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矢島が話す3バック対策 春先にサブだったからこそ分かる攻略法は(浦レポ)
(Report by 轡田哲朗)
ミシャ体制では4バックを行った”Bチーム”メンバー
今週末に浦和レッズが対戦するベガルタ仙台は、今季から3バックシステムを採用している。浦和にとっては前任のミハイロ・ペトロヴィッチ監督の指揮下にあった時と同じシステムだが、現在は浦和が4バックを採用し、マッチアップするミラーゲームではなくなった。そのゲームへの対策を一番よく理解しているのは、矢島慎也などミシャ体制で出場機会の少なかった選手たちだ。
その理由は、ミシャ体制では次の対戦相手が4バックのチームだと、いわゆるサブ組を中心としたチームは4バックを採用して紅白戦を行うのが常だった。つまり、”ミシャ式”と呼ばれるようなシステムに4バックで対峙する経験値が高いのは、当時に”Bチーム”でプレーしていた矢島慎也などの選手ということになる。
矢島は、その経験を踏まえてミシャ式への対策をこう語る。
「守備で言えば、押し込まれるとワイドのところが空いてしまうので、そこはサイドハーフが降りない方がいい。ワイドに展開されたら、サイドバックが出ていってセンターバックがスライドする方がいいですね。そこでサイドハーフが降りると相手のやりたいことになってしまうので。そのサイドバックとセンターバックの横のスライドと、ボールホルダーにしっかり行く縦のスライドをしっかりやれば、そんなに怖くないと思う。ただ、サイドチェンジを何度もされると相手のペースになってしまいますね」
これまで浦和が4バックの相手と対峙した時に裏返しになるが、5トップ状に張り出してくる相手を捕まえる時に、どうしても大外で1枚足りない状況が生まれる。そこに対してこちらも大外の選手が降りて5バックを組むと、ズルズルと後ろに下がらされてしまう危険があると話した。そのため、4バックを維持したまま素早く横のスライドをすることで、相手ボランチへのプレッシャーを掛け、逆に攻撃への手数を維持した方が攻略しやすいという。
そして、ミシャ式を採用する難しさを経験しているからこそ、その穴を突く方法があるとも話している。
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