浦和レッズについて議論するページ

今年よりTwitterでスタートした「浦和レッズのプレビュー、レビュー」が面白いと話題となっている浦ビューさん。
その原稿を浦ビューさんに許可をいただき浦議に転載させていただきます。

 

J1第21節 レビュー
浦和レッズvs名古屋グランパス 2-2。

 

いつも読んで頂きありがとうございます。
今回も開いて頂きありがとうございます。

 

浦和レッズが今後ACL、天皇杯、ルヴァンと全て決勝戦に進出したのを含めると残りの試合数は30回になります。当然行くことを信じていますので今回のレビューが31回目ということで、丁度折り返しの後半戦になります。いつも読んで頂いてる方に毎回読んで頂くには常に変化を恐れずに新しいことを取り入れていかないと飽きさせてしまうので、また少しずつ変化をしていきながら、反響を考えながらより良い作品に努めていきます。

 

動画については、上海上港戦まではTwitter動画のみにさせて頂きます。高画質でいつも見て頂いた方はすみません。どうしてもという方は連絡下さい。

 

ということで、名古屋戦のレビューを始めたいと思います。

 

 

 

 

〜スタメンと基本システム〜

 

 

—浦和レッズ—
•3日前の鹿島戦とは3人のスタメンを変更。
•マウリシオの欠場により大輔先生が久々出場。
•柴戸は出場停止から復帰。
•好調長澤ではなくファブリシオを起用。
•3-4-2-1。

 

—名古屋グランパス—
•多くの負傷者を抱えた故の3-4-2-1。
•両HVは本職のCBではない2人。
•シミッチ、ネットと強力なボランチを形成。

 

•2試合続けての決定的なピンチを作られる

 

3日前の鹿島戦同様にキックオフ早々から決定機になり兼ねないピンチを作られました。

 

鹿島戦では自分たちのキックオフのミスから、名古屋戦では相手のキックオフからこの試合通じて圧倒されたジョーの”収め力”を利用されてから2試合連続で橋岡がCKに逃げる結果となりました。

 

そのCKで、前節の鹿島戦はバー直撃に助かりましたが、今節はかなり勢いよく入った名古屋に対して先制点を許しました。

 

疲労を言い訳にしていいほどの暑さであることを理解していくつもりですが、この時間帯での失点というのは中々擁護しづらいです。

 

ボールホルダーの前田に対峙した青木の対応とボックス内の中の連携が共有できずに、一方は縦に仕掛けられたけど一方はラインを上げてしまうズレが生じてしまうとこのような失点をしてしまっても致し方なしだと思います。

 

では、前節の鹿島戦を含めてキックオフ直後の危うさを映像で確認したいと思います。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画①

 

 

 

CK直後の対応として、0-2からのジョーと西川の決定的な1対1となっていたシーンもCK直後からでした。ラインを統一して上げることができないなら上げることを諦めた方がいいですね。

 

では、今後の心配点として映像で確認お願いします。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画②

 

 

 

•開始早々のゴールで両チームの狙いは…

 

開始早々にゴールが決まったことにより、両チームの本来のプランは見えづらくなりました。

 

例えば、浦和はドン引きして守ろうとするプランだったけどいきなり破綻してしまったかもしれません。名古屋にとっては嬉しい誤算だったと思います。

 

ということを考慮して、0-1になってしまった後の両チームの狙いを見ていこうと思います。

 

•セットする非ボール保持の前に…

 

プレビューで「最近の試合では改善してあまり見られなくなったが、名古屋戦ではHVを中心に3CBが釣り出される回数は増える」と言及しましたが、まさにその回数は多かったと思います。

 

3分20秒からのシーンです。

 

 

▶︎岩波のパスが名古屋に渡った瞬間です。
なので、この瞬間を静止画にすると5-4としっかりセットできている状態ではありません。前田直輝は槙野に影響を与えるポジショニングに立っています。

 

 

▶︎宮原から前田にパスを入れたので、槙野はポジションを離れて出ました。宮原はパス&ムーブ、3人目の動きになり得る為に動き出します。

 

 

▶︎前田は槙野からプレスを受けていることを認知しているので、すぐにシミッチへ落としました。その間に宮原は槙野が釣り出されたことによってできたスペースでパスコース役となっています。

 

なので………

 

 

▶︎シミッチから宮原へパスが入りました。

 

そして…

 

 

▶︎すぐにジョーに落としました。この瞬間を静止画にしても浦和のブロックがしっかり形成されてはないですよね。

 

名古屋は相手がセットしたブロックを形成される前に破壊できるようにボールを動かしたいはずで、それに対して浦和が動かされてしまう、名古屋に付き合ってバラバラ流動的なポジションバランスで守ることが1番良くないはずなのです。このシーンはパスミスからそれを導いてしまったシーンだったと思います。

 

では、映像で確認お願いします。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画③

 

 

他にも前田直輝が槙野を交わして抜け出そうというシーンが前半に3回見られていますが、いずれも関根を動かして浦和にセットさせない状況を作ってから前田へ送っているので、やっぱりこの辺りの作りの巧さは名古屋流石と思える部分でした。

 

•浦和ボール保持:名古屋非ボール保持

 

名古屋は、理想を捨てて割り切って非ボール保持側になることを許容した前節のガンバ戦に継続して、今節も非ボール保持側になることを許容したと思います。先制点を早々に取れたので尚更その志向は高まったと思われます。

 

なのでプレビュー通り、前回対戦とはうってかわって浦和がボール保持できる時間が沢山ありました。

 

名古屋は非ボール保持時5-2-3でした。
WBをできる限り高い位置を取られせるというよりも後ろを消す為に5枚を先に並べました。一方で、両シャドーはシミッチとネットと連携して4枚の鎖を繋ぐというよりもジョーと同じ高さで浦和の最終ラインに牽制をできるような位置でした。なので、シミッチとネットのカバーする範囲はめちゃくちゃ広大でした。そう考えると、風間監督の思惑として2列目のライン間を通過されるところまでは許容範囲だったと思います。しかし、本職のCBではない宮原と太田をHVに起用しているにも関わらず、「簡単に2列目を通過させていいのかな?」とも思いました。

 

浦和はジュビロ戦、鹿島戦と継続してきた青木を降ろす4バック化を名古屋戦でも継続して行ってきました。名古屋が2列目のライン間を越えられることを許容していたので、縦パスが入りやすい状況ではありました。

 

4分のシーンが分かりやすいです。
両チームの狙いが噛み合わさって良い所も悪い所も一気に出たようなシーンでした。

 

映像で確認お願いします。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画④

 

 

浦和としては、2列目のライン間を越えることはできても、貯金がないまま前進していたのでその次が効果的に前進することができない前半になったと思います。

 

では、前半の最終ラインを4バック化させたビルドアップを中心にまとめた映像です。確認お願いします。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑤

 

 

10分の中継の音声を拾った大槻監督の指示を聞くと「立ち位置を取れ。長いボールじゃなくて動かせ動かせ。」と選手たちに呼びかけていました。

 

福田さんの音声に被っていますが聴きたい方は音声ありにしたので、視覚ではなく聴覚でどうぞ。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑥

 

 

この指示から推測すると”足元から繋いでいきたい”、”最終ラインからビルドアップを構築させたい”狙いがあったようです。

 

しかし⑥映像でも見て頂いた通り、名古屋の非ボール保持時の完成度に対しての浦和のビルドアップは満足のいくものではなかったと思います。

 

唯一、最終ラインのビルドアップスタートから各選手の武器が生きたようなシーンが17分にありました。

 

先ずは映像で確認お願いします。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑦

 

 

青木がネットに、柴戸がシミッチに影響を与えて降りることでフリーとなった柴戸のライン間を越えたパスからファブリシオの武器を生かして名古屋を動かして、最後は関根から橋岡というゴールパターンとして今後再現性を求めていきたい流れまで作りました。

 

・名古屋の2点目

 

2点目は名古屋の良いボール奪取からでした。

 

映像に注目どころを字幕つけているので、先ずは見て頂ければ嬉しいです。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑧

 

 

3分に詳しく言及したシーンに続いて、ボール奪取されてから名古屋の前進を防ぐことができずにジョーの武器が生きる流れに持ち込まれて、最後までジョーが気になったが故に大外の前田に決められてしまいました。

 

これで2試合続けてHVの脇のクロスから反対のHVの脇で合わせられての失点となりました。セットされた5バックを形成する前に決められてしまっている証拠だと思います。つまり、その前の10~30秒前を振り返ると浦和にとって良くない奪われ方をしているのだと思います。実際に、鹿島戦もこのゴールもそうですよね? そういうことです。

・継続して出来ていることには評価

 

1試合という視点ではなく、継続してできていることも評価していきたいと思います。
やはりセットできた時の非ボール保持時の対応の連動や連続性は改善して高まっているように思いました。

 

映像で是非確認お願いします。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑨

 

 

押し込まれた後の対応でした。
入れてきたものに対して浦和が出て、入れてきたものに対して浦和が出てを繰り返して限定していき下げさせて、最後はミスを誘発させていい位置で奪い興梠のラストスルーパスの精度が良ければゴールの確率が高かったシーンまで作りました。

 

セットできた非ボール保持時の対応は、”安心”という言葉を作ってしまうと気が緩んでしまいますが、”自信”を持って相手に太刀打ちできる武器になり得てきていると思います。水戸戦や神戸戦でどれだけ太刀打ちできるのかが興味深いです。

 

その土俵(セット)を築く前に攻撃を仕掛けようとしてくる、仕掛けることができた名古屋が一枚上手だったことが個人的な前半戦の評価です。

 

・関根の前半は・・・?

 

多くの方の意見で関根が前半消えていたような印象を持たれたのは…

 

①名古屋が5バックだから
②槙野との距離が近過ぎたから

 

①は、確かにそうですが、そんなこと試合前から分かっていることなので凌駕しなければいけません。それは関根の問題ではなくチームの問題で。

 

②は、青木を降ろして4バック化させても3枚から始めたとしても槙野は9割の確率でサイドに開いていました。それに対して関根も同じくサイドに開いていたので2人は縦関係になっていました。

 

その関係性だと名古屋は守りやすかったと思います。槙野から関根へのパスに角度がなく同一視野でマークできまたし、サイドなのでパスを出せるコースは限定されているので。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑩

 

 

サッカーって正解も不正解もなくて、長所と思えることにも短所があるスポーツだと認識しています。しかし、関根貴大”と”槙野智章”のキャラクターや武器、名古屋グランパスの見せる対応など様々な視点を噛み合わせて見ていくと、どうもこの2人が縦関係を続けることのメリットは発見できませんでした。まだまだ学びが少ないのでちゃんと意図が汲み取れるようにします。。。

 

しかし。その視点に関して変化を加えたシーンが41分にありました。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑪

 

 

ミラーゲームなのでズレを作ろとしていることは理解できますが、開くことに絞ることにどんな効果があるのかな?と考えながらプレーしてほしいと思います。その点で41分のシーンは素晴らしかったと思います。

 

後半にも同じ現象は見られていました。ただ、ボールと動き出すタイミングと相手に影響を与えるタイミングがちょっと違和感であまりよいズレの作り方ではなかったと思います。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑭

 

 

・どのようにゾーン3に侵入するのか?

 

大槻監督の10分の音声を引用すれば、長いボールからではなく足元から繋いで前進することをを求めていました。地上戦からでも中盤省略の空中戦からでも目的を達成する為の手段にしか過ぎないので、大槻監督が狙いを持たせて選手たちが遂行できいればなんでも良いかと思います。

 

ただ、この試合に始まった課題ではありませんが、ボール保持で足元から繋いで前進することが果たして機能しているのかといえば、個人的な意見としては頷けません。これはいつも読んで頂いてる方は分かってくれると思います。

 

さらに今節のスタメンはファブリシオでした。ファブリシオに大槻監督が何を求めていたかだと思います。狭い局面で連続してコンビネーションを発揮する選手というよりも、前向きに走らせたり突破させることが得意な選手のはずです。なので、足元から前進していくと決めたなら、ある程度長澤が起用された時よりも後ろで貯金を作ってからファブリシオらが絡む前線へ前進させた方が良かったと思います。更にファブリシオということを考えると、シンプルに中盤省略で相手の背後から狙うところから始める回数が多くても良かったとも思います。名古屋は本職のCBは1人だけで、やはり継続して狙われてくると前節のガンバ戦でも苦しんでしましたし。

 

「この試合に誰が起用されてるの?」と考えた前進の仕方相手の綻びを見極めた作り方ができているとは言えない前半戦だった思います。

 

ということで、中盤を省略して「背後から」の前進を試みた前半の映像を確認して頂きたいと思います。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑫

 

 

ジュビロ戦の前半戦で3得点奪えた要因の1つとして、先ず相手陣地(ゾーン3)に侵入してから攻撃を完結させる、もしくは、奪われても即時奪回して高い位置から再度攻撃を始めることができていたことだと言及しました。名古屋自体も低い位置で繋ごうとしたミスから失点を招いている試合もあることも考えると、「背後から」を狙う前進の機会を多く持たせてみても良かったのかなと思いました。⑫映像を見ると余計に思いましたね。

 

・浦和の反撃弾

 

決して印象操作ではないと思います。前章を読みたての今一度興梠のゴールシーンまでの過程を見てみてください。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑬

 

 

「どうやってゾーン3に侵入して」、「再奪取はどこでできて」、「興梠はどこで決めたのか」。

 

浦和の最近出来ていることの集約的なゴールであると思います。ボール保持面というより、最近機能しているトランジションからの即時奪回が大きな要因となっていて。即時奪回できた場所が限りなくゴールに近くて。じゃあ、限りなくゴールに近づくためのその前の10秒前にどう貯金を作っていたのか。

 

あとは、個人のサッカー観にお任せします。私は以上のように考えました。

 

前半は1-2で名古屋がリードして折り返しました。

 

 

〜後半戦〜

 

後半の名古屋は、前半以上に割り切って後ろから守備を行うようにしました。名古屋としては、前節の選手コメントから引用すれば「プレスに行けたけど行かなかった」というのは浦和戦の後半にも該当すると思います。流石に後半の後半辺りからは不透明ですが、後半の序盤から中盤にかけては意図的に行かなかったようにしたと思います。

 

なので浦和からすれば、相手陣内から攻撃を始めることができるので、浦和のあまり機能していない「どのように相手陣内に前進するのか?」というのを省いて、「どのようにゾーン3に前進するのか?」というテーマと向き合うことになりました。

 

これは浦和に対して名古屋はやってはいけなかったプランだと思います。やっぱり浦和ですからね。

 

・武藤の圧倒的存在感

 

武藤は後半良かったと思います。相手をどうにかして動かさないと得点は生まれない中で、”どうにか動かそうとするアクション””相手に与える影響力”は大きかったと思います。

 

武藤が影響を与える相手は左HVの太田宏介でした。浦和も体験済みですが、3CBの両端から釣りだしたり、動かすことができれば活路は見いだしやすいです。前半の名古屋のHVはライン間で浦和のシャドーに縦パスが入ったとき強引にでも食らいついて奪取しようとしない対応でしたが、後半では全体が後ろに下がり、自陣ゴールが近づいてる状況のせいか浦和のシャドーに入ったパスに食らいつくようになりました。もう1つは武藤が常に自分の存在を太田に振り撒いといて前に後ろに動いてボールを引き出していたので、冷静な判断をさせないように作れていたのかなと思っています。

 

後半言及してみたかったのはこの1点です。

 

では、気になったシーンをどんどん映像で見て頂こうと思います。基本的には映像で字幕を振っているところを見て頂き補足もしたりします。

 

47分のシーンからです。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑮

 

 

基本編のようでした。このシーンは”武藤が”というよりも興梠の連続性に素晴らしさを感じますが、「最終的にどこを突いていくべきか?」という視点では武藤の一連の流れは良かったと思います。

 

続いて50分のシーンからです。

 

このシーンは、「武藤が日頃どれだけ絶え間なく動き続けてフリーになり得ているのか?」ということがよく分かる映像です。

 

では、お楽しみあれ!

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑯

 

 

51分のシーンは明確な決定機でした。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑰

 

 

このシーンも”武藤が”というよりも、武藤に影響を与えられた太田が本来のスペースから出てきてくれたのを利用して武藤、柴戸、橋岡の3人でその逆を突いたシーンでした。最後の橋岡このシーンは「やっちゃった」の一言が似合うほどやっちゃいましたね。がんばれー。

 

52分のシーンは「背後から」でした。しかも、武藤の背後狙い。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑱

 

 

最後のゾーン3に中盤省略の空中戦で侵入してから名古屋のミスを誘って再びゾーン3で奪い返した点については、前半の1点返した興梠のゴールと全く同じパターンだと思います。はい。ほぼ同じパターンです。

 

次の54分のシーンは、もうスローで字幕に振ることはしませんが「武藤経由太田釣られ」ありきの柴戸の球種と背後に抜け出す興梠に一応通すことはできたシーンです。映像で確認お願いします。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑲

 

 

続いては58分のシーンからです。

 

これも武藤に入った縦パスに太田が食いついてきたシーンです。それにプラスして後半に入ってから、柴戸が2列目から列を上げて飛び出す回数を増やしたのを象徴するかのようになシーンにもなりました。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画⑳

 

 

柴戸には迷いなく飛び出てほしかったですね!

 

そして、73分のファブリシオの決定機なシーンです。

 

このシーンも「武藤経由太田釣られ」からのシーンでした。

 

では、確実に確認お願いします。

 

J1第21節 名古屋戦 レビュー動画㉑

 

ボックス内で一生懸命戻った太田はすってんころりんと転んでしまっていますし”ファブリシオなら”決められた明確な決定機だと思います。しかし、最もいやらしいのはジョアン・シミッチです。気になる方は再度映像チェックしてみてください。(この試合のシミッチ動画も作りましたが、今季また対戦しそうなのでそのときまで保存しておきます。)

 

浦和としては決めておきたかったシーンですが武藤経由であったことを忘れてはいけません。

 

このシーン以降から同点ゴールが生まれるまでの後半の後半に浦和が良い前進や惜しいシーンを作れていなかった理由は、「太田が疲れて武藤にパスが入っても動き出しても反応しなくなっちゃったから?」とも思いました。洗脳するように「武藤vs太田」について言及してきたので、同じ気持ちの方もいるかもしれません。。。

 

武藤は、得点は奪えてませんが勝ち点を奪っている選手ですね!武藤語らずして現在の浦和を語れません。

 

•2試合連続の…

 

92分30秒から給水を行なっているボックス内の選手を見向きもせずに試合を再開させて山中のクロスから関根がヘディングで合わせて同点に追いつきました。

 

山中の最大の武器が2試合続けて結果に表れて良かったなと思います。まさに点と点が繋がったシーンでゴールシーンだけ見るとシンプルと言ってしまっていいゴールだったと思います。

 

この暑さの中で最もしんどいと思われる前半と後半の最後に得点を奪えているというのは、目に見えないものなのでよく分かりませんが、メンタルとか戦い抜くみたいなことができている証拠なんですかね。鹿島戦含めて。

 

一方で、名古屋的に致命的であったのが”試合の終わらせ方”だったと思います。最後ずっと押し込まれ続けて決められたら忍耐が足りなかったと諦めもつきますが、ほんの30秒前までは浦和自陣でカウンターを仕掛けていました。セオリーとしては時間稼ぎのためにCK隅まで運ぶべきだったと思います。

 

前節の鹿島も中途半端なカウンターをミスしてくれたところからのゴールであったので、2試合連続で相手の試合の終わらせ方に助けてもらった部分はあると思います。ホーム連戦を勝ち点「0」ではなく「2」となる助けを貸してくれました。

 

試合は2-2のドロー決着となりました。

 

※今回は交代選手の紹介と狙いは省きました。

 

~試合総括~

 

風間監督が試合後にコメントしたように「後半はよく守れていた」は正解だと思います。しかし、結果に繋がる「守り切り方」をできなかったのが名古屋的には残念なところだと思います。2試合連続理想を捨てて「守り切り」を遂行しようとして失敗しているので、それならば理想を続けていく方が結果を全うに受け入れられやすいのかなと思います。風間監督のチームにはそうあって欲しいです。

 

浦和は鹿島戦から中3日なので、名古屋対策の為に練習をピッチで練習できた時間はなかったと思います。そのような試合こそ、「日頃どのように考えながらプレーをしているのか」、「相手を見ながらプレーできているのか」が分かり得る試合だったと思います。

 

できていること、できていないことは文中に載せたので今回長く総括するより読んで欲しいものを次に用意したので早速次へ。

 

~ズレを作るとしてみんなの武器を生かすには?~

 

マリノス戦までの大槻監督は、ボール保持時にズレを作るためにポジションを動かして最終ラインに数的優位を確保したりすることはしていませんでした。

 

しかし、ジュビロ戦から前触れなく青木が最終ラインに降りる4バック化を形成してからビルドアップを構築することが見られました。そして鹿島戦、名古屋戦と続いているのでこれからも継続はさせるようです。さらに、相手に合わせてプレーをしていた大槻監督就任当初とは違い、ボール保持では最終ラインから足元で繋いでいくことが好ましいというのが、最近の試合と選手コメントや音声から断言できるようになってきたので、大槻監督の理想はその認識で今後進めます。

 

そのような点を踏まえて。

 

練習を見ていない人間なので本当に出過ぎた真似だと思いますが、今回はボール保持での「相手にズレを作るとしてみんなの武器を生かすには?」をテーマに1割だけ私の考えを言及させて頂きます。では。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「橋岡はWBとしは使えない」 

 

このようなコメントが見受けられました。

 

確かに「浦和のWB=ドリブルで仕掛けられる選手」というのはミシャさんによって根付かれたものだと思います。

 

攻撃には強いけど守備に弱い山中。守備には強いけど攻撃には弱い橋岡。安定感の宇賀神。 世間の評価は概ねこうでしょうか。(私は決してそうではないとこのコンテンツで節々に言及してますが。)

 

「浦和のWB=ドリブルで仕掛けられる選手」を象徴する関根が帰還したことにより、反対サイドのWBで起用される橋岡にボール保持面で物足りなさを感じてしまうのは比較対象が巨大すぎて致し方なく、関根帰還以前よりも停滞感や粗が目立つと思ってしまうことも理解できます。

 

でも。。。

 

橋岡がドリブルや仕掛けることが得意ではないとしたら「下手くそ!外せ」ではなくて、正しい方向性かは分からないですが「こうやったら上手く行くかもよ?」と考えた方が楽しくないですか?

 

ということで、、、

 

①橋岡に高い位置のサイドを余り張らせたくないことと&最大の武器を生かしたいこと

 

②槙野が3でも4でもサイドに開きすぎること

 

最近疑問に思っていた槙野がサイドに開くポジショニングと橋岡の最大の武器を生かすこの2点を組み合わせると、3-4-2-1ミラーゲームの相手にズレを作って4バック化から始めたいのなら、青木を降ろすのではなく橋岡を右SB化させた4バックを形成させたらみんなの武器が生きるのではないかと思いました(下図参照)。

 

 

写真に字幕つけている通りです。

 

①相手5枚に対して5枚前線が並ぶのではなく、4枚で各々が中間ポジションに立ち相手のマークに選択肢を与えることができる。

 

②長澤はサイドからフィジカルを使って風穴を開けられる選手でもある。

 

③関根は内側でも抜群にプレーできる。

 

④槙野と関根の縦関係を改善できる。相手のコースの切り方を見て内側、外側とパスコースが確保できる。

 

⑤攻め上がりの槙野は怖い。関根が明確に絞ってくれた槙野も大外を使いやすい。

 

⑥橋岡は高い位置で相手WBと1対1になるよりも時間とスペースが与えられた位置から始めることができる。

 

そして何よりも、

 

「橋岡の最大の武器は?」

 

と聞かれたら、

 

「大きな上下動を連続して足が攣ってもやり遂げる選手です。」

 

と答えます。

 

なので、低い位置からスタートさせて中間ポジションで受けられた長澤や興梠が溜めたときに何度も何度も大外から駆け上がってくれるタスクの方が良いかと思います。相手のWBも最初から自分の目の前にいるよりも、後から勢いよく入ってきた方が捕まえづらいはずなので。クロスの質の問題もありますが、1対1を仕掛けてからのクロスよりも、味方がスペースを作ってくれてできたフリーな状況でクロスを上げた方が断然質は変わるはずです。

 

以上、もっと言及したいことはありますがここまでで。勿論、相手ありきで長所があれば短所もあるので、もし図のようなものを本当に作ったとしても新たな問題点はあります。

 

ただ、現状として橋岡をスタメンから外すことは私は考えられません。理由は、非ボール保持時の対応が大槻監督が就任して以降のWBに求める理想像だからです。

 

で、折角ボール保持時4バック化を形成することに取り組み始めたなら、ボランチを最終ラインに降ろした4バック化にしなければいけないというルールはどこにもないはずなので、青木が列を下げるのではなく橋岡が列を下げてみる4バック化でもよいのではないでしょうか。というお話です。

 

勿論これは個人的な空想ファンタジーの1つです。残念ながら空想ファンタジーは空想のままで自分ではどうすることもできない情けなさや悔しさはありますが、今回言及してみました。 もっと深い話は連絡頂ければ致します。

 

出過ぎた真似をして本当に申し訳ございませでした。

 

•さいごに

 

前節のレビューより投げ銭システムを採用しています。完全無料公開した最後に全てに100円の価値をつけさせて頂いてます。採用理由は下記の記事で30秒で読めるので、理解してなくて今回のレビューが面白いと思って頂いた方は是非前のめりに!

 

今回も読んで頂きありがとうございました。

浦ビュー

初めて浦和レッズを見た方にも読みやすく分かりやすい内容にしつつ、長く浦和レッズを応援して頂いてる方にも満足して頂ける内容を目標に2019年より浦和レッズの公式戦のプレビューとレビューをTwitter上でスタート。
Twitter:@ura_view17

 

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コメント
  1. 1 匿名の浦和サポ(IP:106.132.129.78 )

    読み込むのに時間がかかりますが、いつも面白い話ありがとうございます。別の角度から試合が見ることができて試合を見るのが楽しみになります。

    このコメントに返信

    2019年08月07日 10:06

  2. 2 匿名の浦和サポ(IP:49.106.192.249 )

    ほんと、誰々イラネはやめてほしくて、うまく使うにはどうしたらいいか考えるべき。
    といいながら、槙野の代わりに足の速い左利きを補強しろと私も言ってましたが。
    槙野のポジショニングが問題だって言うのは仰る通り。槙野が改善できるならベストですね。

    このコメントに返信

    2019年08月07日 12:09

  3. 3 匿名の浦和サポ(IP:219.16.6.156 )

    小林祐希今の浦和に合いそうだけどなー

    このコメントに返信

    2019年08月07日 12:14

  4. 4 匿名の浦和サポ(IP:114.185.28.60 )

    橋岡マジで応援してる。気持ちと走力は誰にも負けてないよ。

    このコメントに返信

    2019年08月07日 12:27

  5. 5 匿名の浦和サポ(IP:49.98.142.170 )

    今の浦和の補強ポイントは前線と守備的MFだろう

    このコメントに返信

    2019年08月07日 12:44

  6. 6 匿名の浦和サポ(IP:123.255.134.206 )

    武藤のパスを武藤が受け取ればというチャンスが多数ある。意味わかりますか?
    つまり、動き出しと受けて出してが瞬時判断できる選手がいれば活性するということ。
    そういった意味ではトップ シャドー サイドのビルドアップの欲しがるところに瞬時に相手を切って斜めにパスをだせる柏木は最後のピースだろうと僕は思うわけですよ

    このコメントに返信

    2019年08月07日 13:43

  7. 7 匿名の浦和サポ(IP:116.91.195.240 )

    橋岡のSB下ろしは面白いと思った。
    常にではなくオプションとして考えるのもありだなと。
    岩波、マウリシオとDFでフィード出来る選手はいるのだから。中間ポジションに青木がいると長短でパスが出せるし、橋岡の上下動も活きるね。

    このコメントに返信

    2019年08月07日 14:58

  8. 8 匿名の浦和サポ(IP:133.202.146.8 )

    橋岡は守備面では信頼してみていられるし、上下動のタフさは頼もしい。
    ただ、攻撃面の1対1になると、ドリブル突破はもちろん、
    効果的なクロスすら上げられないシーンが多いのも事実。
    ゴール前の味方に合わないだけでなく、そのままラインを割ってしまうのも珍しくない。
     
    そしてSBにしたとしても、余裕もってクロスを上げられるシーンが増えるとは思えない。
    4バックだと2ボランチでボールが収まらない、というのはここしばらく見てきた光景だし、
    そうなると結局サイド経由→ある程度マークされながらサイドを打開、になるからだ。

    「うまく使う」というのは、最低限の武器があるから可能なこと。
    決して橋岡を非難するわけではなく、期待しているからこそ、
    攻撃面のレベルアップを待ち望んでいます。

    このコメントに返信

    2019年08月07日 15:25

  9. 9 匿名の浦和サポ(IP:126.245.138.4 )

    いつも楽しく拝読しております。
    他のweb記事などと比べ、構成や文章が大きく見劣りするように感じます。読みやすくはないです。。
    内容はとても面白いのですが。。

    このコメントに返信

    2019年08月07日 16:03

  10. 10 匿名の浦和サポ(IP:125.172.40.218 )

    うちもはやくバスケスバイロン獲得しろよ

    このコメントに返信

    2019年08月07日 17:00

  11. 11 匿名の浦和サポ(IP:202.215.165.133 )

    橋岡に関しては同意見
    武藤のシュート並みにホームランだからね
    でも終了間際に相手の攻撃的選手より早く走る
    フィジカルは頼もしいしピッチに置いて置きたい選手
    ハイボールにも強いしね
    これらは練習では伸びない才能だから
    サイドで使うならクロスだね

    そういえば遠藤はどうした?
    契約終了でドイツ二部移籍みたいな話があるが
    うちに帰ってくりゃ念願のボランチでピッタリ

    大分の藤本が神戸だってさ
    シーズン中に札束でぶん殴るさすが神戸
    オナイウも撤収出来ないのか?
    こっちはレンタルだろ

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    2019年08月07日 17:26

  12. 12 匿名の浦和サポ(IP:106.129.179.104 )

    申し訳ないけどストッパーをHV表記するのは浸透してないんでやめてほしい。。。ドイツ語だし。。。

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    2019年08月07日 17:35

  13. 13 匿名の浦和サポ(IP:153.137.246.121 )

    橋岡は下部組織時代からCBでプレーしてきた選手だからクロスがクリアの様な蹴り方フォームなんだよね。
    クロスは身体の向きや腰や蹴り方等のコツを掴めれば良いクロスは上げれるはず。
    ドリブルだって関根みたいに出来る訳ない。ならタイミングをちょい外してスペースやコース取りする様に走るみたいな。
    橋岡のスピードやパワーや体格を活かしたやり方のドリブルだってあるよ。
    練習しかない!頑張れ橋岡!

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    2019年08月07日 17:41

  14. 14 匿名の浦和サポ(IP:1.75.241.62 )

    切り返して左足でもクロスあげられないと厳しいよ

    このコメントに返信

    2019年08月07日 19:04

  15. 15 匿名の浦和サポ(IP:106.130.49.209 )

    自陣でのパスミスやボールを奪われる。そりゃ決定機に繋がってしまうだろ。前線に起点がないから後ろで回す。決定機を作られるぐらいなら前線に放り込めよ
    。セカンドボールを拾いチャンスになる可能性があるんだから。後ろで回していても危険しかないって。
    起点を作る動きやランニングしてスペースを作ったりもっと考えてプレーしようよ。相手が嫌がる事をもっとやろう。

    このコメントに返信

    2019年08月07日 19:37

  16. 16 匿名の浦和サポ(IP:27.141.174.31 )

    そりゃ武藤の動き出しと運動量は認めるよ。
    ただボールロストに関してはどうなの?決定力のなさはどうなの?
    90分のトータルでの判断を聞きたいね。
    武藤が働けばもっと多くの勝ち点を手に入れられたと思うけどね。
    少なくともスタメン安泰っていうレベルの選手ではない。

    このコメントに返信

    2019年08月07日 23:16

    • 16.1 匿名の浦和サポ(IP:49.98.129.206 )

      点を取れていない武藤を擁護する時点で信頼性にかけますよね
      無得点のFWスタメンなんて聞いたことありますか
      完全に間違えてる

      2019年08月08日 09:28

  17. 17 匿名の浦和サポ(IP:49.98.174.239 )

    またフロントはお得意の責任監督に押し付ける奴なんですね。動けよ。ちんたらしてられる状況にないだろ。なにを勘違いしてるんだかな

    このコメントに返信

    2019年08月07日 23:26

  18. 18 匿名の浦和サポ(IP:49.98.174.239 )

    10番の復帰が補強!!!とか思ってんかな。あんなん2年前に死んだ選手だよ

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    2019年08月07日 23:28

  19. 19 匿名の浦和サポ(IP:1.75.209.230 )

    もう今シーズンは現有戦力でってことかな

    このコメントに返信

    2019年08月08日 07:27

  20. 20 匿名の浦和サポ(IP:106.128.175.14 )

    フロントの目標は明らか、赤字を出さないアンド降格しない、それだけ

    いい加減やめてほしい

    そんなんだと強豪のガスや鹿島、鞠にサポ取られるぞ

    このコメントに返信

    2019年08月08日 15:18

  21. 21 匿名の浦和サポ(IP:1.66.100.227 )

    無料でこの量と質、本当にありがたいです

    このコメントに返信

    2019年08月08日 15:33

  22. 22 匿名の浦和サポ(IP:115.30.136.46 )

    とても良い解説、解析ありがとうございます、読んでいて成程と思う点が多かったです、これからも見ます。

    このコメントに返信

    2019年08月08日 22:35

  23. 23 匿名の浦和サポ(IP:14.3.73.181 )

    このレビューなら金を出したい。

    このコメントに返信

    2019年08月09日 03:28

  24. 24 匿名の浦和サポ(IP:106.129.175.89 )

    個人的には全く逆で橋岡もっと前に出して欲しいんだよね
    西川のキックのマトにするのもそうだし、
    ある程度即時奪回目指してるように見えるんで、オンボールで橋岡にドリブルさせるんじゃなしにエリア内に突っ込んで行ったりとか、相手に詰められる前にダイレクトでクロス上げるとか
    4バック化してるのは両サイドを高い位置に出すためだと思うんだけど、それにしては両サイドCBが高い位置取らなくて青木鈴木から槙野岩波に横パスでしか繋げないから逆に相手に狙われやすくなってるし、両サイドの位置が中途半端になってる
    ていうか槙野関根うまく行ってない問題は槙野山中うまく行ってない問題とも繋がるところですよね
    宇賀神みたいに攻撃時にカバーしてる範囲が広くない選手じゃないと対応できてないように見える
    せめて左サイドなんで左足パスができるだけでも違うと思うんだけど
    横パス受けるときにタッチラインを背にしてトラップするのが常になっちゃってるんで、あれ直さないと左サイドのアタッカーに物理的にパスができない

    このコメントに返信

    2019年08月09日 12:56

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