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山中伊知郎の素人目線「対鹿島戦」

山中伊知郎の素人目線「対鹿島戦」3

山中伊知郎レッズコラム2010

イッチ-こと山中伊知郎さんの対鹿島戦コラムが到着しました!
電車で鹿島に行って帰ってきてすぐ書いた、できたてほやほやになります。

以下、コラムです。
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▼鹿島は近くて遠い
サッカースタジアム駅はともかく、少なくとも鹿島神宮駅は早くスイカやパスモが使えるようにしてほしい。いや、まったく行くたびに思うのだが、電車使うと、カシマくらい、往復が面倒なアウェーの会場はないな。かえって名古屋の瑞穂あたりのが、ずっと楽だ。

きょうは武蔵野線経由で西船橋に出て、そこから千葉へ行き、鹿島神宮行きに乗る。車内は案外すいていて、しかもレッズ・サポらしき人たちの姿がほとんどない。電車で来る人はやっぱり少ないんだろうな、と納得。
しかし、3時に鹿島神宮駅についても、そこからわずか一駅のサッカースタジアム駅に向かう電車が30分後。だったら、駅前にスタジアム行きのバスでも出てるだろうと改札を出ようとしたら、パスモが使えず、精算に手間がかかってバスに乗り損ねる。180円払って、もう一回、駅ホームに戻りましたよ。接続が悪くて不便で、いいとこなしだよな。


▼空気を掴んでいるチームと掴めてないチーム
買っていたチケットは、正面2階席のアウエーサイド。雨だし寒いし、持っていたカバンをずっと抱きながら見てた。中高年には最悪の観戦コンディション。ただ、国歌斉唱が秋川雅史だったのが、意外にビックネームな上に「君が代」にピッタリだったのが、やや嬉しかった。何年か前にカシマに来た時、確か西城秀樹だったことがあって、「ヒデキはねーだろ」とややアタマに来たことがあったのだ。「君が代」はクラシック歌手のがイイ。

試合は、もう、何ていうか、空気を掴んでいるチームと掴めてないチームとの闘いというのでしょうか。私は以前、小堺一機さんにインタビューした時、なるほどと感心したことがある。それは小堺さんの単独トーク・ライブが終わった後の言葉だったのだが、
「ぼくは、たとえ5分しゃべるつもりで予定したネタでも、お客さんの反応が弱いと30秒でやめてしまうこともあるし、逆に30秒のネタを5分にすることもある」
つまり、「空気を掴んで、臨機応変に対応できる」ってこと。これがプロなんだな。どんなに面白いネタを持っていても、ちゃんと空気を掴んで、言うべきチャンスに言わなければ宝の持ち腐れになる。

その意味で、アントラーズは「空気を掴んで」いた。試合開始まだ間もない、ゲームそのものが浮足立っていた空気の中で、しっかりまず1点とっておき、後半の、ここで試合を決めようという空気を掴んだら嵩にかかって攻めて2点目。
レッズは、宇賀神も一生懸命攻め上がっていたし、柏木の動きもよかったし、シーン個々ではよくやっていた気もするのだが、そういう「空気を掴む」ことができていない。海流でいえば、満ち潮の時に攻撃しているのがアントラーズで、引き潮なのに、それに抵抗しながら攻撃しているのがレッズというべきか。点は満ち潮でしか入らない。

ただ一つ、「これはウマい」と感心したシーンはあった。後半10分くらいか、まさにアントラーズがそろそろ嵩にかかって攻めていこうか、と動き出した時、レッズのゴール横で、たぶん山田暢久だと思うのだが、ゴロンと倒れていたのだ。レフリー、それを見て、あわてて試合を止め、暢久が立ち上がるまで待ってくれた。あれですよ、あの「間」。あの間が空気を掴みかけていたアントラーズの勢いを、一度は止めてくれた。
どこまで意識的にやったのかはわからない。が、立ち上がってから何事もなくプレイしていたところをみると、それほどのダメージではなかったのだろう。ああいう「空気を掴ませない」行為も、プロとしての重要な仕事なのだと思う。

もっともそのへんでも、小笠原あたりの、パスの絶妙な「間」の方が上回っていた。完敗。こういう負け方なら、私もある程度スッキリして次節に臨める。ただ、寒かった。


<了>


山中伊知郎
脚本家、放送作家、フリーライター、お笑いプロデューサー。通称「イッチー」。
浅井企画で若手お笑いタレントの育成も手がけ、関根勤主宰の劇団「カンコンキンシアター」の元座員でもある。
浦和に住み、シーチケ所有のレッズサポーター。主なレッズ関連の著書に
「浦和レッズはなぜ強くなったのか(長崎出版) 」
「浦和レッズ至上主義(風塵社) 」
がある。18歳のときからハゲ。

 

コメント

1.まさに (IP:180.0.155.82)

2010年3月 7日 10:08

「空気」という表現がわかりやすいですね。
鹿島が昨日の集中力と完成度をシーズン通して維持できるんなら、ブンデスでも5位以内ぐらいには入れそうです。

2.まさに (IP:180.0.155.82)

2010年3月 7日 10:08

「空気」という表現がわかりやすいですね。
鹿島が昨日の集中力と完成度をシーズン通して維持できるんなら、ブンデスでも5位以内ぐらいには入れそうです。

3.sos (IP:218.230.120.248)

2010年3月 7日 19:26

試合巧者。まさにそういった部分が今の浦和にはないですよね。ヤマとか都築はそういったゲームの流れを読むことができる選手だと思います。それとポンテ。昨日は最終ラインまでもどったりサイドを駆け上がったりと走りまわりスタミナ切れを起こしてましたが、今の浦和にはゲームメイクできる人はいない。急いでただ攻撃に走る選手や攻撃を仕掛けるきっかけを作るスイッチを入れる選手がいない。ポンテが右サイド最深部まで戻ったりしないようにする為にも右サイドの選手がもっと汗をかくべきだった。オフザボールもしないし歩いてるしチームに悪影響だ。

   
 

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