浦和レッズについて議論するページ

日本有数のビッグターミナルからスタジアムに連なる道は、興奮を隠さぬ人の河となっていた。気付けば自らも一帯と化しており、その喧騒と興奮にひきこまれ、非日常な世界を開いていた。スタジアムに近づくにつれ、歓声と熱気が襲い掛かってくる。ゲートをくぐり、階段を上ると両サポーターが塗りつくしたコントラストに目を奪われる。酔いしれ気付けば、キックオフ前には宇宙空間に飛び立っていた。
2004年 Jリーグ サントリーチャンピオンシップ1stleg横浜Fマリノス×浦和レッズ戦で、フットボール熱が再燃した。

中学三年生に進級する直前の春休み、部活の一環として、国立競技場にJリーグ観戦に行くことになった。覚えているのは、とにかくガラガラだったこと。冒頭のようにトリップすることはなかった。その数か月前に見た高校サッカー選手権茨城県大会決勝のインパクトを薄れさせるくらい、その試合には何もなかった。
結果、Jリーグ観戦から足が遠のいた。1993年がバブルとなった。
そんな私に、Jリーグの楽しみを再び思い出させてくれたのが、浦和レッズと横浜Fマリノスの試合だった。どちらかのサポーターになった訳ではない。ただただフットボール欲を刺激された。ビッグマッチを探し、川崎フロンターレの試合にいくこともあった。昔テレビで見ていた駒場陸上競技場のような誇り高く波打つ圧倒的な旗で彩られた等々力陸上競技場に見惚れた。そして、鹿島スタジアムや埼玉スタジアムでの鹿島アントラーズ×浦和レッズを経て、「雨中のレッドバトル」という読者投稿からライターデビューし、現在に至っている。

Jリーグ開幕時の熱は微かになっただけで、新たな炭さえ足せば、また燃え上がると思う。私がそうだったように。
今のJリーグには、冒頭の雰囲気を味わえるようなビッグマッチが毎節存在している。冬の時代は過ぎた。だからこそ、もう一度、惹かれるビッグマッチから足を運んで欲しいし、その前のモチベーションビデオとして『Jリーグ メモリーズ&アーカイブス』を御覧頂きたい。2004年 Jリーグ サントリーチャンピオンシップのGLORYをイメージして作り上げた。
浦和レッズと横浜Fマリノスが思い出させてくれたことを御裾分けするために。DVDはスタジアムのチケット価格と変わらないようにした。(@targma_fbrj)

 

■Jリーグ27年の歴史のベスト盤『Jリーグ メモリーズ&アーカイブス』販売ページ
https://w8sports.stores.jp/

 

■石井 紘人(いしい はやと)
1982年、茨城県生まれ。主な寄稿先にNHKやサッカーダイジェスト。著書に『足指を曲げるだけで腰痛は治る』(ぴあ)や『足ゆび力』(サッカー小僧編集部ガイドワークス)、プロデュース作品に『レフェリング』(JVD)など多数。2011年にFootBallRefereeJournalを開設した。株式会社ダブルインフィニティの代表取締役も務める。

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