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オリヴェイラ監督の狙いが見えたDFがいる中でのボールポゼッション練習(浦レポ)
(Report by 河合貴子)
コンディション調整にも気を遣う
オリヴェイラ監督が、浦和を率いて約3週間。過酷な連戦が続く中で、YBCルヴァンカップをターンオーバーして闘ったり、選手たちのコンディションを見てオフを特別に与えたりをしている。
鳥栖戦の2日前の練習では、リーグ・鹿島戦とYBCルヴァンカップ・名古屋戦を連戦で戦った槙野智章選手、長澤和輝選手、橋岡大樹選手、宇賀神友弥選手、青木拓矢選手たちがオフであった。
オフでありながらも、槙野選手や宇賀神選手は練習場に顔を出して、ランニングをしてコンディションを整える姿があった。
オリヴェイラ監督は「他の選手たちで月曜日にオフを与えた選手もいます。連戦で疲れている身体を休ませるだけでなく、サッカーから少し離れて精神的にも休ませる意図がありました。例えば子どもたちとディズニーランドにいくとか、そういった過ごし方をしてもらいたいということです。毎日練習もしていますし、試合で負荷も掛かっています。選手はロボットではなく人間ですので、休むことも必要だと思います」と話した。
実際、月曜日にオフをもらった遠藤航選手は、子供たちとディズニーランドで楽しい一時を過ごしていた。そして、心身ともにリフレッシュして練習に全力を注いでいたのだ。
また、ナイターでの試合開催の時でも練習は、10時スタートと徹底しており「国際試合などで、現地のその時間の気温や明るさに慣れるために試合と同じ時間帯に練習することは大事だと思いますが、日本国内でプレーしていますので、この環境に慣れている状態の中では、午前中にトレーニングをして、試合まで休む時間を長くする方がいいと私は思っています」と試合に挑むまでリラックスした状態で過ごす方法をとっていた。
連戦の中で、試合に出場し続けている選手たちにオフを与えたり、試合開始まで身体を休ませることをしてコンディションを整えるオリヴェイラ監督のスタイルである。
ハードな練習では意図が明確に
だが、その分、練習はハードだ。気持ちの良い五月晴れの中、選手たちの荒々しい息づかいが聞こえてきた。アップの基本練習を終えると、DFを置いた中でのポゼッションを意識した練習が始まったのだ。
長方形のグリッドの外周を6人の選手たちが攻撃側となり、内側に攻撃側の選手が1人、守備側が4人。攻撃側は、内側の味方をうまく使いパスを展開したい。守備側は、4人で連動した守備でパスコースを消してインターセプトを狙いたい。狭いグリッドなどで、スピードも速く攻守ともに判断力と連携が求められるものであった。
そして次に行われたのは、ハーフコートをペナルティーエリア幅にして、さらに縦に3分割して8対8のポゼッションゲームであった。
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