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浦議ニュース2017 02/23  03:44

「浦和は弱かったけど試合は面白かった」(滝さん)前編【レッズサポーターの輪】

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Jリーグ初年度から浦和レッズを追いかける河合貴子さん。
その河合貴子さんによるレッズサポーターインタビューが今年、浦議でスタートします!



私と滝さんとの出会いは、今から10年以上前のことだったと思う。浦和美園のフットサル場で現役引退をした福永泰氏(現仙台コーチ)が開催したスクールに滝さんがいた。若者たちに混じりボールを追いかける滝さんは、見た目は若いが60歳ぐらいだった。すごく気さくで面倒見が良い滝さんは、お母さん的存在に思えて、つい「お母さん」と呼んでしまった。すると滝さんは「私は、貴方たちのお母さんじゃないよ」と少し怒った口調で言ったのだ。「老若男女関係なく、ボールを一緒に蹴る大切な仲間なのだ」と深く胸に刻んだ瞬間であった。フットボールを通して人生を謳歌する滝さんから『赤い絆』を始めたい。

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▼浦和との出会い
河合:滝さんが浦和を応援し始めたのはいつから何ですか?

滝:Jリーグが出来るという時に息子が「Jリーグ出来るんだけど、僕は浦和レッズを応援するけど、どうする?」と言うから「良いよ、応援して」という話をしてからですね。埼玉県民だったからね。

河合:どこに住んでいたのですか?

滝:新座市。ちなみに目の前が畑で、その向こうは練馬区。そこら辺は、今ではFC東京の管轄かな。当時はサッカー未聞の地で、ジムに行ってもサッカーの話にならないし、浦和のユニフォームを着てはならないようなところ(笑)。でも、息子は三菱ダイヤモンドサッカーを観てたみたい。だから、息子はそのまま応援するチームが、浦和になったの。それまで私と息子は、沿線の端っこにある西武ライオンズを応援するために球場まで通っていた。一緒に行っていたのは、息子が中学ぐらいまでかな。高校、大学になったら一緒に行かないじゃないですか、一人で野球を観に行ってもつまらないし段々行く回数が減っていったところにJリーグが出来たの。それで、息子が「応援に行く?」って言うから行ったの。でも、あのころは、チケットが取れなかったですよ。だから、チケットが取れる国立競技場とか天皇杯とかナビスコとか専門だった。あと時々、鹿島とか清水とかに車で行きました。

河合:最初に観たJリーグの試合を覚えています?

滝:浦和の試合ではないんですが、国立でヴェルディ川崎の試合だったかな。友達が、たまたまチケットが手に入ったからって誘ってくれたの。

河合:浦和のチケットが手に入らない中で、Jリーグの試合に行ってみてどうでした?

滝:面白かった!タカ姉が生まれる前かな。昔に大学サッカーとか観たことあって、オフェンスとディフェンスが完全に分かれていたような気がするの。違うかなぁ・・・。記憶違いかも知れないけど、とにかくあの頃のサッカーって面白くなかった。話が少し逸れるけど、私は西宮の出身なんだけど高校サッカー選手権が西宮でやっていたこと知ってますか? それで中学生のころ、お正月休みに着物を着てみんなで観に行ってたの。

河合:もともと滝さんって、スポーツ観戦がお好きだったんですね。

滝:喘息で身体が弱くって、自分が出来ないけど観るのは大好き!うちの親が、テレビが出来た年に買ってきてくれて、良く観てたし、観るのは何でも好きだった。だから、Jリーグが出来たときに、息子に誘われて観に行ったの。

河合:開幕当初の浦和って、弱かったですよね(苦笑)。

滝:弱かった・・・。国立の帰り、ヴェルディサポーターに「あんな弱いところ、なんで応援するんだよ」って言われて、なおさらレッズを応援しようと思った (笑)。浦和は、弱かったけど試合は面白かった。

河合:あの当時、印象に残っていることありますか?

滝:DFは、恐かったよね。言っちゃ悪いけど、イケメンじゃなかった。あの頃、サッカー界全体にイケメンが少なかったけどね。その頃は、ほとんどTVで生で見る浦和の試合はアウェイの試合ぐらいだった。

▼J1復帰を決めた時は泣いていた
河合:93年の当時は、GKに土田さんがいて、FWに福田さん、堀さん、柱谷さん、中盤に広瀬さんや名取さん、望月さんたちがいて、DFに田中さん、村松さん、トリビソンノ。あっ!外国人選手にはフェレイラとモラレスがいた時代ですね。

滝:息子は、広瀬さんや名取さんが大好きだった。負けても面白かった。やっぱり高
校サッカーとかと違うと思ったし、どんどんはまっていった。大宮公園サッカー場にも観に行った。でも本格的に行きだしたのは、J2に降格した時でシーズンチケットが取れてから。

河合:浦和のシーズンチケットをキャンセル待ちしていたんですね。

滝:シーズンチケットを申し込んでいても、全然取れなかった。ずっと待っていた。やっと、駒場に行きだしたんだけど、席が駒場の上だったから階段が上れずに体力をつけないといけないって、スポーツジムに行きだしたの(笑)。

河合:ヴェルディのサポーターに馬鹿にされて、チケットも取れず、しかも結果が出なくて弱い浦和をそれでも応援し続けていたのはなぜですか?

滝:テレビ埼玉さんのお陰じゃないですか?テレビ埼玉が中継をやってなかったら、ここまではまってないと思う。浦和贔屓でで放送するじゃないですか。

河合:その当時、滝さんが好きな選手って誰だったんですか?

滝:特に誰って感じじゃなくて、みんな上手いなって感じで観ていた。好きな選手の第1号は、岡野さんですよ。自分が動けないから、岡野さんを観て「早いな~。早いだけでサッカー選手になれるんだ」って思った(笑)。岡野さん、トラップミスとか多かったですよね。

河合:いやいや、あのスピードだからトラップ出来ないんですよ。

滝:そっか、あのスピードでもう少し上手かったら凄いのになって思っていた。背番号付きのユニフォームを初めて買ったのは、岡野さんのだった。

河合:滝さんが、シーズンチケットが取れたのは浦和がJ2に降格したからだけど、J2に降格した時はどんな感じでした?

滝:すぐにJ1に上がって来るって思っていた。ママ友を誘って、あっちこっち行きました。楽しかったですよ。どこに行っても「良くきてくれた」って歓迎されてみんな声を掛けてきてくれた。浦和であり得ないけど、いろんなチームがいろんな物をくれるんですよね。虫かごに入ったカブトムシやTシャツ、甲府では桃をもらった。まぁ、年寄りだからアウェイの遠征は、観光をかねてですね。J2に落ちて、シーズンチケットが入って、そこからずっと行ってますね。J2は、楽しかったけどもう二度とやりたくないと思った。今でこそJ2は良くなっているけど、あの頃のJ2は酷かった。トイレがあっても少ししかなかったり、ゴール裏にはスタンドもないし、芝生だったり、私は小さいから立ち見だと見えない。J2は、どさ回りみたいな感じだった。

河合:確かに、陸上競技場で試合前日にバルサン焚いたとか、ピッチも凸凹で選手が気の毒だった。

滝:あの頃は、本当に酷かった。スタジアムに入ったら、トイレを我慢しないといけないし、食べ物もないしね。今は、J2のスタジアムは本当に綺麗になった。

河合:忘れられない試合って何ですか?

滝:J2に落ちた試合はテレビでしか観てないから、J1に上がった試合。紙吹雪をした。友達と一杯作って持って行きました。駒場の2階からパッーと撒きました。

河合:あの時の紙吹雪は、滝のようでしたね。

滝:その頃知り合って仲間に入れてくれた若い人たちが、紙吹雪を撒くことを教えてくれて、新聞紙をこのくらいに切ってとかね。J1に昇格した時は、泣いてました。

河合:あの頃はサポーターが自主的にこういう応援をしようってやっていた気がする。

滝:ゴール裏の恐い人たちみたいだけど・・・。私、実家が西宮だから対ガンバ戦を良く観に行ってたんです。母とか弟と甥っ子とサイドで観ていたら、ゴール裏からやって来たサポーターが「お母さん、頼むからこっちに来て」って、当時はまだ人数が少なくてゴール裏が一杯にならないんですよ。「最初のウォーだけで良いから」ってゴール裏に連れて行かれてゴール裏で最初の10分ぐらいいた(笑)。今は、どこに行っても一杯だけど、最初の頃は少なかったからね。

後編「62歳からボールを蹴るようにもなりました」(滝)後編【レッズサポーターの輪】



河合貴子

1992年Jリーグ開幕から地元ケーブルテレビの番組MCとして浦和レッズに密着取材をし続ける名物リポーター。姉御肌のキャラクターから、選手、サポーターから「タカねえ」の愛称で呼ばれている。

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