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浦議ニュース2016 09/26  18:09

【轡田哲朗のレッズレビュー】Jリーグ浦和vs広島『ポンテや平川に学んだ宇賀神が関根に伝えたいこと チームで受け継いでいきたい経験』

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▼「好きなようにやられてしまった」と完敗を認めた関根
浦和レッズが3-0で勝利した25日のサンフレッチェ広島戦後、チームの結果とは裏腹に関根貴大は「今年で一番やられた試合でした」と話した。それもそのはずで、左サイドで先発した関根は対面したミキッチに決定的な突破を許し、右サイドにポジションを変えるまでは守備の穴になってしまっていたからだ。

「PKも与えましたし、好きなようにやられてしまった。やられるだけやられたので何も言い訳できないですし、守備での差を凄く感じました。基本的に、相手が(ボールを)持ってからを意識していたら、その前のところでやられてしまった」

関根はミキッチのドリブル突破ではなく、オフザボールの駆け引きで前半25分、同30分、後半3分と3度にわたって危険な突破を許した。1度目と3度目は西川周作のセービングに助けられたが、2度目のシーンではミキッチを倒してPKを与えてしまった。浦和は後半5分に興梠慎三のゴールで2-0とし、その直後に関根のポジションが変わる交代となったが、遠藤はそのゴールの前からすでにベンチ前で準備をしていた。つまり、3度目の突破の時点で交代は決断されていた。百戦錬磨のベテランプレーヤーとの対決は、関根から見れば完敗に終わってしまった。

その後に左サイドにポジションを移した宇賀神友弥は、前日に関根から"ミキッチ対策"について相談があったのだと明かしている。そして、PKの場面ではゲームが切れている間に関根を呼んで何事か話しかけていた。

「前日からミキッチ選手への守備を僕に聞いてきていて、縦のスペースに走らせて得意なプレーをさせるとリズムが良くなってしまうので、そこを止めることを言っていたんですけど、関根が思っていた以上に駆け引きがうまかったのだと思います。そこでPKも取られてしまったので、もう少し距離を取ってスペースを消して、走らせない駆け引きをして、足元にボールが入ってから行けという自分が心掛けていることを伝えました」

そうしたアドバイスも、関根は結果的に生かしきれなかった形になる。しかし、それも仕方ない部分があるだろう。サイドバックとしての関根と宇賀神ではサッカー人生の中での経験値が違いすぎるのは事実だ。宇賀神は交代による試合中のポジションチェンジにも戸惑うことなく対応し、自身が関根に送ったアドバイスを実践するようにしてミキッチの脅威を抑え込んだ。

▼宇賀神が関根に学んでほしい守備の駆け引き
宇賀神は、「僕も最初からできていたわけではないので」と、ガムシャラなプレーが目立っていたプロデビュー当時に、駆け引きの大切さを先輩プレーヤーたちから学び、自らの生きる道としてきたのだと話した。

「自分は能力が高い選手だとは思っていないので、そういう駆け引きで相手より一歩を上回るのが大切だと感じてきたんです。プロの1年目で試合に出ていても、よくポンテ選手に『全部を一生懸命やりすぎるな、相手と駆け引きしながらやるんだ』と言われましたし、ヒラさん(平川忠亮)のプレーを見ながら学んできました」

関根は、自分と宇賀神との守備面での差について「ポジショニングが全てだと思いますし、読みの力やタイミングで、狙ってくる相手に対して良い位置にいる。ミキッチ選手も、レッズ戦で活躍しているイメージがなかったので、それだけウガ君の駆け引きがうまいんだと感じます」と話した。

しかし、宇賀神は関根の能力の高さを認めるからこそ、守備時に目を配ってほしいことがもっとあるのだと話した。それはまた、宇賀神がプロの世界で生き残ってきている真骨頂とも言える部分だ。

「関根はへこんでいたけど、これをいい勉強台にしてほしいと思います。攻守ともに能力だけでやっている部分があると思うので、相手のとの駆け引きやポジショニングはまだまだだということをミキッチ選手に感じさせられたと思います。ボールホルダーのファーストタッチの置き場所、コントロールの仕方や、目線なども感じながらプレーしないと、ああいうシーンを作られてしまうので。ポジショニングだけでなく、相手との心理的な駆け引きも今日の試合で学んでほしいと思います」

宇賀神は頭を使ったプレーで生き残ってきたという自負がある。だからこそ、稀有な能力を持つ関根がそうしたプレーを身に付ければ、さらに上のランクの選手になれると期待しているからこそ言葉だろう。宇賀神が先輩プレーヤーから学んできたように、関根もまた宇賀神から学ぶことは多いはずだ。

チームの中でベテラン選手から若手選手に受け継がれていくものの一つに、こうした経験があるはずだ。宇賀神がポンテ選手や平川から学んだものが関根に受け継がれていくならば、それはチームにとって大きな財産になるはずだ。


轡田哲朗

1981年10月30日生まれ、埼玉県出身。浦和生まれの浦和育ちでイタリア在住経験も。9つの国から11人を寄せ集め、公用語がないチームで臨んだ草サッカーのピッチで「サッカーに国境はない」と身をもって体験したことも。出版社勤務の後フリーに。

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