターになっているといえばそうなのだろうけど、順位を上げていこうとすると何が必要なのかは分かりやすいチームになっていると言えそうだ。マチェイ・スコルジャ監督が言及していたように、この日は首位の横浜F・マリノスと名古屋グランパスが対戦していたので、順位を上げるためにも勝利しておきたいゲームだったのは事実だろう。
スタメンでは、FWとして初のJ1通算500試合出場を達成した興梠慎三が1トップに入った。これはJ1で歴代10人目の記録で、浦和に所属経験のある選手では4人目。現在はユースチームでコーチを務める阿部勇樹さん、この日もスタメンだった西川周作、浦和のみでプレーして501試合の記録を作った山田暢久さんに続いた。また、左サイドは2列目に関根貴大が入って、サイドバックは大畑歩夢。ベンチ入りメンバーには小泉佳穂が戻ってきた。
一方のFC東京は4-2-3-1でスタートする形で、東のトップ下は塚川の出場停止が理由の1つになっているという話が出ていた。全体に自分の前に目標をつけて迎撃して守る良さを出す選手が多めで、それはこの後に見ていきたい。
迎撃する相手への典型的な攻略法は背後への飛び出し
時に使ってきた言葉の「体、技、心」のところでいうと、このゲームでは「体」の部分で決して良い状態でなかったことが指摘されるものになった。スタメンから途中交代はここ数試合で固まってきている感のあったメンバーの範囲内で行われていて、終わった後の逆算で言っていることを承知で、それがマチェイさんや多くの選手たちが言及するに至った動きの重さに起因してきた部分はあるのかもしれない。試合序盤で酒井宏樹が負傷交代を余儀なくされたことでの動揺や特に右サイドの調整に使った時間帯があるにせよ、大久保智明が話したように「動きのメリハリが足りなかった」部分は緩急の足りなさとも言えて、それはプレスを掛けていきたい相手からすると与しやすいものになった部分はあるだろう。
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