浦和レッズについて議論するページ[浦議]

レッズサポ集いの場! 総アクセス数= 総コメント数=

浦議ニュース2014 09/08  09:39

フットボール批評『URAWA BOYS元リーダー角田修一氏インタビュー』→公式発表とは違うサポーターグループ解散の経緯など

  • 405
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

9月4日に発売となった新サッカーオピニン誌『フットボール批評issue01』(カンゼン)。

その巻頭企画はミカミカンタ氏がURAWA BOYS元リーダー角田修一氏にインタビューを行なうとともに、クラブや周辺への取材も加えサポーターグループ解散の経緯からクラブとサポーターの関係を問うものになっています。

このたび、フットボール批評編集部の許可を頂き、前半部分の一部を抜粋して掲載いたします。


[ クローズアップ]不条理なレッドカード(フットボール批評issue01)
「俺についてきてくれ!」
 浦和レッズ最大のサポーターグループ『URAWA BOYS』リーダーの角田修一は今シーズンの第3節・アウェイ広島戦に勝利した後で遠く広島まで駆けつけた仲間たちに向けてそう叫んだ。今は海外に去った原口元気のゴールによる劇的な勝利の興奮も手伝ったのだろう、前節の事件がもたらした未曽有の状況の真っただ中で叫んだ角田の瞳には涙がにじんでいた。後に角田はそのゲームを指して「あの試合は僕の宝物です」と私に告げている。

(中略)

 これから今回の〝横断幕事件〟を契機に起こったことについて、取材をもとに当事者に確認したことを書く。だが、横断幕そのもののことについてここでは深く触れない。ここに書くのはクラブとサポーターの関係についてのことだ。よってここでいう当事者とは横断幕を掲げた人間やそのグループのことではなく、冒頭に書いた『URAWA BOYS』(以下、UB)リーダーの角田修一とクラブのことを指す。現在、その両者の間で起こっていることは浦和レッズのみならず、クラブとサポーターの関係という点において他クラブを取り巻く状況にとっても決して無関係なことではないと私は思うのだ。

(中略)

 浦和レッズは問題となった横断幕の件以降、第4節の無観客試合・清水戦を挟んだ3月28日に、先に述べたクルヴァを形成していたサポーターグループ全11グループの自主解散を公式発表としてリリースした。そこには「ゴール裏中心部のサポーターと今後のありかたについてコミュニケーションを図っておりましたが、昨晩(3月27日)サポーターグループ11チームよりチームを解散するとの申し出がありました。当該チームより『過去のトラブル及び今回の事案について、当事者としての責任を認識し、全員で解散を決めました。今後は、差別撲滅に向けた取り組みを含め浦和レッズのために行動していきます』とのコメントがありました」との一文がある。それは、解散はクラブが言い出したものではなく、あくまで当人たちの自主的な意思による解散であると強く印象付けるものだった。

▼公式発表とは違うサポーターグループ解散の経緯
 3月11日、私はクラブの広報担当者に電話をしている。その時に担当者は「今後についてはこれからいろいろと検討してクラブの公式サイトで順次発表していきますので、個別の取材については現時点でご遠慮させていただいております」といった内容の話をしている。今回、この原稿を書くにあたってフットボール批評編集部を通じてクラブに申請した取材についても別の広報担当者が同様の理由で断っているし、NHKの番組『クローズアップ現代』ほか、いくつもの取材を断っていることから、その姿勢に関しては一貫してブレがないといえよう。クラブの方針・判断については(淵田敬三代表の記者会見を除けば)公式サイトのみが唯一のスピーカーだ。だが、公式発表だけが実際に起こっていることではもちろんない。

 角田修一はこれまで(今回の問題以前から)たくさんあったメディアの取材依頼をごく一部を除いてほとんど断ってきた。ツイッターもフェイスブックもやっていないし、個人としてのブログもやっていない。毎試合、浦和の数万人というサポーターを牽引してきたその役割を考えれば極端に露出の少ない人物であると私には映っていた。その角田が「今、(浦和の)サポーターには強い不安を抱えている者が多くいる。その不安を少しでも解消できるなら」という理由で取材に対する私の執拗な説得を受けいれた。

 角田はクルヴァの解散発表以降(つまり発表翌日の神戸戦から)一度も浦和の試合には足を向けていない。クラブ公式では発表されていないが、角田は事実上の〝スタジアム入場禁止処分〟(いわゆる出禁)となっているのだ。それについてクラブスタッフに直接問い合わせた人物に話を聞くと「クラブスタッフはあくまでクルヴァは自主解散、角田さんも自主的に入場を自粛していると言っていた。それで僕が、『自粛なら角田さんが戻ろうと思えばいつでも戻れるということですか?』と訊くと口を濁していました」とのことだ。彼はどのグループにも属していない、いわゆる〝一般サポーター〟である。「その時に、『横断幕事件の実行者グループと角田さんのグループは直接関係ないのにどうして角田さんが自粛しなきゃならないんですか?』と訊いたら、『去年、清水の選手バスに爆竹を投げ込んだ事件がありましたけど、彼らが乗っていたバスにURAWA BOYSのメンバーもいましたから』と言っていて、そうなのかと思いました。僕はそのことを知りませんでしたから」とも。だがそのスタッフの認識が間違いであることは後に角田に確認をして明白となっている。そのバスにURAWA BOYSメンバーは誰ひとりとして乗ってはいなかった。

 角田は3月26日夜、クラブに呼び出されてUBの代表として埼玉スタジアム2002にあるクラブ事務所の一室に向かった。角田が部屋に入ると後からクラブ代表取締役社長(浦和では代々、社長と呼ばずに代表と呼んでいる)の淵田敬三をはじめ、クラブ上層部の人間十数名が次々と入室し、なぜかその中には1月に退任したはずの前代表・橋本光夫氏の姿もあった。

(中略)

 角田は後の「言った・言わない」という、ありがちな誤解を避けるため、ほかに2人の人間を同行させてその場に臨んだのだが、それに先立ちクラブスタッフから「(無観客試合が終わったことで)禊みそぎが終わったと思わないで欲しい。けじめをつけてもらいたい」といった内容のメールを受け取っており、その後、電話でも同様の話をされている。その電話では「すでにUB以外の他のグループは解散の意向を示している。UBもそうするんだろう?」とも言われていた。角田がクラブ事務所に出向いた時には、その二日後に公式リリースで解散が発表されることになる他のサポーターグループのほとんどはすでに解散届に署名を済ませており、残っているのはUBほかわずかなグループだけだった。

「では回答をください」と進行役の運営責任者が口を開いた。角田はそれに対して「本日をもってURAWA BOYSを解散します」と答えた。

 先のメールと電話があって以降、角田はUBのメンバーと相談を重ね、その回答を用意して臨んでいた。他のグループが軒並み解散を表明している状況にあって自分たちUBだけが解散を拒否すれば最大多数であるUBの全メンバーが入場禁止処分となってしまうのではないかという懼れが角田にはあった。

(中略)

 私の手元にはその時の面談や、その前後の一連のやりとりを記した文書がある。これはその時々の話し合いに参加していたサポーター、もしくは参加していたサポーターにごく近い者が話を聞いてまとめたものだと思われるが、内容を角田に確かめると、長い間を置いてから確かにその通りのやりとりであったことを認めた。クラブの人間(角田との面談で進行役を務めた元運営責任者。角田の直接的な対応はすべてこのスタッフがひとりで行っている)もこの文書の内容に関してはその通りであると認めているとのことだ。

 その文書には角田が入場禁止に至った経緯が詳しく記されている。それによると、元運営責任者は角田にスタジアムへの入場禁止を「勧告」した上で、(中略)。

 以上のことから鑑みるに、クラブが公式発表としてリリースしたクルヴァの11グループ自主解散や、公式には発表していない角田の「入場自粛」がサポーターの自主的な判断によるものだとは私には到底思えない。

 実際の経緯と公式の発表に乖離(もしくは秘匿・隠蔽)があることは、これからサポーターと新たな信頼関係を築いていく上で大きな問題ではないだろうか。


以上が前半部分の一部となります。

下記が後半部分の見出しになります。
○クラブ主導で新たなサポーターグループのリーダーが決まる?
○レッズは何を変え何をどう動かしてその結果どうなったのか?

全文はぜひ
『フットボール批評issue01』(カンゼン)
を御覧ください。
フットボール批評issue01 アギーレを殺すのは誰か?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

サッカー注目記事ランキング

    おすすめサッカー記事

過去記事

2017
07/ 08/ 09/

2017
01/ 02/ 03/ 04/ 05/ 06/ 07/
2016
01/ 02/ 03/ 04/ 05/ 06/ 07/ 08/ 09/ 10/ 11/ 12/
2015
01/ 02/ 03/ 04/ 05/ 06/ 07/ 08/ 09/ 10/ 11/ 12/
2014
01/ 02/ 03/ 04/ 05/ 06/ 07/ 08/ 09/ 10/ 11/ 12/
2013
01/ 02/ 03/ 04/ 05/ 06/ 07/ 08/ 09/ 10/ 11/ 12/
2012
01/ 02/ 03/ 04/ 05/ 06/ 07/ 08/ 09/ 10/ 11/ 12/
2011
01/ 02/ 03/ 04/ 05/ 06/ 07/ 08/ 09/ 10/ 11/ 12/
2010
01/ 02/ 03/ 04/ 05/ 06/ 07/ 08/ 09/ 10/ 11/ 12/
2009
08/ 09/ 10/ 11/ 12/