浦和レッズについて議論するページ

▼上から見て感じたことと、周囲に合わせること
浦和レッズは7日のリーグ第6節ベガルタ仙台戦に1-0で勝利し、今季のリーグ初勝利と、リーグ初の無失点でゲームを終えた。前半30分過ぎからはかなり一方的に攻め込まれた試合だったが、大槻毅暫定監督は「精神性みたいなところを見せてくれたのは嬉しく思っています」とまとめた。

 

仙台は3バックシステムでプレーしてきているが、その相手に大槻監督はミラーゲームとなる3バックをぶつけた。そして、右ウイングバックには今季初出場となる平川忠亮が起用された。そして、何事もなかったかのように90分間プレーした。あと1カ月もせずに39歳になる選手だが、あらためてその経験値を生かしたプレーでチームを助けた。

 

平川はこの試合に入るにあたり、いくつか気をつけようと思っていたことがあるという。それが、これまでのゲームを外から観察していて気づいた部分だと話した。

 

「上から見ていても、落ち着かせる時間が必要だと思っていたので。自分はガンガン仕掛けるタイプでもないし、そういう年齢でなくなっちゃったのもあるけど(苦笑)、今は行くべきではない、慌てるべきではない時間もあったし、サイドが起点になった時にそこが慌てだすとうまくいかないと思っていた。いかにそこで落ち着かせるかと、スイッチを入れるメリハリを出せればと思ってやっていました。

選手にはいろいろなタイプがあるので、周りを見ながらどう守るのとどう攻めるのが良いのかと考えながら。同じシステムでも、そこに入る人によって違うので、特徴に合わせて自然と。今日で言えば槙野(智章)と(遠藤)航が潰しに行く形なので、そこは任せてサイドの相手をすることを考えていた」

 

この日の3バックは、相手の2トップに対して遠藤と槙野の2人が“迎撃”の意味合いが強く、5人のラインをキープして待ち受けるというよりは、降りた相手について潰すという役割を担った。その時にウイングバックまでが食いついていくと、サイドの裏側は非常に不安定なエリアになってしまう。その役割と選手の持つ特性を考慮し、バランスを取ることを重要視してプレーしていたのだという。

 

 

▼上げさせていいクロスと、ダメなクロスの判断
それに加え、サイドの守り方という点で相手の戦力と自分たちの陣容を冷静に分析し、指示の優先順位をつけていたことを明かした。

 

「攻め込まれているけど、やられていないというか、想定内の攻撃しかさせなかったのが一番だと思う。クロスも、縦にえぐられるのではなく持ち替えてのクロスなら、うちの3バックは高さもあるし、強い。普通のクロスならまず負けないだろうという計算もあるので、どういうクロスなら上げさせて良くて、どういうのはダメと頭に入れながら。あとは中を使われず、外、外で攻め込まれるのは想定内。相手にとって攻めているけど攻めきれないというのは、押し込まれながら自分たちの守備が最後までできたと思う。

 

もちろんクロスを上げさせないに越したことはないけど、飛び込んで(ドリブルで)いかれるのは最悪。寄せるところは寄せて、サイドの深い位置の広がったところからのクロスなら、中の3人なら対応できる。そこは意識していました」

 

 

▼「良いお酒を飲んでもらえるように・・・」
前半5分に1点を奪い、そこから30分くらいまでは浦和のゲームだった。しかし、約60分間はほぼ一方的に相手にボールを持たれた。しかし、そこで後方中央での強さをベースに守り切るというのは、同じ3バックでもミハイロ・ペトロヴィッチ監督時代よりも、少しギド・ブッフバルト監督の時に近いものを感じた。もちろん、ブッフバルト監督の時は、もっとカウンターの脅威を相手に与えていたし、試合を全体的にコントロールできていたのは言うまでもないが、相手がボールを持ちながらも「最後はどこかで守り切れるのではないか」という感覚を持つのは少し久しぶりだった。

 

ブッフバルト監督時代を知る平川に、何気なくそんなことを聞いてみると「確かにギドの時と多少は似ているかもしれないですね。あのころは非常に堅い守備をできていたし、なかなか勝てない中でこういう守備をやってみるのは良かったと思うし、大槻さんの上手いところだったと思う」と話した。

 

その大槻監督は、ブッフバルト監督の時の分析担当でもあり、平川は「付き合いが長いし、こういう状況や局面をコントロールできる人だと思う」と話していた。その初勝利について、「大槻さんがこういう状況でやって下さるのは、監督をやる人間としては色々な準備をして、どれだけ自分のサッカーを浸透させるのかが腕の見せ所だと思うけど、連戦でほとんど何もできない状況で引き受けてくれて、僕らに思い出させてくれている。(勝利は)大槻さんにプレゼントしてもらったと思う」と、言葉を残した。

 

そして「特にホームは大勢の方が来てくれるので、最後に一緒に歌って、その後に良いお酒を飲んでもらえるような試合を増やさないといけないなと、今日はあらためて感じましたね」と話す。

 

リーグ戦でホームの埼玉スタジアムで勝利したのは、昨年8月のFC東京戦以来だった。決して格好の良い勝利ではなかったかもしれないが、とにかく今は一つずつキッカケをつかみ、前向きなサイクルを作るしかない。そうした意味でも、頼れるベテランが90分を支えてくれたのは、チームとって大きな助けになった。


※関連リンク

リーグ初勝利の仙台戦 大槻監督が仕掛けた迎撃3バックと暫定監督の役割を考える【轡田哲朗ゲームレビュー/明治安田生命Jリーグ第6節仙台戦】(浦レポ)

 


轡田哲朗

1981年10月30日生まれ、埼玉県出身。浦和生まれの浦和育ちでイタリア在住経験も。9つの国から11人を寄せ集め、公用語がないチームで臨んだ草サッカーのピッチで「サッカーに国境はない」と身をもって体験したことも。出版社勤務の後フリーに。

【守備のツボ】をおさえれば、どんなチームも絶対に強くなる!
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  1. 1 浦和大好き(IP:153.215.243.88 )

    平川選手、勝利おめでとう。そしてありがとう。シーズンはまだまだ続きます。また勝ってください。

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    2018年04月08日 14:23

  2. 2 匿名の浦和サポ(IP:219.194.247.16 )

    ドリブラーが1人でもいれば違うと思う。関根とラファ使ってないんだったら返してくれ。

    このコメントに返信

    2018年04月08日 15:08

    • 2.1 匿名の浦和サポ(IP:125.12.46.84 )

      ラファ使われてないの?

      2018年04月09日 00:39

  3. 3 匿名の浦和サポ(IP:219.194.247.16 )

    神戸戦は大桃と橋岡と岩波の3バックでいいと思う。森脇と槙野は怪我大丈夫なのか?

    このコメントに返信

    2018年04月08日 15:10

  4. 4 匿名の浦和サポ(IP:219.194.247.16 )

    佐藤、大城、荻原、柴戸をもっと使ってあげるべき

    このコメントに返信

    2018年04月08日 15:12

  5. 5 匿名の浦和サポ(IP:219.194.247.16 )

    若手とベテランが融合したらもっと強くなるはず武富、荻原、マルティノス、ナバウトが覚醒したらチームは上向いてくるはず

    このコメントに返信

    2018年04月08日 15:20

  6. 6 匿名の浦和サポ(IP:219.194.247.16 )

    ディエゴオリヴェイラ凄げえハットトリック達成でFC東京が長崎相手に後半途中だけど5対2で勝っている

    このコメントに返信

    2018年04月08日 15:22

  7. 7 匿名の浦和サポ(IP:219.194.247.16 )

    負けたらフロント解任お願いします。大槻さんは勝っても負けても正式に監督就任お願いします。監督解任は無しで。堀の方がつまらなかった。こういう大槻さんのように熱い監督は浦和にはニュータイプでいい

    このコメントに返信

    2018年04月08日 15:30

    • 7.1 匿名の浦和サポ(IP:153.205.53.27 )

      堀もニュータイプだと思う。

      2018年04月08日 16:23

    • 7.2 匿名の浦和サポ(IP:1.75.241.86 )

      ホント都合の良いサポーターだ…
      こういう人がチームを駄目にしていく

      2018年04月08日 18:50

    • 7.3 匿名の浦和サポ(IP:27.94.44.12 )

      なりすまし感がハンパないアンチのコメントだな

      2018年04月08日 19:29

  8. 8 匿名の浦和サポ(IP:219.194.247.16 )

    広島ええ加減に負けてくれ。優勝はあげるから。

    このコメントに返信

    2018年04月08日 15:32

    • 8.1 匿名の浦和サポ(IP:153.205.53.27 )

      優勝あげちゃダメだろ。
      勝っていいから、優勝させてじゃないか?普通は。
      まぁ、今の浦和じゃ無理だけど。

      2018年04月08日 16:21

  9. 9 匿名の浦和サポ(IP:27.93.160.43 )

    全く落ち着かせられてなかっだろ。それどころか解説にバックパスばっかりで全く怖くないと言われる始末。

    このコメントに返信

    2018年04月08日 16:18

  10. 10 匿名の浦和サポ(IP:126.245.72.51 )

    横浜対川崎の試合面白いわ。
    こういう試合が多ければ観る人も増えるのに。

    このコメントに返信

    2018年04月08日 16:19

    • 10.1 匿名の浦和サポ(IP:153.205.53.27 )

      それな。
      めっちゃそれな。

      2018年04月08日 16:22

    • 10.2 匿名の浦和サポ(IP:42.144.80.84 )

      川崎はACLでは中村使わないとか、そうゆうところ完全に内弁慶。情けないチームだと思う。強いとか面白いとか全然認めないわ。

      2018年04月08日 19:10

  11. 11 匿名の浦和サポ(IP:124.84.199.122 )

    ガンバ対神戸見たが、ガンバは80分くらいから運動量が落ちた。
    仙台戦の浦和は60分くらいか。こんな早くへばるのは浦和だけ。
    おじいちゃんず(阿部、平川)と病人(柏木)がいるから仕方ないが、彼らの分を走らないといけない他の選手がかわいそう。
    ルヴァンの広島戦はみんなアグレッシブなプレーで面白かった。
    走れない、戦えない、球際が弱い選手はもうスタメンに入ってほしくないな。

    このコメントに返信

    2018年04月08日 17:28

  12. 12 匿名の浦和サポ(IP:49.97.96.19 )

    平川選手、仙台戦お疲れさまでした
    勝ち点3おめでとうございます

    このコメントに返信

    2018年04月08日 18:43

  13. 13 匿名の浦和サポ(IP:126.245.72.51 )

    走行距離を見ると、青木、阿部、柏木の3選手への負担具合がわかると思う。走らなくなったのはスタミナが無いわけじゃないと思う。

    このコメントに返信

    2018年04月08日 19:36

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