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浦議ニュース2016 11/04  23:19

『リーグ戦満員は雰囲気が違う。満員だからこそ、その世界に没入できるのだ』Jリーグ浦和vs横浜FM【山中伊知郎の素人目線2016】

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山中伊知郎レッズコラム2010



▼ルヴァン杯決勝とは違う雰囲気
さすがにきょうばかりは、10年前に味わった、あの超満員の観客が醸し出す、スタジアム全体が宙に舞っていくんじゃないかといったパワーが鮮やかに再現された。

ルヴァンカップの決勝と比較しても、まったく違う。

ルヴァンの時は、まだちょっと賑やかな「お祭り」感覚であったが、きょうはより緊張感の強い「バトル」の趣があった。やはり、リーグ戦とカップ戦では重みが違うのだろう。

あまり早く行っても時間を持て余してしまう。南側自由席の中で、いつもみたいに階段通路沿いの端に座りたい、などとワガママいわずに、どこか席に座れればいいや、と埼玉スタジアムにやってきたのが試合開始1時間半前。

予想外だったな。

席に座っている人はまだ少ないものの、すでに南側自由席のほぼ全部がテープなどで「席とり」されているのだ。これはうかつに座れない。今シーズン、今までこんなことはなかったので、あわててしまった。

すると、何と7月のアルディージャ戦で席探ししているときにも声をかけてくれた方が、また「ここに座ったらどうです」と声をかけてくれた。まったくありがたいことで、しかもその席は通路沿いの端っこ。すぐにお言葉に甘える。

ありがとうございます!

さっそくMDPを買う。ルブァン決勝は、着いたのが遅くて売り切れだったが、きょうはいつもよりたくさん刷ってたろうし、すぐに買えた。で、その後1時間以上は、場内をぶらつく。普段はそんなにたくさんのお客さんがいない二階コンコースの売店でも長い列ができてた。

トイレの話で申し訳ないが、試合開始前30分くらい。女子トイレに行列ができているのはたまにあるとして、男子の方も出来てるところがあった。

外に出て南門の方をながめると、またあとからあとから、たくさん人が来てる。

この光景も、10年ぶりの気がする。

もしCSがなければ、きょう勝ちさえすれば優勝なのに、とチラッと頭をかすめたものの、とりあえず「シーズン勝ち点トップ獲得」は大切なテーマ。2位に落ちるとCSは準決勝では鹿島が相手。どうも、やられそうな不安があるし。

▼マリノスの戦術に怒り
試合開始10分ほど前に席に戻る。

アッパー席がほぼ満杯なのがとても印象的だった。日本代表戦ならともかく、レッズの試合であそこまで人がいるシーンを近年見たことがない。

いつもの試合と比べて、試合開始ギリギリで席探しのために歩き回っている人は、かえって少ない。着席率が高いというか、もうみんな早めに来て座っているのだ。

子どもの姿は、あまり見かけない。この試合をどうしても見たい大人たちが集まってきたらしい。カップルもあまりいない。数人のグループが目に付く。

試合開始。

どうも、マリノスの狙いにうまくハメられたように見える。マリノスはもっぱら守備的にゴールのまわりをガッチリと固め、興梠や武藤、高木を自由にさせない。その分、左右両端の駒井、関根は割合自在に動けるものの、なかなか決定的なチャンスは作れない。

私はだんだんハラが立ってきた。レッズではなく、相手方のマリノスに対してだ。

まるでスコアレスドローを狙っているかのような試合ぶり。あなたがたは、それで勝ち点1をとって、いったい何をどうしたいのだ?
優勝とも降格とも関係のない、いわば消化試合。だったら思い切って若手を起用するとかして、少々のギャンブルをおかしてもいいから、どんどん攻めてきてほしい。どこに守るものがあるのだ?

興梠なんて、常時3人くらいに挟まれて、身動きも取れないようになってる。

前半を0-0で折り返したので、レッズ・サポのフラストレーションは高まるばかり。

▼勝って決めたかった気持ちもある
後半、ようやくマリノスの堅い守りに隙間ができ出したところを、まず武藤が崩しに入り、李の良いパスから関根がシュート、そこに柏木がうまくつめてゴール!

さすがにいつもはゴール決まっても立ち上がらない私も立ち上がってしまった。ようやくの得点。これでマリノスも集中が切れて、「さっさと試合を消化しよう」となってたくれればめでたしめでたしだったのだが・・・。

まだ20分以上も時間が残っているところで、武藤を青木にチェンジしてしまった。つまり「守り」に入ったのだ。

これでせっかくとれていたバランスが、微妙に狂った気がする。レッズの選手全体が後ろ向きになってしまったのだ。背後をとられるのだけは避けよう、と。

そうなると、逆に意識過剰になって、スコーン!とパス一本でカウンターくらってしまった。難しいもんだな、選手交代も。

これはどうやら引き分け。フロンターレがガンバに勝っているとすると、年間2位か。

場所はたとえ埼スタでも、準決勝の相手の鹿島は、タイトルがかかった試合になるといつもの倍、力を出すから、こりゃやっかいなことになったぞ、とガッカリションボリ。

ところが、階段通路を隔てた端の席に座っている女性客が、スマホみながら友達と、話してる。

「ガンバが逆転したみたい」

2点負けてたのを逆転したとしたら、3点取ったってことか?そんなバカな、とスルーをしつつ戦況を見つめる。1-1のままスコアは動かず、ついにアディショナルタイム。

すると、途中からレッズは攻撃をやめて、ボールキープの時間稼ぎをし始めた。そこで初めて「ガンバ逆転」がどうやら確かな情報らしい、とわかったのだ。

試合終了の瞬間は、レッズベンチは大喜びながら、どうもこちらは不完全燃焼。すっきりと「勝って決める」姿を見て盛り上がりたかったのが正直な気持ち。

ライバルが勝手に転んでくれた運動会の徒競走みたいだった。

家に戻ってやらなきゃいけない仕事もあり、試合が終わってすぐ、私は席を立った。セレモニーは見てない。

きょうの、南側自由席の、早くからヒモやテープを張りまくっての「席取り」については、ちょっとやり過ぎなんじゃないの、との抵抗感はあった。

ただ観客5万6千人あまりの熱気っていうのは、とても心地よい。芝居でもお笑いでもそうだけど、ガラガラの客席でいくらレベルの高い芸を見せられても、その世界にはのめり込めない。満員だからこそ、その世界に没入できるのだ。

さーて、となると、今度の埼スタは12月3日の夜か。テレビ中継の都合があるにしても、12月の夜の試合っていったら、冷え込みまくりだろう。どのくらい厚着してったらしいイイか、前もって考えとかなきゃ。



山中伊知郎

昭和29年生まれ。93年のJリーグ開幕時から、シーズンチケットでレッズを見続けている。職業はライター。山中企画という会社を作って、自分が制作費を投下して本も出版している。山中企画では10月には、かつて竹書房で出した『小説・コント55号』の改訂版を出し、11月にはかつてのGS(グループサウンズ)について書かれた『最後のGSといわれた男』を出す。どうも関心が昭和40年代に向いているみたい。また、「離婚」ならぬ「Re婚」をテーマにした本も出す予定。Re婚とは「別れる」だけでな「夫婦がもう一度やり直す」という意味もある。お笑いライブ『ちょっと昭和なヤングたち』(MC・イワイガワ)も開いている。62回なった次回は11月21日(月)。お江戸上野広小路亭。

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